鎌倉幕府と室町幕府~最新研究でわかった実像~
鎌倉幕府が滅亡したのは偶然が重なり合った結果だった。あるいは室町幕府は応仁の乱ののちも強かに存在感を発揮し続けていた――いずれも、最新の日本史研究で議論されている論点であ...
鎌倉幕府と室町幕府~最新研究でわかった実像~
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商品説明
鎌倉幕府が滅亡したのは偶然が重なり合った結果だった。あるいは室町幕府は応仁の乱ののちも強かに存在感を発揮し続けていた――いずれも、最新の日本史研究で議論されている論点であり、従来の日本史の常識を覆す研究が近年次々と発表されている。本書では、新進気鋭の中世史研究者たちが、それら最新の学説を整理して二つの幕府の実像を明らかにする。巻末には、どちらの幕府が強かったかを議論する座談会を収録。
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鎌倉・室町幕府を対比
2024/09/27 14:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
中世武家政権の鎌倉幕府と室町幕府の成立、朝廷との関係、地方統治から滅亡までを最新の研究で対比論じている。半世紀以上も前に歴史を学校で習った身とすると習った事柄が最新の研究では違った解釈で語られているのは興味をそそられる。歴史学は因果関係で説明していく学問。とされながら偶然にそうなった。わからない。説明がつかない部分もあると。研究者や学会の事象の見方や思考によっても変化する点が歴史の面白さかもしれない。
先人の論文を並べただけ。皇室系図の誤りもひどい。読むに値しない。
2023/02/26 15:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おくちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
サブタイトルに「最新研究でわかった実像」とあるが、どの章も黒田俊雄がどう提起したとか、佐藤進一の出した結論はこうだとか、先行研究の解説ばかり。そして各章の終わりに参考文献が列挙されている。研究者でない一般読者にとってこんなものはどうでもいい。今の時点でわかっていること、わからないことを示してくれればいいのだ。
それよりもひどいのが、他の方がすでに指摘された皇室系図の誤り。特に64ページですっ飛ばしている後小松天皇は南北朝統一が成った重要な天皇ではないか。それがまるで存在しなかったかのような系図になっている。ど素人でもすぐわかる、あり得ないミスなのに、著者も出版社も全然気がついていないようだ。金を返せと言いたい。
以上の理由で私が得た結論は「読むに値しない」だ。