- 販売開始日: 2021/12/23
- 出版社: 実業之日本社
- レーベル: じっぴコンパクト新書
- ISBN:978-4-408-33964-1
東北新幹線沿線の不思議と謎
著者 栗原景
日本最速・東北新幹線と北海道新幹線の車窓の気になるあれこれ。歴史と地図的興味に鉄道事情を絡めて沿線をより深く知る本。上野~大宮間はトンネルのはずだった? 北東北を二分した...
東北新幹線沿線の不思議と謎
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商品説明
日本最速・東北新幹線と北海道新幹線の車窓の気になるあれこれ。歴史と地図的興味に鉄道事情を絡めて沿線をより深く知る本。
上野~大宮間はトンネルのはずだった? 北東北を二分した「西回りルート」って何?
さまざまな経緯でいまの姿となった東北新幹線と、「その先」の北海道新幹線をもっと興味深く乗れるようになる本。
車窓の気になる山や建物も織り交ぜての沿線紹介も充実。
【主な内容】
第1章 東北新幹線ルートの不思議
本当は計画になかった上野駅
長大トンネルで駆け抜けるはずだった? 上野~大宮間
上越新幹線との分岐点はどうして大宮から遠いのか
新幹線から分岐する不思議な非電化路線
ルート候補はなんと11通り! 位置と名前でもめた那須塩原駅
事実上の日本最長ストレートがある白石蔵王~仙台間
新幹線駅直結!になるかもしれなかった東北楽天イーグルスの本拠地
「スワン駅」が誕生する可能性もあった? くりこま高原駅命名秘話
映画にもなった! 水沢江刺駅と新花巻駅の誘致大作戦
北東北を二分する大論争! 知られざる「西回りルート」
盛岡以北の新幹線は「いわて沼宮内~八戸間」しか作られないはずだった
青函トンネルが遠回りな津軽半島経由になった理由
少しでも函館に近づけようとした? 新函館北斗駅の大カーブ
第2章 列車の不思議
停車駅では区分できない、東北・北海道新幹線の愛称の謎
JR北海道のH5系が北海道新幹線を滅多に走らない理由
本当は新幹線ではない? 山形・秋田新幹線が採用した「ミニ新幹線」
東北新幹線ならではの「多層建て列車」
グランクラスを安くたっぷり楽しむ裏ワザ
車窓と日差しで決める座席選びのテクニック
なにより大事なコンセントはどこにある?
トンネルでも携帯の電波が届くのはトンネル内に基地局があるから
第3章 沿線の不思議
東北新幹線は山岳展望新幹線! おすすめの山の眺望はここ
東北新幹線建設がきっかけで生まれた宇都宮タワー
令和の世に開業する次世代路面電車 宇都宮ライトレール
仙台市民が「帰ってきた」と感じる3本のテレビ塔
宮城の高級米・ササニシキは今どこへ?
沿線にある二つの「遺跡」がたどった道 世界文化遺産と太陽光発電施設
廃止から十数年を経て今も生きている「くりはら田園鉄道」
どうして北東北には「戸」のつく地名が多いのか
新青森駅が医療都市に変貌!新幹線と病院の意外な関係
現存最古のセメント工場
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盛りだくさんの内容・面白かったです
2022/03/24 17:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
当書のタイトルは『東北新幹線』と標榜していますが、実際は新青森駅~新函館北斗駅間の北海道新幹線についても書かれています。
東北新幹線のこれまでの歴史はもちろん、最後に東北・北海道新幹線全駅を、各駅見開き2頁の紙幅を充て、東京駅から順に紹介しています。
東北・北海道新幹線の移動をより楽しむ方法まで掲載されており、実に盛りだくさんの内容です。読んでいて飽きが来ず、楽しんで読むことが出来ました。
東北新幹線の旅のお供に最適
2022/02/20 16:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つばめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は、旅と鉄道、鉄道関係をテーマとした多くの著作を出している。本書は東北新幹線工事誌、沿線自治体の市史・町史、その他東北新幹線に関する多くの出版物を参考文献にして、東北新幹線のルート選定(主に、栃木県北部や盛岡~青森間)、那須塩原やくりこま高原の駅名決定に至る経緯、さほど乗降人員の多くない白石蔵王駅や北上駅に5本の線路がある理由、車窓からの山岳展望、トンネル内が圏外であった携帯電話がつながる対策には整備費用の5/12を国が補助、東北新幹線の建設が契機で宇都宮タワーが建設され、建設費の一部を国鉄が負担など東北新幹線の旅のお供に最適な一冊であると思う。
ただし、鷲宮信号場からの保守車両用の分岐線、秋田新幹線のアプローチ線が新幹線の上下線ホームに直結している盛岡駅、通常の駅の配線と異なる白石蔵王駅・北上駅の配線略図が記載されていると、より理解しやすくなると思う。新花巻駅に関連して、「蒸気機関車1台」という記述があるが、鉄道車両は「台」ではなく「両」と記述すべきであろう。鉄道関連の著作が多い著者の記述としては、少々残念である。