紙の本
前のめりで読ませていただきました!
2022/07/01 09:30
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投稿者:笑う門ふう - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白い&ためになったなぁ~
何だろうこの充実感。通勤電車で読める幸せ。
有川さん、私は今でも本が大好きですよぉ~
有川さんがお勧めされていた本を5冊程購入し、今私の本棚に
横たわっております。今から読むのが楽しみです。
とお伝えしたい。
本好きはここに居ます!と。
電子書籍
本について大事な人と語り合いたくなる本。
2022/10/08 10:22
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
就職面接の「趣味」の欄に「本屋に行くこと」と書いた。
「読書が趣味です」と言い切れるほど、読書量にも質にも自信がなかった。
でも、子供のころから本屋は大好きだった。
あの頃のことから、今現在の自分を形作っている様々なことを思い出させてくれた著者のエッセー集第二弾。
「有川浩」から「有川ひろ」に改名した経緯のコラムから始まる。
全編に、本への、本に携わる人々への強くてまっすぐな愛が貫かれている。
巻末に収録された二つの「特別収録小説」。
「彼女の本棚」は、前巻「倒れるときは前のめり」に収録の「彼の本棚」の対になるストーリー。
「サマーフェスタ」は、「県庁おもてなし課」のサイドストーリー。
本が読みたくなる。
本屋に行きたくなる。
本を買いたくなる。
そして、本について大事な人と語り合いたくなる本である。
<本書から>
〇児玉清さんの遺産--偉大な師からの口伝、「思想」を託された。
〇図書館と本の売り上げについて。
〇「生」の字--宝塚で好きな光景。
〇「物語」の先達たちとの幸福な出会い。
紙の本
本について大事な人と語り合いたくなる本。
2022/10/02 07:42
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
就職面接の「趣味」の欄に「本屋に行くこと」と書いた。
「読書が趣味です」と言い切れるほど、読書量にも質にも自信がなかった。
でも、子供のころから本屋は大好きだった。
あの頃のことから、今現在の自分を形作っている様々なことを思い出させてくれた著者のエッセー集第二弾。
「有川浩」から「有川ひろ」に改名した経緯のコラムから始まる。
全編に、本への、本に携わる人々への強くてまっすぐな愛が貫かれている。
巻末に収録された二つの「特別収録小説」。
「彼女の本棚」は、前巻「倒れるときは前のめり」に収録の「彼の本棚」のついになるストーリー。
「サマーフェスタ」は、「県庁おもてなし課」のサイドストーリー。
本が読みたくなる。
本屋に行きたくなる。
本を買いたくなる。
そして、本について大事な人と語り合いたくなる本である。
<本書から>
〇児玉清さんの遺産--偉大な師からの口伝、「思想」を託された。
〇図書館と本の売り上げについて。
〇「生」の字--宝塚で好きな光景。
〇「物語」の先達たちとの幸福な出会い。
紙の本
有川ひろはストーリーテラーである
2022/09/28 20:42
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投稿者:papakuro - この投稿者のレビュー一覧を見る
兎に角、「有川ひろ」と付いている文章をかき集めて本にすれば、ファンは買うだろうというコンセプトの本。
なので、同じような内容の文章が、繰り返し出てきたりする。
エッセイ集に、書評が入っているのも何だかな。
「有川ひろと覚しき人」名義の文章が入っているのも、すごい違和感がある。(「覚しき人」なんてペンネームで発表した文章なら、最後まで「覚しき人」でとおせよ。)
有川ひろの文章を読んだことがない方にはお勧めしません。
有川ひろは、非常に優秀なストーリーテラーです。
面白い小説を沢山発表されているので、是非そちらからお読み下さい。
紙の本
大変なんだ
2022/08/21 21:19
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投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネットでは何だかんだと叩かれることの多い有川さんですが、私は大好きです。
外野からの様々な意見に対し、正々堂々と論陣を張ってらっしゃる姿をまとめて見ることができて良かったです。
これからも、誰に媚びることなく物書きを続けて行ってください。応援してます。
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有川ひろさんのエッセイ集。
エッセイ集の中には、有川ひろさんの迫力ある伝えたい言葉が溢れていた。
東日本大震災のとき、電源も必要ない、腐らない、誰もが交換できる雑誌、本がどれだけ救いになったのか
。
阪神淡路大震災にまつわる鎮魂。
鎮魂は権利でも義務でもない、自由であるがゆえに責任もある。押し付けるものではない自由と責任がある。
「言葉」がインターネットに溢れている怖さと責任、より良いものにしていきたい意志。
様々な考えや伝えたいことが折り重なっていた。
短編読み切り「サマーフェスタ」。
切ない。
わかっていた切なさ。
でも、言葉にできた。言葉をもらった。
だから、次へ進めた。
有川ひろさんの苦い話もよかった。
読み終えて....
