紙の本
鯛茶漬け
2022/05/05 19:55
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
只次郎との身分の差や年齢差を考えて躊躇してしまうお妙の気持ちもわかりますが、それを受け止めて包み込めるようになった只次郎の成長が感慨深いです。最終巻だそうですが、新たなシリーズとして始まるようなので楽しみです。
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美味しそう
2021/06/21 08:37
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投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸の下町にある居酒屋の物語り。主人公は旗本の次男と居酒屋の美人女将。
この二人を取り巻く義姉、裏長屋に住むおかみさん。常連客達。女主人の仇を探す主人公の心と美人女将の心内を描いている。話のテンポはまるで飯を炊くみたいに始めチョロチョロ中パッパ・・・最後まで目を離せない。この美人女将の作る居酒屋の料理がどれも美味しそう。食べてみたくなる。
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只次郎の恋の行方は?
2021/04/19 11:12
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
お妙との距離も縮まり、あとは祝言のみという状況で立ち止まっている只次郎。ウグイスの行方を追うと同時にお妙の父を殺した黒幕を探していた。身に危険が迫っていたが、とうとう只次郎は黒幕に辿り着く。そして黒幕と対峙した只次郎は・・・。
内容自体は読みやすく面白いとは思いました。ちょっと盛り上がりに欠けた感じがしました。
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ああ、大団円だ。
第一巻を読んだ時には、こんなにハラハラさせられるなんて思わなかった‼️
ラストシーン、ドキドキしましたよ。
只次郎もお妙さんも収まるところに収まり、めでたい(^^)
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シリーズ最終巻。
お妙の両親を殺した黒幕ですが、この時代を舞台にした時代小説の“黒幕といえばこの人!”というくらいお馴染みの“あの方”でした。となると、まぁ手も足もでませんよね。
一方、前巻で両想いになった只次郎とお妙の仲ですが、お妙がグズグズして足踏み状態。ただ、只次郎のお妙に対する気持ちは全然ブレず、武士の身分を捨てて町人になる覚悟まで決めます。それにしても第一巻の頃と比べると只次郎はすごく成長していますね。今や“普通にいい男”です。
ということで、ちょっとハラハラしましたが、ラストはめでたく大団円。お花ちゃんと3人で仲良く暮らして頂きたいです。
毎回美味しそうな料理描写で楽しませてくれたこのシリーズも、本書でいったん終了ですが、帯の裏面に朗報が!“新たな「ぜんや」の物語がこの秋、始まります!”ですって・・。これは楽しみですね!
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家斉の父親の一橋治済って、時代小説では、あっちこっちで黒幕(それもかなりの極悪人)にされてて、なんかお気の毒。まあ、少なくとも倅が将軍になったのは史実だけど。
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終わっちゃった!
くー、ぜんやロス。
なんとか全てが丸く収まって良かった。
夫婦になった二人のその後の話もお願いします!
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ふと気づくと「読んだ本」一覧が甘いものだらかになっていましたwという事でこの本を読んだけど、結局、和風スイーツw 最終回なのが残念でならなかったけど、秋から第二章が始まるようで、嬉しいです(でもひょっとしたら続編は主人公も代替わり?)。口数の少ない花ちゃんは、入り婿侍商い帖のお万季を思い出させます。
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夏の暑い盛り、往来を歩いていた只次郎は、
いきなり倒れた少女お花を介抱した。
痩せた体と歳に似合わぬ拙い言葉に、只次郎は
虐待を疑う。少女を救うため奔走するが…。
人情時代小説、完結。
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全10巻の居酒屋ぜんやシリーズ最終巻。
貧しいお花の登場が只次郎とお妙さんを結びつけるスパイスとなっている。
10巻にも亘ってのお話の結末が悲劇だったらやるせなさすぎ、予定調和であってもホッとしました。
最後の10ページ程、名残惜しくて何度も読み返してしまった。
坂井希久子さんのこのシリーズでは登場人物に人の温もりが感じられて、とても身近に感じられました。
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このシリーズの最終巻。
とうとう黒幕まで辿り着き…。
対峙することが良いのか悪いのか。
可愛い娘ちゃんも加り、平凡な幸せを掴んで欲しい。
今回の‘さらさら鰹茶漬け’は心に染みますね。
秋から始まるという新シリーズが楽しみ!
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前巻でめでたい事になって、それを面倒な人に見られて・・・
あっという間に噂が広まるだろうけど、とにかくめでたい!
・・・というところから更に序破急!素晴らしいところに落としてくれた。
色々と美味しいお料理が出てきたが、事件の行く末に気持ちが持って行かれがち。
しかし、やはり大切な朝の「鰹茶漬け」が印象深かった。
鰹は、「勝つ」魚。
いざ、出陣!の朝餉でした。
お志乃が大店の女将として成長し、熊吉もまだ弱輩ながら男子の心意気を見せ、その中、お妙だけがいつまでもウジウジしているなあ〜と思っていましたが、ここにきて大きな覚悟。
なんと言っても、一番の成長は只次郎。
モヤモヤしていたものが一気に晴れて、大団円でした。
黒幕も、チンケな小物と違って流石のやりようである。
ヤクザも大親分ともなれば、下っ端の様な悪さはせず、懐の大きなところがあるからなあ〜
おっと。
ヤクザなんかと比べてはいけない。
なんか・・・悔しいけど、黒幕もいい仕事したなぁ・・・
暑気あたり/草市の夜/棘の尾/甘い算段/戻る場所
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新キャラお花ちゃん登場の居酒屋ぜんやシリーズ最終巻。ひたすら前を見る只次郎に対して不安が抜けないお妙。
シリーズ全体の事件に対する決着は、まぁ、こうなっちゃうのかーって感じだけど(ラスボス考えたら仕方ないわな)二人が無事に幸せになれたみたいで本当によかった!!只次郎推しの私としてはいい男になったなぁ、としみじみ。
熊吉がまだいいんだよねー。新シリーズでも活躍しているみたいでとても楽しみ!引き続き応援します!
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図書館で借りたもの。
夏の暑い盛り、往来を歩いていた只次郎は、いきなり倒れた少女お花を介抱した。痩せた体と歳に似合わぬ拙い言葉に、只次郎は虐待を疑う。少女を救うため奔走するが…。人情時代小説、完結。
前巻で一緒になったと思いきや、只次郎の求婚をお妙は断わってしまう。
武士の只次郎が町人と所帯を持つ=武士の身分を捨てるということ。
そこまではさせられないというお妙の思い。
前はへどもどしてた年下の只次郎の方が上手になってきてるのがいい。
最終的に結ばれて良かった。
お花と熊吉が主人公で新章が始まったみたいで、それも楽しみ!
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坂井希久子「さらさら鰹茶漬け」、居酒屋ぜんやシリーズ№10、最終巻、2021.4発行。武士の林只次郎、武士をやめて町人に。そして居酒屋ぜんやのお妙と一緒に。無宿のお花を二人で引き取る。