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美術を学ぶなかでなんとなく身につけてきたような、まだまだ身についていないような、そんなぼんやりとした「クリエイティビティ」というものの正体を紐解いてくれた本。ただ解説するだけでなく、ひとつひとつのステップに分解して誰にでも「模倣」できるように書いてくれている。
クリエイティブというと、たとえば絵がうまくなるとかデザインができるようになるとか、用途の限られた技術的な部分に目が行きがちだ。でも本当はもっと汎用性の高い能力なんだよなあ。アートをビジネスに活かす、というジャンルの本はもっと読んでいきたい!
【読んだ目的・理由】模倣から生まれる創造性に興味があったから
【入手経路】買った
【詳細評価】☆4.2
【一番好きな表現】自分のテーマに出会った人は、「自分がつくるべき作品が降りてくる」という状態になってきます。「つくりたい」という以上に、自分は「つくらざるを得ない」「あ、これ、俺がつくるべきだなあ」という感覚でしょうか。(本文から引用)
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クリエイティブと聞くとデザイナーさんなど一部の人にだけ関係がある事柄のイメージでしたが、そもそも仕事に限った話ではなく、メモ帳にちょっとした落書きをすることも創造の1つと知ってハードルが下がりました。創造することは自分の希望を作ることだと書かれていたので、ちょっとした作るを積み重ねるところからやってみたいと思います。
普段クリエイティブと縁がないと思っている人でも、創造を普段の生活、仕事やキャリア構築でどう活かすかのヒントが得られると感じました。
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絵が下手だと思ってたけど、ちゃんと見てなかっただけだと気づけた。
どうしても自分独自でないとアートとして創造とはいえないと思ってしまってたけど、真似でもいいからなにか自分からアウトプットすることを続けないといけないなと思いました。
幸い発散思考なので、たまにやってる日記やnoteを自分のペースで続けてみようと思った。
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13歳 創造性のスランプ
適応しきる→創造性失う
答えをだすパターン
ゲームを変える戦略→大きな仕事
模倣の仕方≠技術
五感で感じる
創造心理学:新しい 独自性 役立つ
BicーC Mini-C
自分の気持ちに素直に
模倣・感情のセンサーを働かせる
模倣→想像→創造
好きなものをまねる
19世紀・創造的な発想に価値
右脳で観る
感性のセンサー
手考 描く→創造考える
ペンフィールド・ホムンクルス
ロジックとセンスのバランス
3つの軸:自分 時代 品質
アマチュアリズム
ガートナー・8種類の知能
自分の意見→創造
自分を主語に
余白を作り出す
もやもや≒違和感
曖昧さを抱きしめる
想像力=自分の妄想×過去の感性データベース
突然変異:インプット→ジャンプ→アウトプット
全身を使う→偶然のひらめき
言語 視覚 身体感覚
考えるフォーマット
デフォルトモードネットワーク
ウォーキング→創造性60%↑
空き時間をデザイン
料理・五感の解放
クリア≒形にハマりすぎ
構造化されすぎている
制作:締め切り 時間 表現の道具
情報過多
善意なるアドバイス
人生100年時代 獣道
専門家型・星座型キャリアデザイン
つくるべき作品が降りてくる・つくらざるを得ない
アーティスト:コンセプト型・経験型
自分なりの成功 いまを楽しむ
絶対的な「正」がない時代
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佐宗さんによる創造力を書い本するための本。
佐宗さんの本はほとんど読んでいるはず。
※世界のトップデザインスクールが教える デザイン思考の授業
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4532199948#comment
※直感と論理をつなぐ思考法
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4478102856#comment
※ひとりの妄想で未来は変わる
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4296103849#comment
「13歳(中学生)からの~」となっていますが、
中学生には読めなくはないけど、ちょっと難しい(というより、
興味を持つ中学生がかなり限定されそう)印象を持ちましたが、
逆に言うと大人にとっては分かりやすく、
誰にでも取り組めるワークが散りばめられています。
新たな発想を鍛えたい方や既存の決まりきった仕事から離れ、
新しいものを創造したいと願う人にとっては、
ぴったりのドリル的位置づけの本かと思います。
本を読むのは中学生にとっては難しいと思いますが、
ワークを実際にやるのはとても楽しいと思います。
おそらくそんなワークショップが佐宗さん講師のもと
一部の中高生に行われているようで、
それはとてもうらやましく思いました。
