『佐久間宣行のずるい仕事術』
2023/02/10 22:06
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビ東京で人気番組を制作するかたわらニッポン放送でラジオパーソナリティを担当するなど、マルチに活躍するプロデューサー(元テレ東社員)による“戦わない”仕事論
副題〈僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた〉
・小さな仕事でも、だれかが必ず見ていてくれる。
・会議直後の5分間のひと手間が、1週間後の自分の評価を変える。
・あらゆる局面で「メンツの地雷」だけは踏まぬよう、機微を汲んで慎重に動こう。
・リーダーがだれより本気で楽しそうに働くこと。
・ブランド人とは、「信用と期待を持たれている人」のことだ。
・企画は、これまでの人生の蓄積から生まれるものだ。
新入社員や責任が重くなり岐路にさしかかったミドル、やりたいことが見つからない人に、ヒントになるメッセージが満載
《誰とも戦わずに抜きん出る62の方法》──帯のコピー
帯には劇団ひとり、前田裕二の推薦文
おぎやはぎ、オークラ、伊藤隆行らのコラムも収録
明日から活かせます
2022/06/08 00:18
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投稿者:ケロケロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
もっと若い時に読みたかったです。
特に人間関係について、自分は参考になりました。
ラジオもテレビも面白いものが作れている理由が分かった気がしました。
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投稿者:ライル - この投稿者のレビュー一覧を見る
全体的にとても分かりやすく解説されており役に立つ内容だった。特に、メンタル編の「運」を味方につけるは、腑に落ちた箇所でした。
ずるい!よりも、仕事にやる気がでる本
2022/05/24 22:59
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投稿者:オデダンクス - この投稿者のレビュー一覧を見る
毎週聞いているラジオパーソナリティの佐久間さんの本ということで買いました。
リスナーなので、書いている話に心当たりがあるものもあります。
でも、仕事術の本なので、より具体的です。
ずるい仕事術とありますが、それほどずるくなく、むしろ正攻法のような印象。
若い人に見て見れば、接している上司とは違う意見のように思いますが、結果を出している人だけに、最終的に会社に貢献するためにというところが見えている印象です。
これを実践するのは難しい人もいるかもしれませんが、頭に入れて仕事をすれば、上向くような気がします。
なんか、ちょっと仕事がんばって見ようかなと思う本です。
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話題の書籍、レビューを書くまでに時間が空いてしまったが、昨年秋〜冬に読み終えた本。
非常に論理的に書かれたビジネス実用書。
著者であるテレビプロデューサーの佐久間氏の経験に基づく、仕事に対する考え方や向き合い方はもちろん、円滑に仕事を進めるために職場の人とどう関わっていくことが最適解なのか、ということが多く紹介されており、とても参考になった。
これは、20代のうちに読みたかった...と思うくらいに(笑)
ただ、30代に差し掛かった私でも、今から変えられることや実践していけることが沢山あったので、円滑に成果を出す術を身につけていきたい。ちなみに、読了時から自分に足りない部分をレベル別で抜粋して、あれこれ実践している。
紹介されていた仕事術の多くに共通するのは、自分の行動や言動によって周りにどういった影響を与えるのか、また自分を職場やチームにどう位置付けていくのかといった、客観的な自分への理解が重要ということは特に肝に銘じておきたいと改めて思う。
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会社での処世術が余すことなく紹介されている。大切なのは障壁なく仕事ができる環境を手に入れること。
どれも納得できた。特に以下は今後肝に銘じたい。
・仕事の相談は話を聞いてほしい人ではなくその問題を解決できそうな人を選ぶ。相談でやりがちなミスは、1〜2年次上の先輩に相談すること。自分とたいして人生経験も職務経験も変わらない人に、悩み相談という名の愚痴をダラダラ聞いてもらっても意味はない。
相談のゴールは愚痴への共感ではなく問題解決。
・人はメンツで動いている。メンツの地雷だけは踏んではいけない。相手のメンツを潰すと回り回って自分が損をする。相手を立てる。
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たかが仕事だ、そう思おう。 真正面で消耗するのを止めて作戦を立てる。 会社にとって都合のいいだけの存在にはならない。
組織にいるうえで、不機嫌でいるメリットなど一つもないのだ。村上龍さんもその著作『テニスボーイの憂鬱』の中で、「他人に対してできることは、キラキラと輝いている自分を見せてやることだけなのだ」と書いていた。 人生で関われる人の数なんて知れている。
相談の仕方にもコツがある。 まずは相談内容より先に、「なぜあなたに相談するのか」を伝えたい。なぜ自分がその人を選んだかが伝わると、悩みの方向性も明確になるし、相手もより親身になる。いまの自分にとって、「あなた」に相談することに意味があるとわかってもらうのだ。
ブランド人とは、「信用と期待を持たれている人」のことだ。 「あの人なら大丈夫」という信用と、「なにかワクワクするようなことをしてくれるだろう」という期待。それがあるから「個」で立てる。一目置かれる存在になれる。
結局、仕事と他人に誠実であることが、いちばんのブランドづくりなのだろう
