もう革命しかないもんね

投稿元：

レビューを見る

里山地域に移住した著者が、生活と哲学を交えた実践的な話が綴られています。

現代では、様々な技術が発展し、たくさんの選択肢があります。そんな中で世間体を気にせずに、やりたいことに挑戦をしたいと思わせてくれる本でした。

投稿元：

レビューを見る

里山に移住した哲学者でアナキストによる、生き方の入門書。実体験を基に軽妙洒脱な文章ですらすら読めて笑える。もっと気軽に気楽に行きたいと思ってる自分にとって、とてもためになる。別著も併せて読むとアナーキーは無秩序ではないということがよく分かります。

投稿元：

レビューを見る

この人のアナキズム入門に次いで2冊目。勢いで2冊まとめて読んだとも言えるけれど、本音は彼の意見に同調します。
私は医者であり、アルゼンチンタンゴなんかやったり、カナダに妻と子供がいたりで、全然全くアナキストらしさはありませんけど。

ただ、いろんなところからスピンアウトしているというところです。

で、「もう革命しかないもんね」にどこが同調するかというと、身の回りの、間違っていることについてはとにかく反発して、ミクロでいいから、何かするというところ。
例えば全国老人保健施設協会の理事会なんかで、外国人介護職問題が取り上げられるとすると、技能実習生であれ、他の外国人介護者の制度もこの方々は、配偶者や子供を同行できないんです。それって正しいんですか？と私よりも偉―い先生方に一言いうこと。
そんなことなんです。マイクロでいいから、何か少しだけ正義に近づけたい。

森元斎さんのアナキズムは、自分の周囲に、少しだけ正しいことをしよう、っていう革命を実践し続けること。そんなふうに捉えています。DIYですら工作活動なんですからね。
そして、アナキズム入門の方は、歴史上のアナキストを、楽しく解説してくれています。本としてはこっちの方が好きかな？
アナキズム＝共産党？絶対に違います。共産党は共産党一党独裁を目指す政党です。アナキズムは、そんな独裁も嫌います。国家統制が嫌い。右に倣えが嫌い。最近会った共産党の内紛がそれを表しています。日本の政党は国家の制度下なんで、これも嫌いなんですけどね。

ということで、アナキズム入門か「もう革命しかないもんね」どっちもおすすめです。