電子書籍
中東がわかりづらすぎて
2022/11/30 22:34
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:といれ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中東は食料危機が起こっている。
アフガニスタンの人たちは色々な国や人に振り回されていてかわいそうなんだ。寄付しなきゃ可哀想。
と思っていた自分の考えが変わりました。
目が覚めたような気分です。
紙の本
こういったスタンスの人の意見も面白い
2023/11/02 11:54
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この人は中東のことを反イスラムの立場から論じてくれる人、私はイスラムにもイスラエルにも正義はないと思っているから、こういったスタンスから論じてくれるのは面白い、もちろん私も「パレスチナ=善、イスラエル=悪」とは思っていませんよ
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sas - この投稿者のレビュー一覧を見る
中東問題のことをよく知らないので読んでみました。
日本のメディアや学者によって、真実が伝えられていないとのこと。
危うく、それらを信じるところでした。
現在の中東の真実が理解できて良かったです。
紙の本
イスラエル大好き!
2022/05/04 11:52
8人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
イスラエルは善で、パレスチナ人側がパレスチナ問題の諸悪だと思っているらしい。アラビア語やイスラームの知識はイスラエルの理解に必要なので、大嫌いなイスラームやイスラーム圏をはじめ、自分を学会から排除した恨めしいイスラーム大好きかイスラーム教徒の研究者や親イスラームのマスメディアを名指しで批判して神経をすり減らしながら印税収入や出演料収入を得るより、大好きなイスラエルの研究や大イスラエル主義の紹介をすれば精神衛生上、健康的だ。
一度、イスラエル紹介でミルトスあたりから本を出しませんか?
投稿元:
レビューを見る
風呂読書。ファンだから買うわけだが、もう完全に反左派マスコミ・学者にふりきっていて、刺客とか送られたりしないか心配な感じ。
投稿元:
レビューを見る
いったい何が本当の情報なのかわからなくなってくる。多くの学者が言うこと、メディアの言うことがだいたい同じ方向性であれば、そうなのだろうと思ってしまう。でもそれが正しい情報だとは限らない、ということに気づかされた。
投稿元:
レビューを見る
中東問題 そこは最後のフェイクニュースの楽園。これは新進気鋭のイスラム思想学者が、ファクトに基づいてフェイクニュースを訂正するという任務を続行し、 日本の「専門家」「ジャーナリスト」による偏向報道を探索して、訂正し、現実の中東問題に日本人を誘った物語である。
・アフガニスタンもイランもトルコも「親日」なんかじゃないよね。(そらそうよ
・イスラム諸国家はイスラムイスラム言う割には、中国の資金の方が大事みたいだね(露骨にね
・イスラエル抹殺を叫ぶ組織に資金援助したらアカンよね。それは平和共存を目指す日本の大方針に反する
投稿元:
レビューを見る
中東問題を中心に読んだ。
日本のニュースには常にバイアスがかかっているとのこと。確かに戦闘の状況などはパレスチナ寄りであるし、ハマスの政策などは報道されないし偏っていることは感じる。
(ハマスは民を盾にし、民に保護や福祉、教育を与えていない。ハマスのはなつロケット弾のいくつかはイスラエル領内に届かずパレスチナの居住地に落ちている等)
またイスラエルとアラブ各国との国交樹立など最新の情勢や真意も正確に伝わってきていない懸念がある。(日本人が思うほどアラブ各国はパレスチナ解放やハマスに重きをおいていない?)
なぜそうなるのか、「パレスチナ=難民=かわいそうな人々」と同情心からか。(最終的に著者はそれは左翼思想から来ているとものとしているが)
日米関係要視のはずの日本政府の意図は何か、著者の言い分に決め付けを感じる箇所もあるが、事件を別の視点から見るきっかけとして、一度読んでおいた方が良い本と思う。
投稿元:
レビューを見る
マスコミと中東の識者は、反米で間違った方向へ誘導している、という主張。
例えばタリバンは、アフガニスタンの人々の人権を侵害しているのに、アメリカが悪い、タリバンはアフガニスタンの人が望んだ政権、西洋の生き方でイスラムの生き方を見るな、と主張している、とマスコミは間違った方向へ誘導する、と実際に発言した内容や個人名をあげて批判している。
全く同意できない。
アメリカ軍が撤退し、再びタリバンがアフガニスタンを占領した際のニュースを見ていたが、そんな印象は全く受けなかった。
タリバンの人権侵害、女性の不安、逃げたアフガン軍人の声などが主にとりあげられていた。
アメリカを批判するとしたら、冷戦時代にアフガンに介入しタリバンを生み出した皮肉や結局アフガンに民主主義を定着させられず、アフガン人やアメリカ人がたくさん死んだのに、結局元のタリバン政権に戻ってしまったことに対することだったという印象。