(自分が子供のときには、こんなワークなかったし。)
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佐宗氏によるクリエイティブ本。
ワクワクしつつ読書。
メモ
・大人になると自分の内面イメージよりも外とのコミュニケーションを大事にすることで元々使っていた創造脳を使わなくなってしまう。
・この本でいう創造は自分の内面で今はまだ存在していないものを想像し、それを世の中に形にしていくあらゆる行為を呼ぶ
・創造することは希望をつくる力
・創造の本質
模倣 感性のセンサーを働かせる センスを磨く
想像 自分ならどうするか。世の中にあるものを少し変えて自分らしさを入れ込んでいく
創造 自分の創造サイクルを回し制作物に落とし込んでいく
・まねるときに大切なのは小さな違いまで観察すること。それが自分の感性のセンサーを働かせることになる。
・センスに関する三つの軸
自分軸 自分が好きかどうか
時代軸 感度高い人が面白いと感じるものに目をつけられるか
品質軸 上質かどうか。専門家の厳しい評価に耐えうるか
・自分たちの好きを大事にすること。良いものを体験しにあちこちに行くこと。気になったものはすぐ取り入れてみること
☆自分を主語にする三段階
自分が感じている感情と対話する
自分の好きな世界に浸る
自分のつくりたい世界を想像する
・余白をつくる
スマホを持たず、ペンとノートを持ってカフェにこもる
・自分との対話の時間が多いほど自分が主語の時間は増えていく
・曖昧さをだきしめよう
・想像力を鍛える方法
目をつむってワクワクするシーンを妄想する
それを物語として言葉で書いたり、スケッチで描いたりして実際に表現してみる
表現したものを自宅で見えるところに貼っておく
・全身を使って考える
片付け
・しっくりくる表現フォーマットを見つけてみる
文章、静止画、動画、身体、リズム
・仕事が忙しいときこそ、運動の時間をあえて入れる
・誰もが自分のキャンバスを選び、自分を表現していく生き方をすることで希望を。
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創造の前には模倣がある。これにはとても納得する。そして模倣をするためにその対象物をじっくり観察するステップがあることも納得がいった。
観察、なかなか難しい。
自分のフィルターやバイアスを通さず物事だけを見てその物事を捉えていく。観察が大事と理解しながらその観察と言うことをすぐに忘れてしまう。
だからこそ自分のジャッジが入って良い悪い等で切り捨ててしまうこともよくある。
また私は絵を描く事は全くしないが、字を書くことは大好きである。
本書ではまずは手を動かすことを大事にしていた。そして手を動かす「集中」と内容が行き詰まったらぼーっとする「弛緩」をバランスよく取り入れていく。
集中と弛緩…集中と選択は常に意識しているが、集中と弛緩のバランスは今まで全く考えてこなかったため非常に参考になった。
特に弛緩が難しい…まずは意識していこう!
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ジャンル:スキルアップ・キャリア 起業・イノベーション
出版社:PHP研究所
定価:1,650円(税込)
出版日:2022年03月31日
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佐宗邦威(さそう くにたけ)
株式会社BIOTOPE代表/チーフ・ストラテジック・デザイナー
多摩美術大学特別准教授/大学院大学至善館特任准教授。東京大学法学部卒業、イリノイ工科大学デザイン研究科(Master of Design Methods)修了
P&Gマーケティング部で「ファブリーズ」「レノア」などのヒット商品を担当後、「ジレット」のブランドマネージャーを務める
その後、ソニーに入社、同クリエイティブセンターにて全社の新規事業創出プログラム立ち上げなどに携わる。ソニー退社後、戦略デザインファーム「BIOTOPE」を起業
企業の経営者に伴走したミッション、ビジュアルデザインや企業文化のデザインが得意領域
山本山、ぺんてる、NHKエデュケーショナル、クックパッド、NTTドコモ、東急電鉄、日本サッカー協会、ALEなど、バラエティ豊かな企業・組織のイノベーション支援を行なっており、個人のビジョンを駆動力にした創造の方法論にも詳しい
教育現場にて、創造的学びを教えるビジョンのアトリエ・ワークショップをライフワークにして行なっている
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flier要約
https://www.flierinc.com/summary/3046
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同じ著者の「直感と論理をつなぐ思考法」の内容を分かりやすく、より具体性を増したものにした本。「創造」の前段階として、真似から自分の理想像を模索する「模倣」と、自分の感性を磨く・アウトプットする「想像」(+それを確保するための「余白」)について述べている。
