ますらおが愛おしくなる
2022/05/26 23:40
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投稿者:こゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
元自衛隊の著者が赤裸々に語る陸上自衛隊の生活。入隊後の訓練、OFFの日の過ごし方、昇進、転勤……、そしてこの本のキーワード「ますらお」の意味。
優しくコミカルな文体と自衛隊の皆さんを擬犬化したイラストが可愛らしいので楽しく読んでしまったが、よく考えれば壮絶な日常であった。
この本を読み終わった時偶然にも自衛隊の勧誘の人にお目にかかった。勿論本書を読んだからにはその訓練の過酷さを知っているので「頑健でなくても大丈夫ですよ」(入隊後に特訓し頑強になってもらうから問題無い)と言われてもますらおには志願できないが、「いつもありがとうございます!」とおもってしまった。
印象に残ったのは、射撃の天才にコツを聞いたら的を狙って引き金を引いたらあたる、ということだった、そして天才は教官には向かないという真理。(多分計算の天才とかに聞いてもそうなんだろう)
「ドラえもん」ののび太はスポーツも勉強もダメなのに射撃だけは天才という設定ですが、マンガだからではなく、そういう射撃に特化した才能というものは現実にもあるのかもしれない……
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面白かったー。Twitterフォローしてます。
自衛隊員の生活暴露本、いっぱいあるけど、ますらおをキーワードにしたのは良かったなあ。まさにますらお原理主義。
もう、鬼教官の、お前は昨日何も見なかったエピソードなんか、通勤電車の中で笑ってしまった。
なぜか辛い立場に置かれている自衛官の方々。
お前らの存在は認めないが、活用してやるからなんかあったら俺を守れ、なんて奴らですら、命懸けで、守ってくれるのだろう。
これが軍人でなくて、何が軍人なんだ。なんで、リスペクト出来ないんだ。
仕事よりも家族、家族よりも任務、という言葉は胸に刻む。
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極限状態がサラッと笑いでまぶされて書かれています。
気を抜いて読むのに良かったですが、メンタルコントロールとしても勉強になりました。
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もともとミリタリーに興味があったのもあるが、最後まで一気に読み終えてしまえる手軽さ。陸上自衛隊の方々のユーモア溢れる生活が赤裸々に記されている。自衛隊にそんなに興味ないけどなー、みたいなヒトにもオススメ。極限状態での考えかたは社会人にも応用できるところあり。個人的には『マッスルスパイラル』が1番ツボでした。
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知られざる陸上自衛隊の世界。
赤裸々な自衛官の姿がユルイ文体で語られていく。
自衛官も人の子。親しみが湧く。
特に恋愛事情の項は笑いのツボだった。
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自衛隊や警察ものはとっても面白いですね。大体想像通りですが知られざる生活みたいな感じがいろいろ書いてあります。早ければ早いほど良いと言う文化は教員にも通ずるものがあるのでちょっと面白かったです。そして予想通り自衛官はモテませんでした。
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陸上自衛隊の隊員たちって、どんな生活を送っているの?
PART0 ぱやぱやくんのつぶやき PART1 ますらおのあらまし
PART2 ますらおの訓練 PART3 楽しい自衛隊ライフ
PART4 ますらお達の恋愛模様 PART5 ますらおと家族
PART6 アメリカのタフガイ
COLUMN1~8
元・隊員が、陸上自衛隊の隊員たちの訓練や日常を愉しく描く。
現代日本の絶滅危惧種“ますらお”とは?
