- カテゴリ:一般
- 販売開始日:2022/01/27
- 出版社: 岩波書店
- レーベル: 岩波科学ライブラリー
- ISBN:978-4-00-029702-8
電子書籍
子どもの算数,なんでそうなる?
著者 谷口隆
その突拍子もない発想や間違いの奥には何があるのだろう.子どもの言動は,一見意味不明でも,よく聞き出すと,子どもなりに一貫した考えや理由をもっていることが多い.数学者である...
子どもの算数,なんでそうなる?
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子どもの算数、なんでそうなる? (岩波科学ライブラリー)
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商品説明
その突拍子もない発想や間違いの奥には何があるのだろう.子どもの言動は,一見意味不明でも,よく聞き出すと,子どもなりに一貫した考えや理由をもっていることが多い.数学者である父親が,わが子と算数を考えることを楽しみながら,子どもの頭の中で何が起きたのかを推理する.学びとは何かを深く問いかけるエッセイ.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.
目次
- まえがき
- 第1話 イジワル問題
- イジワル問題遊び/不思議な「ごっこ遊び」/イジワル問題の奥に/課外学習
- 第2話 九九表
- トイレと九九表/九九表のパターン/表を気長に見ていると/スコレー/[コラム]緑表紙の図
- 第3話 マルとペケ
- 道すがらのたし算で/テスト/式の意味・式の意図/教科書では/[コラム]700+900=1060について
- 第4話 電卓を通して見る数
- おもちゃになった電卓/自分流「マイナスの数理論」/思わぬ副作用?/その後/数の理解
- 第5話 子どもの世界
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紙の本
子供への目線が変わる
2021/09/29 00:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つたの - この投稿者のレビュー一覧を見る
子供が算数でミスをするたびに不注意だとか理解力不足だとか決めつけて怒ってしまうのは、私の理解力と想像力不足だったのだと気づかされます。最初から最後まで目から鱗がいっぱいでした。
紙の本
間違いの中に成長の過程が。
2021/09/07 17:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
足し算とかかけ算とか、子どもの算数の間違いを数学研究者が考察する。
著者自身の子どもの実例や自分の思い出から広がるので、学問的な考察もあるけれども愛情を感じる文章になっている。
「なんでこんな風な間違い方をするのか」と考えると、子どもが社会ルールを身に着けていくときの姿のようなものがみえてきた。文字や挨拶と同じように、算数も人間の歴史が作ってきたルールの上にある。「12」と書いて「1と2」ではないなど、10進法もルールとして覚えるまでに間違いも起こるわけだ。間違いも生長の過程だと思って、上手く接していきたいものである。
いろいろな例があって「わたしもそうだった」「うちの子はこう」ととても身近な話が出てくるので、子育て中の方には間違った時の接し方の参考にもなるだろう。基礎的な数の概念について、もう一度味わいなおすだけでも面白い本であった。