- 販売開始日: 2022/04/01
- 出版社: 青弓社
- ISBN:978-4-7872-3339-4
ハンセン病者の生活史 隔離経験を生きるということ
著者 著:坂田勝彦
「恐ろしい伝染病」という誤ったイメージとともに、療養所に隔離されることを余儀なくされたハンセン病者。彼らは戦後社会のなかでどのようにして実存を模索し、療養所の内外の他者と...
ハンセン病者の生活史 隔離経験を生きるということ
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商品説明
「恐ろしい伝染病」という誤ったイメージとともに、療養所に隔離されることを余儀なくされたハンセン病者。彼らは戦後社会のなかでどのようにして実存を模索し、療養所の内外の他者との関係性を編み上げてきたのか。多磨全生園の入所者の声を丹念に聞き取り、さまざまな日常の営みからそのリアリティーに迫る。
目次
- 序 章 ハンセン病療養所で生きるという経験をめぐって
- 1 全生園というフィールド――ハンセン病療養所の過去と現在
- 2 ハンセン病問題とは何か――既存研究のアプローチから
- 3 隔離を生きる経験への社会学的接近――日常的実践と共同性
- 4 調査の概要と本書の構成
- 第1章 隔離を構成する機制と実践――戦前期の全生園の日常から
- 1 「全生村」という呼称の奥行きをめぐって
- 2 病者を取り巻く近代の機制
- 3 構造的制約を異化する実践
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