かわたれどき
著者 畠中恵
ベストセラー「まんまこと」シリーズ第7弾!町名主のお気楽跡取り息子・麻之助が、幼なじみの色男・清十郎と堅物の同心・吉五郎とともに、さまざまな謎と揉め事の解決に挑みます。「...
かわたれどき
商品説明
ベストセラー「まんまこと」シリーズ第7弾!
町名主のお気楽跡取り息子・麻之助が、幼なじみの色男・清十郎と堅物の同心・吉五郎とともに、さまざまな謎と揉め事の解決に挑みます。
「きみならずして」「まちがい探し」「麻之助が捕まった」「はたらきもの」「娘四人」「かわたれどき」の6篇を収録。
清十郎に子が生まれ、縁戚のおこ乃の縁談がまとまるなど、麻之助の周りで祝い事が続くものの、自分自身には揉め事ばかり。
特に親しい料理屋の娘・お雪には何かと振り回される日々だ。
ある時、野分けと呼ばれる大嵐が起こり、お雪が洪水に流される。
間一髪助かるが、何やら一大事が……!?
解説は「まんまこと」シリーズの装画を手掛けるイラストレーターの南伸坊さんです。
※この電子書籍は2019年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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麻之助にもついに後添いが!?
2022/05/31 05:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しん - この投稿者のレビュー一覧を見る
最愛の妻お寿ずを亡くしてしばらくたち、親友清十郎には長男が生まれ、お寿ずの親戚のおこ乃にも縁談が決まった。周りが皆幸せになる中、そろそろ麻之助に後添いを世話しようと皆が動き出す。本編では、麻之助の後妻えらびの話を背景に、「きみならずして」「まちがい探し」「麻之助が捕まった」「はたらきもの」「娘四人」「かたわれどき」の6編の短編を収載。
「娘四人」では、麻之助に一目ぼれする娘さん、吉五郎のことを昔から好きだったというお嬢さんを目にして揺れるお雪と一葉。緒りつの困りごとの相談に対して、麻之助もよい仕事をしますが、仲良しのお雪を思って一葉がとった思い切った行動がすばらしい。本作に出てくる女性たちはみな肝が据わっていて行動力があって、しっかりした人達ばかり。麻之助に一目ぼれしたお嬢さんもどんどん押して、すぐに麻之助のところに正式な縁談となってやってくる。このテンポが江戸時代の活気を表しているようで小気味よいです。
エロくない
2024/05/21 23:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papakuro - この投稿者のレビュー一覧を見る
扉絵に春画が出てきますが、誰が春画を描いたのかという話で、エロい話ではございません。
一応、男やもめの主人公の再婚話がベースになっています。
登場する人たちの思いが少しずつずれて、悲しい結末になっています。
哀歓
2022/03/17 21:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズが始まった時、こうも人生の哀歓を描く作品になるとは思いもしなかった。
生きていて苦いものを飲み下す瞬間、大切な人と味わうかけがえのない歓び。
飄々としながらも切なさを感じるシリーズ。
今後はどうなるかな?
見合い話
2022/03/27 17:43
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編ばかりですが、全て麻之助の見合い話にまつわる。町中の色々な事件を、何故か力まず解決策を見いだす麻之助。周りの人々の暖かさや人の業に囲まれて、何故かホワリとさせてくれる。「かたわれどき」ではお雪が水難事故に遭い、センセーショナルな場面は無いけれど、麻之助が心を向けてゆく姿に、コレからの楽しみとなりました