あーここ2年ほど小説をほとんど読んでいなかった。
心が攻撃的になっていた気がする。
小説という物語に入って、現実に帰ってくる。
現実に帰ってくる時は、違った雰囲気を感じ取れる感覚とその余裕を持ち帰っていた気がする。
小説は心の水。
枯れてしまうもの。
命を吹き込むもの。
本屋さんにもひさびさに行ってみよう。
ステキな言葉にであるかもしれない幸運を期待して。
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作者のエッセイ集と2話の短編集。作者ならではの視点で高知の事が書かれている。有川浩から、ヒロに変わった理由がわかった。
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本という存在意義を作家という立場からここまで真正面に描いてきた作家が他に居るだろうか.それ故に?,普通以上に批判も浴びるのかも,と想像していたが,どうも文庫版あとがきを読む限り,当たらずとも遠からずだったようで,お疲れ様でした有り難う御座います,という純粋な気持ちが一読者として込み上げてくる.はい,誰知らず無事消えられることを祈念致します.
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数年前に、倒れるときは前のめりを読み、感想を残していた。それを読んで反省しきりである。今回のふたたびには、同一化願望について書かれていた。
自分と嗜好が100%一致する人は、この世に存在しません。
ハッキリと書かれていて、目が覚めた気分だ。著名人に対してもそうだが、私はどうも、周りにいる人に迷惑な願望を抱いて(伝えはしない)周りの人が自分の理想どおりに振る舞ってくれないとストレスを感じてしまう癖がある。馬鹿げた癖だ。もうやめよう。
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初読。有川さんのエッセイを読むと、この方が何を絶対に譲れないと考えているのか、そしてそれを表明することを怖れないのかがよくわかる。今までも多くのものと戦ってきて、これからも戦っていく人なんだろうなあと思う。
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有川ひろさんの芯の強さや姿勢のぶれなさがいいなと思う。反発や批判もきっと多いのだろうけれど,変わらないでほしい。
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有川ひろは、言わねばならぬことは躊躇せず言う人だ。
だから作らなくていい敵をつくることもあるのかもしれない。
けれど、読者の心を耕すことがこの先も本を売ることに繋がり、本を売ることは本に係わる人たちの仕事を担保することであり、ひいては経済を回すことであるという信念のもとそれは行われる。
この本でも、ネットを通じて自分の趣味趣向を押し付けることがどれだけ他人の心を傷つけるのかと、何度も何度も書かれている。
同じ話を、結構念入りに何度も書いていても、通じない人には通じない。
そのもどかしさも含めて、有川ひろは正直に本書に記している。
それは、若い読者に対する大人の責任と考えるから。
甘々な恋愛小説を書くイメージの強い作者だけれど、本人は結構骨太で勝ち気で頑固。
それが作品に直接反映していないところがいいなあと思うのだ。
読者は、作者が書きたいことをもっと積極的に受け止めに行こうよ。
若い読者に媚びず、きちんと大人として若者に接する大人というのは、なかなかに貴重な存在だ。
そして、折る程度大人のコマッタちゃんに対しては、それを是正するご縁はございませんと切り捨てる。
そこがいいなあと思うのだ。
稀代の読書家・児玉清さんへの想い、『コロボックル物語』への想い、新井素子へのあこがれ、植松努への共感。
どれもまっすぐに強い気持ちが伝わってくる。
「倒れるときは前のめり」
これ、倒れるにしても、少しでも前へという著者の思いと「受けて立つ」という著者の覚悟が感じられて、とてもいい言葉だ。
うっかりすると私も前のめりに斃れてしまうかもしれない危険で魅力的な思想だ。
「お天道さまは見ている」という言葉とともに胸に深く刻んでおこう。
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2022/08/15
エッセイ集について
今までの色々な本や雑誌などに収録されていたあとがきやコラムなどを前作に引き続きまとめたものです。こういうまとまったものが読みたいと思っていたのでとてもありがたいです。
