[新版]日本国紀<下>
著者 百田尚樹
大増量150ページ!! 65万部突破のベストセラー歴史本、満を持して、待望の文庫化!黒船来航により、二百六十五年にもわたる江戸時代が終わりを告げた。明治維新というかつてな...
[新版]日本国紀<下>
02/20まで通常784円
税込 549 円 4pt商品説明
大増量150ページ!! 65万部突破のベストセラー歴史本、満を持して、待望の文庫化!
黒船来航により、二百六十五年にもわたる江戸時代が終わりを告げた。明治維新というかつてない劇的な変革により近代化した日本は、日清戦争・日露戦争を経て、維新より半世紀後、ついに世界の列強と肩を並べるが――――。教科書が教えない、知られざる史実と感動の歴史秘話が満載。ベストセラー作家による壮大なる日本通史、大幅加筆により待望の文庫化!
日本の長い歴史を見つめ直す作業は、実にエキサイティングな旅でした。<略>旅を終えた今、私の心の中に、ひとつの「問い」が浮かんで、消えません。それは「もし、地球上に日本列島がなかったならば」というものです。(あとがきにかえて、より)
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素晴らしい本です
2024/10/30 15:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻では、通説と異なる話の際に、私はこう思う、だが証明する資料はない、という具合に丁寧に付されている印象です。そういう解釈もあるのか、と落ち着いて読めました。
難はあるが、力業の近代史
2023/11/22 21:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:和田呂宋兵衛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校の授業では、駆け足で飛ばされがちな明治以降の近代史。
著者独自の視点で、文庫本一冊にまとめた力業には敬服する。
幕末に横須賀造船所を築いた幕臣・小栗忠順、会津出身で戊辰戦争の辛酸をなめながら、義和団事変で籠城軍のリーダーとして活躍した柴五郎、
関東軍少将として、シベリア鉄道で亡命してきたユダヤ人の便宜を図った樋口季一郎など、一般にはあまり知られていない人々の功績を取り上げておられるのは素晴らしい。
明治維新の際の廃仏毀釈が日本文化を破壊したこと、国際連盟設立時、規約に「人種差別をしない」ことを入れようという日本の提案が拒否されたこと、
蒋介石の中華民国とドイツが手を結んでいた時期があったこと、戦争中でも陸軍と海軍は仲が悪く、銃や弾丸の規格・仕様まで違っていたことなど、
あまり知られていないが、忘れてはならないだろう。
以下、著者に敬意を表しつつ、いくつか感じたことを述べたい。
関東大震災の時の「朝鮮人虐殺」問題、「南京大虐殺」の問題は、出来る限り事実を確定した上で議論されるべきだろう。
「大東亜戦争はアジア民族解放のための戦争だった」とは、保守派の方々がよくおっしゃる。
確かに「大東亜共栄圏建設」が大義名分であり、結果的に東南アジア諸国は独立したが、
そもそも戦争は、自国の国益のためになされるものであろう。
いや、国益以前の実態は、満州事変で味をしめた一部の陸軍軍人が功名心に駆られ、
イケイケどんどんの「国民世論」に乗って戦線を拡大するうちに、アメリカとニッチもサッチもいかなくなり、
海軍も多額の予算を貰っている以上、今さら「戦争は出来ない」とも言えず、ズルズルと対米開戦になったのではないか。
結果、コテンパンに負けて、多くの戦死者・戦災死者を出し、日本中が焼け野原となり、
「もう戦争はこりごり」ということが多くの国民に共有されたからこそ、
GHQの占領政策に対して、目立った抵抗もなく受け入れられたのではないか。
「GHQによる憲法の押し付け」を強調しておられるが、憲法の審議時にも反対はあった。
枢密院での発議時に、「改正はきちんとした手続きでなされるべき」と反対したのは、
11年前、天皇機関説事件で貴族院を追われた美濃部達吉。
衆議院で反対が7名、うち共産党が5名!?、2名が左派議員。保守系の反対はなし。
昭和26年、解任されたマッカーサーが離日した時は、衆参両院で感謝決議がなされている。
それだけGHQの「洗脳」が強烈だったのかも知れないが、ついこないだまで「鬼畜米英」と言っていたのが、この変わりよう。
憲法学者・宮沢俊義が「八月革命説」を唱えたのも、あながち非難できまい。
もしかすると、この切り替えの早さ、「和をもって貴しとなす」の精神も、日本人の美質(と同時に欠点)の一つと言えるかもしれない。
上巻から、日本人の素晴らしさを強調しておられるが、日本の素晴らしさを発信した人たちも、もっと取り上げて欲しかった。
ノーベル物理学賞の湯川博士、「羅生門」「七人の侍」の黒澤明、ノーベル文学賞のオオエ・・もとい、川端康成。
松下幸之助、本田宗一郎、井深大、稲盛和夫の諸氏も、日本経済の成長を支えた方々として、忘れてはならないだろう。
色々申し上げたが、歴史を学ぶとは、人間がどう生きるかにつながってくるのであり、
無色中立の歴史書などあり得ない。
多忙を極める著者が、様々な批判を受けつつ本書をまとめられたことに、改めて敬意を表したい。
下巻のほうがおもしろい
2023/03/02 04:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻だけ、少し前に読み終わって、実はそれほどでも……みたいに、思いまして、下巻は放置状態でした。たまたま、読み始めたら、一気読みでした。こっちのほうが良かったです。日本のこと、好きになるような書き方の本でした