入隊して学ぶ家政技術。珍解答続出の筆記試験。
鬼教官の真実。小銃はパートナー。
ワンダーランドな駐屯地での生活。やっぱりカレーはマスト。
大爆笑した大浴場の秘宝館。自衛官がモテない理由。
・・・可愛いイラストで良かった。「端正な髪型」はクセ強いから。
カルチャーショックな結婚式と官舎生活。
米軍との共同作戦で知る、文化や業務の違いと、よもやま話。
現役海自の友が多くを語らないのも、さもありなん。
とってもしんどい訓練と任務に従事し、生活する自衛隊員。
だからこその極限状態の打破は、参考になりました。
何事もポジティブに「悲観的に準備し、楽観的に対応」と、
ピンチや不安のときの「さて面白くなってきやがった」は、
一般社会へのアドバイスとしても、良かったです。
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陸上自衛官の知られざる生体。一目おかれる「ますらお」の世界を元自衛官が描く。
自分の職場と共通点ま多々あり楽しめた。女性自衛官の章が特に面白い。続編はこちらを膨らませてほしい。
日米の文化の違いも興味深い。
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(ナナメ読みだが)一つ一つのトピックが短めで読みやすく、知らないことがたくさんあって興味深かった。ただ、「ますらお」をやや多用し過ぎ。
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自衛隊のあるある話を詰め込んだ本。軽く楽しめた。
オーディオブック専用に編集?されているようで、序文や最後が専用のテキストだった。
陸上自衛隊の隊員をマスコット的に愛でた紹介の仕方で、当人達がどう思うかはさておき、読んでいて微笑ましい。学びが深まるとかではないけど、知らない業界の様子が分かって楽しかった。
オーディオブックらしく、自衛隊の隊員の発言(叫ぶ感じの)はちゃんとマッチョな体育会系の人らしい叫び声で読まれていて、臨場感があった。
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陸上自衛隊のオフの姿を楽しく知れる本。
"ますらお"とは"強く堂々とした立派な男子"とのことで、"ますらお"を目指す陸上自衛官の姿が楽しく描かれています。
かわいい絵とおもしろエピソードがよかったです。
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ぱやぱやくん、2作目。やっぱりセンスあるなぁ。幹部自衛官だったとは思えないほど。陸自あるある、それは市井の人の想像も含めて。
面白おかしく、そしてほっこり描かれるますらおランド。
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「ますらお」とは、強く堂々とした立派な男子(女子)。「ますらお」達を育成しているいくつかの一つが陸上自衛隊。ぱやぱやくん・作&原田みどり・イラスト「陸上自衛隊ますらお日記」、2022.2発行。①腕立て伏せの限界点から+5回やるのがますらお ②キツすぎると段々楽しくなってくる価値観を持った人 ③ジャージスタイルでガハハとメガハイボールを飲む女性自衛官 ④部隊では大砲を撃ち、家では子供をあやす女性自衛官 ⑤気合が全てを制する。アアレー!イギ!!⑥裁縫、アイロンがけ(プレス)、靴磨き ⑦駐屯地は小さな村 ⑧恋人から一般社会を学んでますらおは成長していく。
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幹校の事は色々と聞いていたけれど、初耳の事が多くて大変興味深かったです。著者の文章表現力がとても高く、最近文字の本を読んでいない私でもさくさくと読めてしまって感動しました。ぱやぱやくんさんって絶対頭の良い方。それなのにもう自衛隊に籍を置いておられないのが悔やまれます。これは絶対自衛隊と云う組織にとっても損失の筈。今はどうか知りませんが、私がいた時にはそう云う柔軟性がなかったもので…。
それはさて置き、幹校って本当に過酷な所なのだなあと感じました。「二度と久留米ぇ」と例えられているとは聞いていましたが…。やはり人の上に立つ人と云うのはそれ相応の責任に堪えられるだけのものを持たなければならず、それを一から鍛えると云うのは大変なのだと思いました。
部隊は相変わらずの様子で少し安心しました(笑)。
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夏の図書館のイベントで、借りて来た本である。
自分から率先して手にはしないであろうと、思うけど、楽しく拝読させて戴いた!
昔、防衛大学校に入学すると、授業料がタダであり、その上、お小遣いも貰える学校だと,男子が話しているのを聞いて、難関大学と、想像した事があった。
やはり、規律と今で言う、パラハラやいじめが横行しているのだろうと、推測される。
入学しても、卒業で残るのは、少ないと、聞いた。
今、この題名の『ますらお』と、言う言葉自体、今の若い方は、知らないのでは…
イラストの可愛らしいのと、ガッツのイヌとで、陸上自衛隊が、素敵に見えるように描かれているけど、やはり大変な職場だと思う。
今の世界を見ると、いつ、日本にも戦火が、飛んで来るかも知れない。
それを守るには、このような部隊が必要になって来る。
生半可な訓練では、無理なのだから、毎日の特訓は、食事やお風呂の時間だけでなく、慌ただしく大変な職場と思う。
作者でさえ、幹部自衛官だったのに、退職!とあとがきに書いてある。
苦労も沢山あったのでは、…と、推測しながら、再度、表紙の 迷彩服を着込み銃と、重い荷物を持ちながら、汗をかいている姿に、頑張って!と、言いたくなった。