夢に潰されないために大切なこと。それは「分解」だ。 自分の夢を分解し、「具体的な目標」に置き換える。
夢はさまざまな形で、あなたを裏切ることもある。
みんなのモチベーションを上げる方法に限って言えば、次の一言に要約できる。リーダーが誰より本気で楽しそうに働くこと。
リーダーはメンバーの良いところを見つけるのがとても大事だ。苦手なことや周りに比べて劣っているスキル、能力ばかりに注目しても人は伸びない。
リーダーは発言されたら採用される空気感を作らなければならない。この採用はアイデアや意見を本採用するという意味では無い。アイデアなんてどんなものでも最初は未熟。だから初めは切り口として採用する。
メンバーを注意したり叱るときには大原則が二つある。シラフで話す。個別に話す。
注意は冷静に、感情ではなく論理で。相手の立場やプライドを守ることをやりとりを心がけ、明らかな非があってもちゃんと逃げ道を用意する。
なぜこの仕事に取り組むのか、何を目指しているのか、何が面白いのか、成功したら何が起こるのか。こうしたなぜの説明が腑に落ちないと人はアクセルを踏み切れない。リーダーの目標をチームの目標として共有できていない時はほぼ空回る。そんな時はもう一度、なぜ、どこに行きたいのか、の説明に言葉を尽くそう。
どれだけ思い入れのある仕事でも、自分一人でできることなんて一つもない。
チームクラッシャーには、自己評価が高くメンツ命の人が多いから、こういう人には正論を言うよりこういうことをしたらダサいですよねと伝えることが行動抑制のキーになる。
もう一つある。嫌なやつの話を捏造する方法だ。架空の悪役やエピソードをでっち上げて我々のチームにはそういう人はいないですよね、と事前の圧をかける。
トラブルが発生した時は犯人を明らかにするよりもトラブルに至った仕組みを特定して、それを解決すること。個人的なミスの裏には必ず仕組みの問題が隠されてい���。
部下のことを思うなら簡単に仕事を引き取ってはいけない。受け取ったら面倒くさくてもフィードバックして修正させる。フィードバックにはダメな理由とどうすればもっと良いアウトプットになるかのアドバイスを添えること。正解の方向性だけは見せて、そこからのディテールは本人に任せる。
ちなみにこれは信頼関係のあるスパルタ。上司の能力が常に試されていることも忘れてはいけない。
上司から企画書を出せと言われたらそれを出すことで精一杯という人も多いと思う。でも、企画書は出すものではなく通すもの。その企画書は誰が読むのかを意識するところから始めたい。
相手は何を求めているのか。なぜいまの説得力。数字やロジックで裏付けながら説明していく。会社にとってのメリットも意識して入れ込む必要もある。
自分が言いたいことよりも企画書を読む人の知りたいことを優先して入れることが採用率を大きく上げるポイントになる。
企画にするとは、自分だけのアイデアを、ここが面白いと人に伝えられる形にすることだ。
企画書を添付するメール文は、企画書を開いてもらうための大事な導入。ここで伝えるべきは、なぜ、あなたなのか。
失敗には二つある。悪い失敗と良い失敗。悪い失敗は仮説がない挑戦の結果もたらされるもの。いい失敗は仮説を踏まえた挑戦の先にあるもの。自分なりの仮説がないと失敗の分析もできない。間違った答えを前に計算式を考えるのは全く無意味な辻褄合わせにすぎない。
10年後の自分をクリエイターたらしめるのは今日のインプット。蓄積の差はいつか必ず現れる。一日、1週間、一ヶ月をどのように使っていくか。何をみて何を体験するか。10年後の自分が後悔しないか時間の使い方を見直そう。
心を壊してまでやるべき仕事なんてない。たかが仕事。真剣にはなっても深刻になってはいけない。
プロフェッショナルとはなにか。僕の定義は対価と同等の働きをする人。サラリーマンでいえば給料分働く人。給料分の価値をだしたら会社員のプロフェッショナル。仕事に対してハングリーじゃなくても決して劣ってるわけじゃない。生き方の違いである。
誰がみても正当な問題点は、まずは自分のために変えてみる。ここでは順番が大事で、俺がこの会社をよくするんだという大義を掲げ、仲間を率いて着手すると不思議とうまくいかないことが多い。始まりはあくまで利己的なわがままがいい。
みんなのためにいいことをするのではなく、自分のためにワガママを突き通す。職場の正当な不平や不満はそんなエゴで潰していこう。
究極的に仕事は全て運で決まる。運とは信用の積み重ねだと思っている。あいつならと思われていたり、思い出してくれたり、時には恩を感じていてくれたりするからラッキーがおこる。だから、運と縁はとても近い。運は愛想と誠実さによってかけられた信頼という橋を渡ってくる。ここでいう愛想とはヘラヘラすることではない。いついかなる時も機嫌良くフラットでいようとする態度とそれを貫く意志のこと。
成長や変化をしていかないと無気力状態の沼にはまり、その部署、その会社がないと生きられない人間になってしまう。
面白かったー!自分でも意識、無意識問わずやろうとしていることもあれば、そうでないこともあるけど
きちんと言語化されている。
何より好きな人の言っていることやから凄く素直に受け取りやすいなーと。
もちろんクリエイターではないからなかなか自分に置き換えづらいところもあるけど、それでも、そうやんなー!は多かったな。
合う合わないはこういうテーマなら絶対あるけど、読んでみてほしいし、読んだ人と話したいなという本でした。
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佐久間さんのラジオや出演された番組、YouTubeを観ると、いつも楽しそうで、なんでか疑問に思っていたけれど、絶えず正しい努力を続けていたことがわかった。仮説に基づいた実践、コント嫌いな人、譲れるところと譲れないところの仕分け…
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佐久間さんのラジオリスナーだしファンなんだけど、それ抜きにしても一流の仕事人の仕事術はタメになる話ばかりだった!