有川さんの色々な考え方を、このエッセイから知ることができて、共感できることも非常に多くありました。なるほどなと思わされること、作家の立場で色々な作品を世に送り出してきた人だからこそ見える世界などのことについては読む度に新鮮さがあります。
小説について
一つ目はすごく短いですが、この短さの中に色々な要素が詰まっていて、これだけでも心温まる話だなぁと思います。対になる話が載っている本ももう一度読んでみようと思います。
二つ目はもう少し長めですが、有川さんにしてはほろ苦いというか、珍しい終わり方をする話だなーと思いました。
この短さの中で、一通りの心情を読み手に喚起させるのは本当にすごいなと思います。
場面の移り変わりがとても自然で、自然と話の中に引き込まれ、男女どちらかに肩入れしながら読んでしまう、そんな仕掛けがあるように感じました。
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就職面接の「趣味」の欄に「本屋に行くこと」と書いた。
「読書が趣味です」と言い切れるほど、読書量にも質にも自信がなかった。
でも、子供のころから本屋は大好きだった。
あの頃のことから、今現在の自分を形作っている様々なことを思い出させてくれた著者のエッセー集第二弾。
「有川浩」から「有川ひろ」に改名した経緯のコラムから始まる。
全編に、本への、本に携わる人々への強くてまっすぐな愛が貫かれている。
巻末に収録された二つの「特別収録小説」。
「彼女の本棚」は、前巻「倒れるときは前のめり」に収録の「彼の本棚」の対になるストーリー。
「サマーフェスタ」は、「県庁おもてなし課」のサイドストーリー。
本が読みたくなる。
本屋に行きたくなる。
本を買いたくなる。
そして、本について大事な人と語り合いたくなる本である。
<本書から>
〇児玉清さんの遺産--偉大な師からの口伝、「思想」を託された。
〇図書館と本の売り上げについて。
〇「生」の字--宝塚で好きな光景。
〇「物語」の先達たちとの幸福な出会い。
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前作の「前のめり」は割とおもしろく読んだのだけど、今回は、わりとイラっとさせられる文章が多かった。小説以外はほぼ流し読みした。
「クリエイターに対してネガティブなコメントをしないで。見るなって言われても、私たち見ちゃうの。でも、わたくしがやってるみたいに、引き際をわきまえて、しつこくしない批判はOKよっ」って、なんだソリャ、とあきれた。
自分が気に入らない意見はNG、忖度ヨロシク、って、戦前の日本の検閲制度と基本方針同じですな。
インターネットにあふれる情報に対して非常に稚拙でナイーブなリアクションをする人だなと思った。
自分のファンの行動は、自分の言葉の力で変えることができる、と信じて疑っていない様子。
でも、最後のあとがきで「今であったら、神戸のツリーにかかわらなかった」というようなことを書いておられて、改めて初出年を見て、ああそうか、と腑に落ちた。
「Post-Truth」という言葉がオックスフォード大学出版局のその年の流行語の大賞に選ばれたのは2016年だった、と、ついこの間読んだマイケル・ルイス「かくて行動経済学は生まれり」の解説に書かれていて、あれ、そうか、トランプが勝った年か、なるほどね、とちょうど当時の世相を思い出していたところだったのだが、確かに、Post-Truthという言葉の意味するところが明確に意識される前は、世間も(そして私も)Post-Truth的なものに対して、もう少しナイーブだったな、とは思う。
とはいえ、この作者の言うように、「昔は意見表明について人々に自制と自律が残っていた」とはぜーんぜん思わないけど。(昔から匿名の下では人とはそういうものだったかと)
いずれにせよ、今は有名人には非常にハードな時代なのは確かなので、そこは心から同情します。
最後の小説は良かったです。
なかなか切なくてリアルで良かった。
ただ、派遣切りのニュースが意味する問題の本質について、著者が理解していないようだったのは残念だった。
あれはワーキングプアを生む搾取のシステムになってしまっていることが問題なのであって、地方経済の冷え込みとか地域格差が本質じゃないのだが。
でも、まあ、物語としては良かった。
あと、もう一つ、那州雪絵さんについて!
久しぶりに思い出して読みたくなった。「月光」、好きだったのだが、内容を完全に忘れている自分にビックリ。
出版社とのトラブルか何かで筆を折ったのかと勝手に思っていたのだけど、今も作品を描かれていると分かって嬉しい。
思い出させてもらえて感謝感謝です。