- 販売開始日: 2021/11/05
- 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- レーベル: ディスカヴァーebook選書
- ISBN:978-4-413-03420-3
できる人になるには 勉強してはいけない
著者 久恒啓一
「勉強しても答えが見つからない!」と嘆くのは「論文通りにしたが患者が治らない、なぜだ?」と首をかしげる医者と同じではないでしょうか?「現場主義」が仕事を面白くするー刺激の...
できる人になるには 勉強してはいけない
05/03まで通常1,540円
税込 100 円 0ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
「勉強しても答えが見つからない!」と嘆くのは「論文通りにしたが患者が治らない、なぜだ?」と首をかしげる医者と同じではないでしょうか?「現場主義」が仕事を面白くするー刺激のある思考を生むヒント
関連キーワード
- SS250421over90
- cp10784080
- SS250421all
- SS2502over90
- cp10781025
- cp10774089
- SS240101all
- cp10761909
- SS231221over90
- cp10761911
- EBPD49955
- SS231221all
- EBPD46934
- cp10757166
- cp10755620
- SS230821all
- cp10753118
- EBPD43580
- cp10751193
- SS2301over70
- EBPD39460
- cp10746290
- SS220810all
- cp10740582
- EBPD34543
- SS220511all
- cp10736989
- SS2502all
- SS2309all
- SS2306all
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
ビジネスマンを「勉強苦」から解放する本
2003/11/16 12:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:八木哲郎(代理) - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、版元の編集者が久恒さんに「勉強会の本を書いてほしい」と依頼してきたとき、そんなありきたりの発想にうんざりして「勉強なんかやったってダメなんだ。自分の仕事に全力を注ぐことが大切なのであって、むしろ勉強してはいけない」とまくしたてたところ、「では、勉強してはいけない。というテーマで本を書いてください」ということになって書いたそうだ。
「勉強してはいけない」。誰でもうすうす感じていたことを久恒さんは誤解を恐れずよく言ってくれた。この場合の「勉強」は子どもが読み書き手習いする「勉強」のことではもちろんない。
成人になって、とくにビジネスマンが問題を解決することができなくなって、あれこれ関連書を読みあさったり、人に聞いたりするのが、たいていの場合、解決法など見つからず、せいぜいヒントが得られればいいほうである。そのうちに読みつかれて棚上げとか先送りで終わる。久恒さんはそんなことに時間を費やさず、現場をどんどん掘り下げていけば必ず解決法がみつかるのだと自信をもって言い切る。
久恒さんは知的生産の技術研究会でもいろいろ学ばれたが、日本航空という大組織の現場をフルに活用して仕事のカンドコロをつかんだようだ。この経験の普遍化がこの本のもうひとつの軸になっている。
彼のひとつの経験を言えば、成田の国際客室乗務員室に配属になったとき、スチワーデスの平均欠勤率が8、6%もあった。多いところは22%、少ないところは1%足らず。スチュワーデスは女性のあこがれの職業だが、やってみると、肉体労働者、神経消耗労働者だとわかる。それが、この数字になって現れていた。久恒さんは早速、問題解決チームを作り、まず実情を調べることから始めた。5000人もいるスチュワーデスの各種の記録を手分けして読み、彼女たちの要望を丹念に聞いてまわる作業を行った。その結果わかったことは、長時間労働や時差の関係で疲れている、いつも新しいメンバーと組むので意思疎通がうまくいかず、お客との間ばかりでなく、乗務員どうしの間だけでも神経が疲れるという実情がわかった。
久恒さんら解決法として、時差で疲れる東西の路線に勤務した者を次は時差のない南北の路線に回すなぢのスケジュール上の工夫をこらし、また人間関係で疲れないように毎回新顔の組み合わせにすると、そのうち互いに気心も知れるようになって楽しく仕事ができるよになった。こうして驚異的に欠勤率を減らし、人員削減にも貢献するという効果を挙げた。
