- 販売開始日: 2022/03/10
- 出版社: 祥伝社
- ISBN:978-4-396-63620-3
戦をせんとや生まれけむ
著者 若木未生
鎌倉源平大河ロマン!13人衆一の洞察力に優れた武士梶原景時が見つめた、峻烈の人頼朝×戦の申し子義経乱世の光と影、そして生と死。なぜ兄は弟を拒絶したのか? 武者たちの世が拓...
戦をせんとや生まれけむ
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商品説明
鎌倉源平大河ロマン!
13人衆一の洞察力に優れた武士梶原景時が見つめた、峻烈の人頼朝×戦の申し子義経
乱世の光と影、そして生と死。なぜ兄は弟を拒絶したのか? 武者たちの世が拓かれた時―
天は晴れ、潮の匂いが濃かった。しかし濃密な潮風をもってしても拭い消せぬ異臭が、浜に置かれた黒漆の櫃からは溢れ漂っていた。
義経の首級は美酒に浸され、櫃に封じこめられているのだった。(ぶざまではないか。みじめではないか)景時の胸にこみあげるものは、不思議な怒りであった。
(あれほどの天賦の才を……)景時は、くやしかった。なぜ、九郎義経は、死ななければならなかったのか。[本文より]
これまで義経を讒言した悪役とされてきた景時に光を当て、頼朝と義経の新たな姿を描く歴史小説、ここに誕生。
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景時視点
2022/06/30 00:15
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投稿者:kurage - この投稿者のレビュー一覧を見る
源頼朝の挙兵と、頼朝と義経兄弟のすれ違いを、景時視点で描いた作品です。
景時の目から見た義経の危うさ、頼朝の冷酷でいて景時以外の他人の前ではあまり見せない苦悩や人間らしさが淡々と描写されていて、しんみりしました…。