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月の王
著者 馳星周(著者)
大戦の暗雲が迫る、魔都・上海。帝国陸軍特務機関所属の伊那雄一郎は、田辺少佐から緊急招集を受ける。伝えられたのは、駆け落ちした華族令嬢・一条綾子の身柄を、各国の特務機関や蒋...
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月の王
商品説明
大戦の暗雲が迫る、魔都・上海。帝国陸軍特務機関所属の伊那雄一郎は、田辺少佐から緊急招集を受ける。伝えられたのは、駆け落ちした華族令嬢・一条綾子の身柄を、各国の特務機関や蒋介石隷下の藍衣社に先んじて確保せよという密命だった。しかも、皇室から直接派遣された謎の男・大神明と共に遂行せよという。渋りながらも拝命した伊那であったが、藍衣社の異能戦闘集団を率いる杜龍と四天王に急襲される。死地を救ったのは、身に「月」を背負って人間を遥かに凌駕した膂力で戦う、大神その人であった。やがて、各国の特務機関やマフィアの青幇をも巻き込み、上海租界を血の暴風が吹き荒れる――。最後に勝つのは・・・・・・誰だ!?
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紙の本
圧倒的なバイオレンス小説
2022/05/28 16:07
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
バイオレンスアクション小説だろうか、伝奇小説であろう。狼の王と人の王との契約の元に生きながらえる人狼戦士の壮絶な戦いを描く。太平洋戦争直前の上海という、いわくありげな街路で、人であって人ではないモノたちの戦いは壮絶だった。古代から現代に至るの歴史の中に埋められている秘密が、今後、徐々に明らかにされていくのだろう。シリーズの第1巻の予感。