特にメンツの話は我が身を振り返って反省しかないけれど一番響いた。
メンツを立てると負けた気がするから正論で捩じ伏せてやりたいと思いがちだけど、そういう幼稚な感情に囚われず、自分が気持ち良く仕事して良い仕事をするために戦略としてメンツを立てるのか!と腑に落ちた。
嫌いな相手だと尚更そういう気持ちが強くなるので、そういう場合は「コント:嫌いな人」と思って受け流していこう。
考え方を知れたことで、嫌な人と関わることに対してのストレスが軽減された気がする。
処世術としても、考え方のヒントとしても、とても学びの多い本だった!
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仕事で成功するための考え方や方法論を著者の経験を根拠にして書かれている。根拠のサンプル数が少ないため再現性はないかもしれないが、個人的には同意できる点や参考にしたいと思える点が多くあって楽しく読むことができた。
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Amazonの紹介より
就活生、新社会人からベテランまで、どの業界でも役に立つ、佐久間宣行からの62のアドバイス。
天才ではなくフツウの人こそマネすれば、一目置かれる人になる!
佐久間宣行が22年のサラリーマン人生の集大成として本気で書いたビジネス書。
特別ではない人こそ特別になれる珠玉の1冊!
サラリーマンでありながら、「オールナイトニッポン0」のラジオパーソナリティをつとめ、ファンイベントを行えばリアルで5000人が集まってしまう、45歳のフツウのようでフツウじゃない、いま話題の佐久間宣行が教える、誰とも戦わず、好きなことで効率的に成果を出す62の仕事術。
元テレビ東京プロデューサーで、現在はフリーとして活躍されている佐久間さん。「あちこちオードリー」や「ゴッドタン」などヒット作を手がけていますが、どのようにして今日まで築き上げたのか、ビジネスの面から語られています。
重要な所は、太字や黄色いマーカー線で引かれていて、読みやすい一方で、どこかで聞いたことのあるような既視感もありました。
ただ、この本の特徴は、それだけでなく芸人や他のプロヂューサーから見た佐久間さんの印象や佐久間さんの私物や企画書なども紹介されています。
読んでいて思ったことは、佐久間さんって愛されているな、頭の切り替えが素晴らしいなと思いました。
嫌な仕事や人に出会ったとしても、どう前向きに解釈できるのか。決して難しくはなく参考になるところが多くありました。
ただ単に「こうした方が良い」と言うのではなく、相手の立場に立って、気持ちよく仕事ができるようにわかりやすく解説してくれるので、自分もやってみようと思わせてくれます。
真剣に語りながらも、程よい脱力感も面白かったです。
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佐久間さんのイメージ通りの出来た人間性と、反面のストイックさドライさを知れました。
1番心に刺さったのは、仕事に運は重要で、その運は信頼の積み重ねで手繰り寄せることが出来るというもの。佐久間さんのように、人と正しい距離で誠実に繋がっていくことを僕も目標にしたいです。
ヨーソローラジオ、ゴッドタン、あちこちオードリーが大好き!
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社会に出たばかりの若者から、働き盛りの中堅、上司として部下をまとめるベテランまで、どんな立場の人が読んでも響くポイントのある一冊だと思います。
一番印象的だったのは、テレビが今より遥かに影響力を持っていた時代を経験していて、(勝手なイメージですが)「派手でクレイジーであることが是」とされていそうなテレビ業界に長年身を置きながら、
『仕事に対してハングリーじゃなくても、決して劣っているわけじゃない。生き方の違いなのだ』
と言い切れる懐の深さにとても驚くと同時に、佐久間さんがこれほど支持される秘密を見た気がしました。
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リスナーということもあるが非常に優しい文章でスッと入ってくる話ばかりだった。
周りから突出していたり秀でている人は持って生まれた才能ももちろんあるとは思うが、いかに考えて行動するかが大きな差を生むんだと思った。
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読むペースがゆっくりな私が、1日で読み終えました!
ポイントに太字&ラインが引いてあったり
語り口も柔らかく、文章がすっと入ってきて
凄く読みやすかったです。
6章に別れている内容も、
体験談や理由がちゃんと書かれてるので納得しながら読めました。
これを新人時代に読める今の世代羨ましいな、と思いつつ、
中堅に片足突っ込んだ私も、今までの仕事に対するスタンスを考え直せました。
明日から気持ちを入れ替えて頑張ろうと思える一冊です