あたしたち、海へ(新潮文庫)
著者 井上荒野
有夢と瑤子と海は、いつも好きなアーティストの話で盛り上がる親友同士。しかし私立女子中学校に進学後、関係が一変する。クラスを仕切る女子に反発した海に対し、報復のいじめが始ま...
あたしたち、海へ(新潮文庫)
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
有夢と瑤子と海は、いつも好きなアーティストの話で盛り上がる親友同士。しかし私立女子中学校に進学後、関係が一変する。クラスを仕切る女子に反発した海に対し、報復のいじめが始まったのだ。有夢と瑤子も次第に抗いきれなくなり――。海の母親、担任ら、大人の視点からも浮かび上がる理不尽な社会の「仕組み」。心を削る暴力の輪に組み込まれ、もがく全ての人に、一筋の光を照らす長編小説。(解説・鴻巣友季子)
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
いじめる側といじめられる側
2022/07/04 11:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きみくんのパパ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリーそれ自体は、「スクールカースト」と「いじめ」を題材としたある意味描きつくされた内容だが、井上荒野さんの筆力と展開力は読みごたえあり。社会的な善悪を単純にストーリーに込めるのではなく、それぞれの立場の人間の行動を理解する上で必要以上に人物を登場させない、そういうメリハリの利いた展開が、読む側に過不足感を与えない、ストレートさが出ている。