紙の本
88歳でって…
2023/07/14 21:08
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
そのことにびっくりしました。フツー、88歳の方を、新規で雇用なんてまずありえない……。でも、この方は、それを実践されてます。自分も、こうありたいです。読んでいて、元気をもらいました。
紙の本
97歳まで元気で自立して働きつづけられる幸せ
2021/12/31 14:12
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ただただ羨ましいの一言
97歳で週2日ほど看護師として現役で働いている著者。
入居者は著者より年下の方が多い。
著者の日常が簡易な文章でつづられている
必要とされ働ける場所があり、その声にこたえられる健康に恵まれるのは羨ましいしかないです。
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「はじめに」からいきなり、涙腺が緩んだ本は初めて。97歳の現役看護師さんの話ということで、さぞかしバリバリのサクセスストーリーが綴られているのかと思いきや、そこには坦々した一人の人生が静かに語られていた。穏やかで温かい口調が文面を通して感じられた。当時88歳の彼女を採用した社長の言葉が印象的だった。キャリアもさることながら、彼女の謙虚な態度こそが採用した一番の理由だという。いくつになっても、何年経験を積んだとしても、謙虚さというものがその人を一番輝かせるのだ。『死ぬまで働く』とは、1日1日自分に今できることの積み重ねなのではないかと。
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97歳の現役看護師の方が、ご自分の来し方を綴った本。
感動しました。
30代までの私なら、こんなタイトルの本は読まなかったと思う。今、大学を卒業してから20年以上続けてきた仕事を、これからもずっと続けられるかな…と考えるようになったし、今の職場には65歳で元気で働き、みんなからたよりにされている素敵な女性の先輩もいらっしゃるし、自分も「ずっと働く」ということが人生の課題(大げさだけど)として見えてきたので、タイトルにも惹かれて読みました。
何かすごい研究成果を出したわけではないけど、看護師として目の前のことを一生懸命にやり、求められれば管理職の仕事や、学生に教える仕事も引き受け、老いてもなお、自分にできることは地道に取り組んでいる生き方。尊敬するし、心から、私もそうありたいと思った。一番心に響いたのは、「97歳になって『苦労が私という人間をつくりあげてくれたんだな』と思っている」という言葉。
私なんて著者には遠く及ばないということはわかっているが、私も今まで仕事を続けてきて、それなりにたくさんの苦労を乗り越えてきた。若いときには若いときなりの苦労があるし、30代になってからは、仕事のストレスで妊娠できないのではないかと何度もやめようと思ったし、それを乗り越えて無事に出産したあとは、仕事と育児の両立で心身ともにギリギリの状態が続いたし、今やっと、夜中に子どもに起こされることはなくなったけど、今度は仕事の責任が重くなってきた。大変なことは、一つ乗り越えればまた次の困難が…というふうに、次から次にやってくる。だけどやっと、仕事に自信がついてきて、続けられそうな気がしてきた。それは、これまでの苦労が自分を作ってきたからだと思う。
著者はご高齢だが、看護師として病気の人に寄り添い、精神科病棟や介護施設でも働き、その時その時でしっかりと勉強されているだけに、人権感覚にも優れていて、今の若い人の感覚も否定しない。世の中を見る目も鋭く、でも温かく、戦争を生きぬいたにも関わらず、「今の時代は生きていくのが大変だ、私はもうすぐこの世を去るけど、これからの日本はどうなるのかと若い人を想うと心配になる」というような記述にも胸が熱くなった。私たち、次の世代も、政府を批判したりするばかりでなく、自分にできる役割をしっかりと果たし、このような方を見習っていかなければ、と思った。
これまでの仕事、どんな気持ちで仕事に向き合ってきたか、最後の方はご家族のこと、長生きしたからこそ経験した親しい人たちとの別れなどがつづられており、感動しました。
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YouTubeでちらっとお見かけして、この方の生き様に興味を持ち購入。
個人的に、後半にかけてこの方の気をつけていることとかが書いてあり、タメになります。
当たり前かもしれないことだけど、意外とできていないもの。
自分はできていないな。できていたか?と自分の過去を思い出しながら考えていました。
看護師ではないですが、医療現場で働いていた時にかなり苦労しました。
この方はどれほどそれをくぐり抜けてきたのだろう?と思いながら読みました。
この先、また医療の道に改めて学生として入りますが、今は不安ばかり。そんな私を後押ししてくれるような本でした。
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第1章 97歳、今も現役で看護師をしています
この年まで生きて働いているとは思いませんでした
88歳で現在の職場に。「最後のおつとめ」のつもりで
集まったシニア看護師。みな元気に働いています
週1~2回の勤務がちょうどいい。生活のメリハリに
私たち年寄りは若い人をサポートするのが役目
仕事をする限り、きちんとやる。年だからと甘えてはあかんですね ⁉️足手まといになったら退く覚悟「すごい」ことなんてひとつもない。ただ働いてきただけ
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タイトルに惹かれて手に取った一冊。
バイタリティ溢れる大先輩のお話です。
生涯現役、かっこいいです。
続けられるのも健康の証。
懸命に、自律した生活を送られてきたからこそ、成し遂げられることだと思いました。
私も、死ぬまで元気に働く、甘えないお年寄りを目指します!