そして、戻ってきたタリバンが前と違ういうニュースは、確かに前と主張を変えて、女性が就業しても良いなどの発言をしている、という事実を客観に伝えただけで、タリバンの主張を信じられない人達の言葉も一緒に報道しており、それが正しく信じられる、という論調で主張している人は自分はみなかった(いたかもしれないが、少なくとも報道のメジャーではなかった)。
イランやトルコの実情について深掘りした報道が少ないのは問題だと感じる。しかし、表面的な親日などのエピソードだけをとりあげそれは反米誘導だ、というのは全く共感できない。
報道が視聴者が好む表面的な事象だけを取り上げるのはよくあることで、それをもって反米というのはあまりに論理が飛躍しすぎている。
トルコについて、エルドアン大統領になってから、(悪い方向に)かなり変ったことは共通認識で、彼が大統領になる前のトルコについての発言をもって断罪するのはおかしい。ウクライナに侵略戦争を仕掛ける前のロシアのプーチンへの発言を取り上げて批判するようなものだ。
などなど、かなり論理の飛躍と、マスコミの反米陰謀論にかたまった内容に見える。
それは前提として、頭の中で突っ込みを入れながら読むので、本書で語られている、タリバン、イラン、トルコ、パキスタン、についてが自分の頭の中で整理された。
また、パキスタンの幹部の豪遊や汚職についてや、我が国に支援するということは、政治を握っているテロ組織に金がいくことにつながり全く支援にならないから、支援しないで、という声は初めて知り、興味深かった。
投稿元:
レビューを見る
色々考えさせられる本でした。この本を通じて思ったのはイスラム教ってそんなに攻撃的なのかってこと。一般の人は違うかもしれないが国の指導者たちはコーランを元にイスラムの覇権を保とうとし武力行使に至ってるのは国と人とで解離があるのかなと。欧州やアメリカの帝国主義がことの発端とはいえ現在のパレスチナやイランのテロ活動を支持するのはやはりおかしいことでそれを扇動してるメディアも左翼イデオロギーの塊であることを痛感した。迫害されてるウイグル人をイスラム圏が保護しない理由が中国と経済的に強く結びついているからっていうのは当たり前とはいえあんだけ宗教を理由に紛争をしてるのに道理がなってないなと思うところはある。
投稿元:
レビューを見る
中東、イスラムの問題は、本当に耳に入ってこない。
まだ、国内やお隣の国の問題は、ネット情報とかで入ってくるようになったので相当考え方は改まってきてるのだが、ここはもう、30年前のNK国みたいなもんだ。
その、マスコミとか「専門家」の構造が全く変わっていないことがあまりにも鮮明。
イスラムと世界の関わりの問題と、こういう情報偏向の、二重の問題が日本にはある。
もちろん、飯山先生自体もその「専門家」のお一人ではあって、最終的には自分で判断しないといけないのだけど、以前に何人か著作を拝見した「専門家」に感じた、背中がむず痒くなるような不快感、非論理感を感じない。まずは「事実」に基づいて検討しようよという主張に、首肯する次第。
投稿元:
レビューを見る
中東、イスラムの問題は日本国内での報道も少なく分かりにくいため、本書のように今の中東について解説してくれる本は貴重。
イスラエル=アラブ人の土地を奪った悪、パレスチナ=イスラエルに反抗する善、という多くの人が持っているテンプレを現実的なデータをもとに正す内容は新鮮だった。現在では、イスラエルと中東の各国が関係を改善させているという情報はなかなか日本では報道されない。
また、なんとなく知っていた現在のトルコ、エルドアン政権の問題点を苦らしく解説してくれているのも良かった。
近隣国同士の国際関係なんて刻一刻と変わっているのは当たり前だが、その当たり前を現実的なデータや事情で解説してくれる本。今後もイスラム、中東問題についてフォーローしていきたいと思った。
投稿元:
レビューを見る
批判ばかりでつまらない。
中東問題は理解するのが難しいということなのだろうが、
他の評論家たちの批判に終始するのではなく、
事実・理論を再構築して読み物にしていただきたい。
投稿元:
レビューを見る
しつこいくらい繰り返し中東問題への認識の誤りとその誤りの原因、つまり日本のマスメディアと専門家の「悪い功績」が説明されており、わかりやすい。
以前同著者の「イスラム2.0」を読んだことがあったのでイスラム教については多少理解できていたつもりだったのだが、改めて本書で紹介されているイランの創始者であるホメイニの発言にあるように「イスラム教はイデオロギーであり、宗教はそのひとつの側面にすぎない」という本質をよく理解した上で、現状の中東問題を眺める必要があると感じた。
ついでに俯瞰してみると、トランプ大統領はやはり偉大だったと思う。
投稿元:
レビューを見る
同著者のイスラム教再考と同じような構成で、日本で報道される中東問題と国連や世界の人権団体の報告書などを比較しながら本当の問題は何かに迫る。
同じ一つの事柄に対してでもそれがどう見えるか、どう感じるか、どう伝えるかは人によって違う。それは人によって正義が意味するところが違い、正義の前に損得勘定があるのかも知れない。得られる情報は多くなったけど、その取捨選択は難しい。自分にとって世界とは何なのだろうかと改めて思う。