本書の中で印象的だったのは、「創造がされるのは思考が緊張からリラックスへと移り変わったとき」ということだ。これはジェームズ・W・ヤング著『アイデアのつくり方』(cccメディアハウス)にも同じことが書かれていた。ただ、本書が『アイデアのつくり方』と異なるのは、「余白の時間をスケジューリングする」「アトリエや創造の場を探す」といった、緊張→緩和の環境作りにも具体的に触れていた点だった。一方、『アイデアのつくり方』は要点を端的に表現してくれている本であり、ページ数も本文40ページ、解説30ページ弱の手軽さが魅力なので、本書を読んで創造性を育む環境のイメージを持ちつつ、『アイデアのつくり方』を持ち歩いて、思考法を復習する、といった使い分けができそうだと感じた。
タイトルには『13歳からの』とあるが、果たして創造の大切さに気付いている13歳がどれ程いることか。でも「自分モード」がまだ上手いであろう子ども達にこそ是非とも読んでもらい、創造性の基礎知識を分かりやすく身に付けてほしいと思う。
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絵心が無くて、それにずっと悩んでいたのですが、
たまたま書店でタイトルを見て即買い、
世界は誰かの模倣から出来ている、
何となくそんな風に思っていた、
そこからなんとなく絵心に繋がるかな、と思った、
正直、絵心の部分は超短く創造の方に焦点が向いてるので、僕的には物足りない感じだったけど、
創造の部分はそれはそれで面白かった、
クリエイターと呼ばれる人達の苦悩が分かりやすく書かれていて、作者なりの解決策も良かった、
僕は誰かが描いた夢物語を具現化する仕事なので、
裏での産みの苦しみを勉強できて良かった、
また、時間が経ってから読みたい
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創造力を養うには、まず「模倣」することから!
冒頭で結論が述べられていて良かった。恥じることなく、とにかく真似から始める・行動するということが大事なのだと再実感した。研究でも興味あるテーマに近い内容の最新の論文に書かれた理論を検証、アルゴリズム実装、追試実験などをしてみて、そこから得られた課題やインスピレーションから自分の研究へと展開していくのが確かに定石。
面白かったのは、創造性は脳の思考状態が緊張→緩和に移ったときにうまれる、というもの。例としてオードリー・タン氏が寝る前に課題の情報を大量にインプットしてから「明日起きたら問題の回答を得なければならない」と思って寝ると、翌朝回答が頭の中に出来上がっているというもの。もっと身近な例としては、煮詰まったら運動をしてみる、とかお風呂で考え事をしてみる、というのは良く聞くし、実際ストレスの解消にもつながり効果があると思っているが、忙しいのを言い訳に実践できていないなと思った。あと70歳まで医者として勤め上げ、89歳まで約20年かけて物理学の博士号を取得したおじいさんの話もアツかった。
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頭が良い方なんだなと思いました。
そしてデザイナーにもなって、すごい。
P&GにSONYにマサチューセッツ工科大に。
何歳からでもどんな状況でも学ぶ事に遅いとゆうことはないか。
まぁそうだよね。
もっと言ってくれと思う。
オーディブルで聞いたので紙の本の方が良かったのかな?と思いました、
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とにかく思考を書き出すこと。時間を設ける。
自分の興味を持っていることを同時に並行して行っていくことで最終的に自分の星座が完成する。自分の表現したいことが見えてきた。早く実行したい!そんな気持ちにさせてくれる本。
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創作が好きな人、興味があるけれど取り組めない人、そうでない人にもおすすめできる本だと思います。
想像力の鍛え方や、センスの磨き方など、創造の学び方について書かれています。
自分も日頃からアンテナを張って、感性を磨きたいと思いました。
読むと創作欲が湧いてきます。
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私の考え方と似ていた。創造の初めは模倣、まねることからはじめてよいということ。
でもただ真似することではなくどう真似るのか、それがよく分かりました。
小中学生の時に「真似はよくない」と言われた人は多いはず。そんなふうに言われ続け、美術、アートが苦手になった人、創造することは自分には無縁だと思ってしまった人におすすめ。
でも、第3章の創造(つくる)は、やはり難しいとは感じるでしょう。生みの苦しみはいつ何時も苦しいもの。
これからは答えのない正解のない時代を生きていくことになる。なくなる職業もあれば、新しく生まれる職業もある。これからはクリエイティブな生き方が重要と言われていることの意味がよく分かる一冊。
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創造は模倣から始まるという部分だったり、いくつかは面白い部分もあった。
だが基本的にどこかで耳にしたようなことの羅列で、何かしらのクリエイティブ関係の著作を読んだことある人には真新しさは感じない本だった。
コンサルタント的な本。