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読んだ方がいいよ、と勧められ、読み始めたら一気に最後まで読んでしまいした。読み終わった瞬間 心にジーンと温かいものがしみわたり、涙が出てきた。池田さんの人柄や考え方の軸のようなものが文章の要所要所に出てきているからなのかなと思う。若い人は歩くのが早いし仕事の覚えも早いから自分も頑張らないと、という所はすごくかっこ良くて素敵だなと思った。また、師長時代に介護や育児で仕事を辞めようかと悩んでいたスタッフに、仕事は続けた方がいいと助言していたとのこと。私も時々、育児と仕事両方は辛いなと心が折れそうになるが、いろんな意味で仕事は続けた方がいいと、心の中では分かっている。きぬさんの助言を時々思い出しもう少し頑張ってみようと自分を励ましている。福澤諭吉の心訓、一生涯を貫く仕事を持てたありがたさを私も心に留めておきたい。
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97歳で現役看護師として働く池田きぬさん。
普段働いていると先輩方から「私たちの頃はもっと大変だったんだ。だから〇〇くらいして当然だ。」という指導をされることがある。
これじゃいつまでたっても悪いとこは悪いままで変わんないじゃん、中学生の部活かよ、と思いつつうまく言えない自分にうんざりする。
だからこそ、池田さんの「若い人が少しでも働きやすくなるように」という気持ちが沁みた。
責任者をしていたからこそシフトを組む大変さがわかり、子育てをしている人が働けない時間(土日、朝早い時間、夕方など)に率先して働くというエピソードは衝撃を受けた。
女性が子育てをしながら働くことがあまり理解されなかった時代に社宅で陰口を言われながらも真面目に働き、転職を経て75歳でケアマネジャーの資格を取得し、職域を広げる努力をされているその姿は頭が下がる思いだ。
仕事で悩んだらまたこの本を開こうと思う。
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歳を重ねながら、驕り高ぶらずに何が必要かを考えながら生きてきたその集大成だと思いました。今の職場にとって必要なことは何か、自分は今何をすべきかを知ってるから97歳になっても働いているんですね。歳を重ねるごとに体はつらく、依存しやすくなるものですが、世の中のためにも介護保険に早期から頼らず自律している姿は素晴らしいと思います。
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97歳現役ナース。体が動く限り、人に迷惑をかけない限り働き、一人で人に助けられながら生きていく。
凄い人。88歳の人を採用なんて、施設も凄い。
これからの人生をいかに生きるか、いいテキストになる。
世の中で一番楽しく立派な事は、一生涯を貫く仕事を持つということです。福沢諭吉
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すごいなの一言
ひとからやってみたらと言われ、断るのはおこがましいと感じる
この感覚はないな
おこがましいとは身の程知らず、さしでがましいの意味
どうしてそう考えられるのだろう?
どの職場でもいい面悪い面がある。自分の思うような職場はない。自分の価値観に職場を合わせようとするのは難しいけど、そこのやり方や人間関係を見て自分を合せて行かないと仕方ない。153
147~人間関係を円滑にする、小さくて大きな5つの知恵
①後悪(あとわる)言葉にならないようにする
②言葉には出てこない相手の気持ちを感がえる
③プライベートなことは言わない、聞かない
④どんな職場にも良い部分がある
⑤お手紙を書きます
①「あんたはここが悪いけど、ここは素晴らしい」悪い面をいい最後はいい面をいう。
③家の心配事を口にすると、どうしても愚痴になる。聞いているほうも気分がよくないから控える。
正直、ご高齢になるほど物事を考えることが少なくなるものだと思っていた。
いろいろなことを考えているんだなぁと思った。
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週1~2回の勤務、仕事(看護師)が生活のメリハリに。働く日があるから、その日を目標に1週間頑張ろうと。野菜と花の世話が日々の楽しみ。91歳まで原付バイクに。今はできるだけ歩いている。電話するより手紙を書く。1924年生まれ、池田きぬさん「死ぬまで、働く。」、2021.11発行。私は、働く日はありませんが、1日のスタートは早朝ウォーキング、1日のおしまいは菊池体操もどきw。公民館、体育館、図書館などに行く日で、暮らしにメリハリをつけています。
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つ…強すぎる。ここまで自分を律して生きることってなかなかできないよ。雑念がなくて真っ直ぐ仕事に打ち込む姿は素晴らしい。スーパータフすぎる。池田きぬさんと一緒に働いたことがあるわけではないけど、本に書いてある考え方は素晴らしい。仕事人間が陥りがちな威圧感や人を見下す感じはない。若い人のことを認めている姿が立派。かっこいい。
憧れるけど私はここまでできないなぁ。私はそこまで強い人間じゃないよぉ。きぬさんは10代のときに戦争を経験してんだもんなぁ。嫌な上司ももちろん経験しているけれども、人には良い面も悪い面もあって良いところを見るようにしたってところかっこいい。青い鳥は存在しないって。どの職場にも良い面悪い面はあるって。現代はまた考え方変わってきてるんだろうけどさ、昔ながらの考え方はこれはこれで生きやすくなるヒントかもねぇ。
読んでよかった。
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97歳の現役看護師さん。今もサ高住で週2日働いてはるんやて。6時から勤務の時は前の晩から泊まってはるとか。で、夜の食事介助とかのお手伝いもしてはる。戦争の時からずっと看護師してはるんやで。戦時中、切断した足を運んだことがあるとか。今は、施設の入居者さんはこの方よりも年下の方が多いらしい。「すごい」という言葉を超越してるんで、なんて言うたらええのか。今の職場は88歳からって、なんでそんな高齢の方を雇おうと思えたんやろ。看護師業務やで。ひとつ間違うたらえらい事故に繋がるのにな。