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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
この人たちはこう、で、こっちはこうで…なんて深く難しく考えなくても読み進めていけばおもしろいくらいサラサラと謎解きされるので、後半は世界観にも入り込めて読みやすかったです。
ほんのり死というものが近くにある雰囲気の作品なので、好みだったのもよかった。
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投稿者:amami - この投稿者のレビュー一覧を見る
観覧車は密室だと改めて思わされた。ゴンドラの一つ一つにドラマがあって全く違う人たちが乗っているのに、それらが後半にかけて微妙にリンクしあっていくのが面白い。
どのゴンドラ内も謎があり、それぞれがどのように着地するのかが気になり一気に読んでしまった。
久しぶりに観覧車に乗りたくなった。
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投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
驚きの結末が!てほど驚きはしなかった。
突然停止した観覧車、ゴンドラに閉じ込められた6組の乗客達のお話。どのゴンドラの話かは観覧車の絵で教えてくれるけど、コロコロ視点が変わるからちょっとメモとりました。解決に向けてさらに細かく切り替わりスピード感がアップ。途中でこれは?っとなり楽しく読了。
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なかなか掴みどころのないお話。トラブルで停止してしまった観覧車の6つのゴンドラのお話が、同時並行で描かれます。これ以上は何をどう書いてもネタバレになりそうなので、この辺にします。
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複数の登場人物の視点から
語られる形式は結構好き。
ただし、兄弟の話は、
あまりに唐突すぎて
最後の最後のオチも好きではないかな。
※外した理由とかは、伏線回収もあり
よかったのに…
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観覧車のゴンドラの位置を示しながら、その章の間隔が狭まりながら進んでいく展開はとても独創的で面白かった。最後は予想とは違う展開で、いささかピンとこなかった。私は、全てのゴンドラの搭乗者は全て一本の線でつながっていると思っていた。また、公園の南西にあり、川があって、芝生に影が見えて、と観覧車の位置や方角に気を配っていたが、あまり重要ではなかった。いい意味で予想は外れて、「かがみの孤城」を思い出すような全く違う結末となったが、爽快感は得られなかった。でも面白い。読んで良かった。作者の他作品も読んでみたいと思う。ABCと並ばずに飛び飛びにゴンドラに名前をつけたのはなぜだろう、時系列でもなさそう、時系列ならよかった。第4部はばん、ぱん、ドカンなどの擬音語で各章が始まっている。Dがよくわからないが自殺した彼女の思念体にナイフを刺したと言うことか。
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観覧車の乗客達の話が次々と書かれている構成は、面白く、集中して一気に読めた。 しかし…、最後まで読んだが、話がつながった部分もあるが、全部スッキリとはならず、再読するほどの気力もわかず…なんだかモヤモヤとした読後感だった。
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日常の謎の本格探偵推理小説ですね。
観覧車にたまたま居合わせた6組の謎解きの物語。
連作短編を一纏めにした構成は類をみませんが、観覧車ではないと物語が成立しないかなと思いました。
読みやすく、メリハリもあるのですが、限られた空間なのでもう少し人間模様の構成が欲しいですね。
次回作を期待しましょう。
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Amazonの紹介より
止まったゴンドラが動き出したとき、驚きの結末が待ち受ける! 『このミステリーがすごい! 』大賞・優秀賞受賞作家が贈る、二度読み必至の六つの密室劇。
(あらすじ)
不意に停止した自然公園に立つ観覧車――そのゴンドラ内に閉じ込められた六組の乗客たち。
自分を殺した犯人がいかにしてゴンドラから脱出したか考えてほしいという幽霊、観覧車の最高地点から標的を狙撃してほしいと依頼された殺し屋、爆弾とともにゴンドラに乗せられ、解除コードを当ててみせるよう強制された男……。それぞれの謎が解かれたとき、六つの密室劇が鮮やかに響き合う!
観覧車という閉鎖された空間で起きる6つの物語。バラバラだと思っていた物語が「繋がる」感覚は爽快でした。
ただ、個人的には読みづらいかなと思いました。というのも、6つのパートをA,B,C,D,E,Fで分けられています。最初はA→Fを順番にパートを変えているのですが、途中からは不規則に変えていくので、どのパートがどの登場人物だったかこんがらがってしまいました。また、パートの切り替えが速いところもあり、緊迫感は伝わるのですが、その分理解力も必要だなと思いました。それはそれとして面白いかなとも思いました。
一応、最初の所には、どの観覧車に誰が乗っているのか一覧表が掲載されています。
同時進行で、一気に6つの物語が始まるので、メモを取っていた方が良いかと思います。
一つの故障を機にそれぞれの事情が明らかになっていくのですが、読者にしかわからない仕掛けなど単純にスゲーと思ったくらい構想が面白かったです。
後半になるにつれて、伏線回収していくので、色んな発見もあり、そういうことだったんだと何回も驚いてしまいました。
ネタバレになってしまいますが、6つの物語は同時期に発生したわけではなく、時系列がバラバラになっています。
うまい具合に、別の物語で何気ない会話の中に、その後の物語が登場するので、そういった発想は読んでいて面白かったです。
だとすると、登場する観覧車は計6回不具合が起きています。観覧車に乗るのは好きですが、正直これには乗りたくないです。
現実的では話もありましたが、文章がコミカルながらも、張り詰めた空気感も演出していて、また新たな作家さんが誕生したなと思いました。
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思わず二度読みしてしまぃした。
あ~騙された騙された!
と心地よく叫びたい!
1度だけでは❓❓❓で終わってしまいそうだったけどなるほどこう来たか。
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同じ観覧車の別々のゴンドラで紡がれる6つのストーリー。それぞれのストーリーの理由、最後に繋がる結末は面白かったです。
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誤作動で止まってしまった観覧車に乗る6組のグループに関わる謎という、設定は面白かったです。面白かったですが、読み終わった現在でもちょっと時系列が分かりにくくて頭の中パンク中です。
みんな『19番のゴンドラ』に乗っているで合っているような気もするのですが、誰が先で誰が後なのかは少し分かりにくいかな。
後半にすごい勢いで場面が移り変わるので、真相を見たはずなのにイマイチ理解した気がしないです。緊迫した様子のゴンドラも少ないので、すごい勢いで場面が変わっても臨場感はそんなにありませんでした。駆け足気味で進むので物足りなさも。
もう一度読んだら理解できるかなと思いましたが、しばらくは読まない気がします。
でも、観覧車に乗りたくなるような1冊でした。
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止まってしまった観覧車の中の6台。それぞれの登場者の事情が謎を持って重なるようでズレる違和感。時系列のズレも重なって、動き出しの瞬間に向けてどんどん高まっていく謎解きの醍醐味が肩透かしを食った感じ。
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あらすじはすごく面白そうだと思ったのに、読んだら微妙に薄かった。
うまく繋がって「なるほど!」と思えるところも多いのに、あともう少しカタルシスに繋がらなくて惜しい。
なんでかなと考えたら、キャラクターの性格が皆真面目で似通ったところがあり、飛び抜けて変な人や個性的な人がいないからかなと思った。
作者もキャラクターも、ちょっとお行儀が良すぎるのかもしれない。
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同じ観覧車に乗った6組のオムニバスという感じで、面白そうな予感のするコンセプト。終盤、一気に加速していくあたりから謎っぽいものが明かされていく過程、結末も驚いた。すごく作り込んだんだと思うし、ヒントはあるものの答えには近づけなかった。わかり難い。