このように問題にぶつかったら、とことんその原因を追究してみるというのが、「現場を掘る」ということの内容である。ビジネスでなくてもあるテーマを掘り下げる時は、「勉強」でなくて「調査」「情報収集」であるべきなのである。
この本の終わりのほうにある「勉強型知的ビジネスマンから現場型職人ビジネスマンへ」という文章は出色である。要するに何事もプロになれろいうことである。ビジネスマンは何のプロかといえば、マネジメントのプロである。この本はこれから新しく管理職になる人にとって必読の書になろう。久恒さんの日航における経験は「図解で考える40歳からのライフデザイン」(講談社+α新書)に詳しいからこの本もおすすめする。
本棚を見なくなる本
2003/11/11 18:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終えて愕然とした。本棚の本を捨ててしまってもよいのではないかと思った。
現在の仕事において、プロジェクトの進め方をどうしたらいいのか、スケジュールの管理が難しい、後輩の教育をどのようにしたらいいのか、など
悩みは絶えない。
この夏、一気にそれを片づけてしまおうと様々な本を読んだ。
しかし、自分の中に何が残ったか、何を得られたのか、といえば、借り物の論理だけだったように思う。
それを実践するまでにはなかなかいたらない。
勉強したのになぜなのだろうと思っていたところにこの本だ。
困った時は本を読むのではなく、足下を掘るのだ。
その言葉に非常に解放された気分になった。
この本を読んだ後の話だが、
取引先を訪問したところ
「他社の事例でうまくいったものがあれば、是非我が社でも取り入れたいのだが」と言われた。
心の中で、にやりとしつつ
次回の訪問の時には、この本を持って行こうと思った。
勉強苦から開放されました。
2003/10/29 01:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:某メーカー勤務 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「勉強すれば何でも解決できる」という神話が見事崩れました。とにかく仕事で新しい知識を「勉強」している毎日で、とても仕事のやりがいまで実感できるような感じじゃなかったので、この本で本当に目が覚めました。これまで色々と自己啓発書を読み漁りましたが、こんなに明確に仕事の意識が高まる本はなかったと思います。何せ大学受験は受験生が多いピークで、卒業したら就職氷河期だったので、勉強して競争に勝つというのは当たり前の考えでしたが、勉強で得られる知識なんてあまり大したことはないんですよね。結局今やっている仕事をどれだけ深く掘れるか、それが大事だということに気がつきました。今やっている仕事を突き詰めていくことを繰り返すことが結局結果にもつながるんだと思います。この本は、勉強に追い立てられて疲れきってる若手ビジネスマンにぜひぜひおすすめです。資格をとる勉強をする前に、目の前にある仕事に没頭するヒントがたくさんわかりやすく書いてあるので、この本を読めばぜったい「仕事ができる人」に変わること間違いなしです!
久恒先生おしえてください
2004/02/14 17:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:裏読太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
“職人ビジネスマン”のすすめという副題に引かれて買いました。帯にある、資格やMBAを超えたという宣伝文句もいい。読んでみると、納得したり、共感できる箇所もあります。
でも、このページから先はなぜか読む気が失われてしまいました。P146に「今いる企業に勤めているのは、ひとつの運命と考えましょう。運命なのだから、迷わずに今いるところで足元を掘り続けるしかありません。」と書かれています。読者に対しては、掘り続けろと言いながら、著者は日本航空を早期退職して、大学教授へ転職しています。
久恒先生、なぜ日本航空という一流企業で掘り続けることをやめたのでしょうか? 一般サラリーマンは、転職厳禁でしょうか?
掘り続けると、突き抜けることがある…
2004/02/19 06:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:久恒 - この投稿者のレビュー一覧を見る
裏読太郎さん、こんにちは!
書評、ありがとうございます。
凡人だから足元を掘るしかないと30歳で決心して、
掘り続けたら面白くなって、ふと気が付くと
会社のそとに飛び出していた、という感じです。
20冊の本も、最初の何冊かはきちんと読みましたが、
後は、ダブっているところは飛ばして参考になりそうな
部分だけを拾って読んでいました。
目的がはっきりしているので、スピードが速いという
ことでしょうか。
ぜひ全部読んでください。(^^:)