紙の本
素敵な読後感。
2023/01/16 07:06
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投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
藤丸くんの恋は実らず。
しかし、本村を思う心の器はますます大きくなった感じ。
本村も、決して藤丸くんを嫌いではない。
いつか本村が、いつも藤丸くんが見守っていてくれたことに本心から気づく時が来るだろうと思う。
紙の本
一気に読んだ
2022/09/24 20:22
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投稿者:にこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
上下巻に分かれているものはほとんど読んだことがなく読了する自信がなかったが、一気に読めた。
紙の本
愛、あふれる
2022/01/16 01:50
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
下巻は本村さんの研究中心の展開。
小説としての面白さでいえば控えめな展開だと思うけれど、
しっかりした取材をもとに書かれているのがよくわかる文章の連続で
読みごたえは抜群。
この作品に登場した人たち、みんなに愛あれ。
藤丸君には、変に普通の「お付き合い」の時期なんてすっ飛ばして、
結婚を申し込んでみることをおすすめします。
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毎回たくさん取材されて書かれてるんだなぁと感心する。皆いい人。激しい事は起こらないけど優しい起伏があるお話。
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円服亭で働く藤丸と植物研究者の本村、2人の視点でストーリーが進む。
登場人物が皆魅力的で、三浦しをんさんの本はやはり好きだなと思った。
植物に関することが出てくる作品と分かって購入したものの、理科系が苦手で興味を持てない自分としては中々頭に入って来ず、専門的な説明の部分になると読み進めるのが途端に遅くなってしまった。
けれど藤丸くんをはじめとした円服亭陣営が作品の柔軟剤のような役割を果たしていてバランスは良かった。
出てくるご飯は全部美味しそうだし。行きたい。
恐らく普段滅多に見せないであろう殺し屋松田先生の心の揺り動きがみえたところは良かったです。
円服亭陣営とT大の人たちは真逆のような考え方・生き方をしているようにも見えるけれど、根底にあるものは同じなんだろうな。
今は色んな愛の形があることだし、もしかしたら本村さんがもう少し年齢を重ねたらこの2人は結ばれて案外上手くいくんじゃないかと勝手に想像しました。
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2022.2.2読了。
実験の経緯や方法が細かに書かれているところはすーっと読み飛ばしたやしてしまったが、若い頃から「研究員」と名のつく人たちのそばで働いているので(同ジャンルの研究者ではないものの)、探究心あふれる研究者あるあるに頷ける部分が多々ありおもしろかった。
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愛なき世界というタイトルとは裏腹に愛しかない世界だった。
非常に緩くも切なさや儚さをマイルドにしている手腕は見事。
実験過程が多く専門的な話が続くのでそこでダレるが、
下巻に関してはそこに人間模様も重なって面白く読めた。
いづれ映像化されるんだろうな。
そんな打ってつけの題材に思えてならなかった。
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淡々とした物語でした。ドラマティックな展開はなく、「先を読みたい!!」と読者を急かす感じはなく。
研究対象に対する愛にあふれた研究者たちの姿が面白くかわいく描かれていて和みます。研究対象の植物に自分の愛のすべてを捧げると心に決めた本村さんに思いを寄せる藤丸くんの姿もかわいい。
登場人物はみんなそれこそ植物のように面白く優しく愛すべき人たちで、安心して読めます。終盤で岩間さんが一瞬見せた人間らしい感情が、唯一の少しダークなさざ波のようなエピソードだったくらいで。
実験で自分のおかしたミスに落ち込み迷う本村さんに松田先生が言った
「予定どおりに実験を進めて、予定どおりの結果を得る。そんなことをして、なにがおもしろいんですか?」
という言葉がよかったです。
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シェイクスピアの道化師的な役割を担う主人公が、植物学という極めてニッチでアカデミックな世界に生きる女性に片想いした所から物語ははじまる。
基礎研究を生活の中心として生きる個性的な面々との交流の中で、道化師としての彼の言葉は、時に本質を突きヒロインの思考にも大きな影響を与えていく。
愛なき世界を生きる植物に全てを捧げるヒロインが、「全ての生き物は、光を糧に生きている」との気づきに至る迄の沢山のエピソードが秀逸でした。
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研究って大変だってのはよくわかったけど、実験過程が長く事細かく説明されても何のことやらよくわからなかったので、そこは読んでてちょっと退屈だったのが残念。
何のためかわからないようなことを、知りたいからという欲求でここまで突き詰めてできることはすごい!
研究と比べるのはおこがましいけど、何のためになるかわからないような日々の営み、それが人生で、それでいいのだ!とも、自分に置き換えて思ったりもした。
愛の対象が何であれ、そこまで愛を持って生きられることは幸せだ。
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かーっ
なんだよ、藤丸の思いは実らないまま話は終わるのか。下巻で藤丸はキーになってたのに···
いつか本村が藤丸へ告白することになって欲しい。
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楽しく、最後までさわやかな気持ちで読みました。
藤丸くんの作るお料理が美味しそうなのと、研究室の皆さんへの愛おしさと。
好きなことに全力で向かう方たちは本当に素敵だと、読み終えた今もまた思いました。
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恋のライバルは草?発見も、片思いも、すべて研究室で起きている。殺し屋のような教授、サボテン好きの後輩男子も集う、理系研究者のヘンテコ恋愛模様。
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結局本村さんは植物と生きていくことを決め、藤丸くんは永久にフラフラ丸に。
植物の話がさらに進み、時折藤丸くん状態でしたが、知りたいって気持ちのまま突き進む姿はなかなかかっこいいと感じました。
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上巻に比べて研究のところがかなりマニアック
かなり難しい
難しいながらもたぶんこういう研究でこういう状況?と想像しながら読みました
登場人物の会話や心の内なる声には笑いながら読めます
愛なき世界は愛ある世界
植物って面白いって思えるお話し
藤丸くんの作る料理がとても美味しそう