- 販売開始日: 2021/12/10
- 出版社: 日経BP
- ISBN:978-4-296-00052-4
ケンブリッジ大学・人気哲学者の「不死」の講義
著者 スティーヴン・ケイヴ , 柴田 裕之
「今年も一歳、年を取った。自分は何歳まで生きられるのだろう」――限りある人生をより豊かに生きるために、ケンブリッジ大学の人気哲学者と旅立つ“知の冒険"「死にたくない」「長...
ケンブリッジ大学・人気哲学者の「不死」の講義
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商品説明
「今年も一歳、年を取った。自分は何歳まで生きられるのだろう」
――限りある人生をより豊かに生きるために、
ケンブリッジ大学の人気哲学者と旅立つ“知の冒険"
「死にたくない」
「長生きしたい」
これは、人間だけが抱く"特別な感情"です。
---
なぜ人類は、驚異的なスピードで発展をとげてきたのか。
文化・芸術から医学や遺伝子工学に至るまでの最新の知見を編み上げて人類史の壮大な謎に挑む。
---
コロナ禍のもたらした「生命の危機」―
それを原動力に、我々は、驚異的なスピードでのワクチン開発・医学の進歩を実現しています。
人類の進歩の裏側には、いつも、「死にたくない」「長生きしたい」という願望がありました。
古代エジプト時代から今に至るまで、
人類は何を恐れ、何を原動力として
科学技術や都市、文明を進めてきたのか。
イギリスの人気哲学者がひもとく、
「不死」への本能的な願望と
人類の知の進化の物語。
目次
- 第1章 美女、来る――不死に向かって伸びる四つの道
- 第1部「生き残り」シナリオーStaying Alive―
- 第2章「万里の長城」の究極目標――文明と不老不死の霊薬
- 第3章 科学vs死神――ノーベル賞学者を虜にした不老不死のビタミン療法
- 第2部「蘇り」シナリオーResurrection―
- 第4章 イエス・キリストの復活と食人――蘇りの台頭
- 第5章 フランケンシュタイン――現代の蘇生者
- 第3部「霊魂」シナリオーSoul―
- 第6章 ベアトリーチェの微笑み――天国・楽園をめぐる問題点
- 第7章 「生まれ変わり」と「科学」――霊魂の消失
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この本を読むために読書を始めたのかもしれない
2024/02/22 11:26
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る
思い立って読書に明け暮れたのは、これを読むためだったのかもしれない。運命とかロマンチックなことを信じるたちではないが、そう思わずにはいられなかった。
起きて、食べて、体調と身だしなみを整え、仕事をし、遊び、寝る。生命の営みは総じて死なないために繰り返されている。死の回避はすなわちその延長に不死と知られる果てに直結しており、その果ての追求が人類の原動力だったと説く一方、不死の実現にまつわる不具合を挙げてその非現実性を易しく説いていく。そうして浮き彫りになった死への恐怖に処方される結論は一見ありふれたものだが、ありふれているからこそ結論は動かしようがなく、スッと心の暗がりに灯りをともしてくれる。
不安を抱えている人ほど、手に取って読んでもらいたい。