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掬えば手には
著者 瀬尾 まいこ
ちょっぴりつらい今日の向こうは、光と音があふれてる。『幸福な食卓』本屋大賞受賞作『そして、バトンは渡された』に連なる、究極に優しい物語私は、ぼくは、どうして生まれてきたん...
掬えば手には
05/02まで通常1,507円
税込 754 円 6ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
掬えば手には
商品説明
ちょっぴりつらい今日の向こうは、光と音があふれてる。
『幸福な食卓』本屋大賞受賞作『そして、バトンは渡された』に連なる、究極に優しい物語
私は、ぼくは、どうして生まれてきたんだろう?
大学生の梨木匠は平凡なことがずっと悩みだったが、中学3年のときに、エスパーのように人の心を読めるという特殊な能力に気づいた。ところが、バイト先で出会った常盤さんは、匠に心を開いてくれない。常盤さんは辛い秘密を抱えていたのだった。だれもが涙せずにはいられない、切なく暖かい物語。
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紙の本
面白かった
2023/01/08 18:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
勉強、スポーツ、容姿。どこから見ても平凡な大学生、梨木君には人の気持ちが読めるという能力があって…。
あらすじを読んで「これは、ハズレかな」と思いながら読み始めましたが、思っていたのとは違う方向のお話だったのでいい意味で予想が外れました。
以下はネタバレになります。
梨木君の「人の気持ちが読める能力」って、
「人の事をすごく気にかけてよく見ている、無茶苦茶いいヤツ」って事なんじゃないでしょうか。
不登校だった三雲さんが登校して来た時、夏服の事を気にしてると感じた事も外れてたわけだし。
バイト仲間になった無愛想な女の子、常盤さんの事も、普通あんなに壁を作られたら腹を立ててもおかしくないと思うのだけれど、梨木君は彼女がしんどい思いをしている事を感じて何とかしたいと思っていろいろ話しかけてしまう。必要最低限の返事しかかえって来なくても。本当にめちゃくちゃいい人です。
(懲りたので彼女は作らないようにしているというのは納得。こんな人が彼氏だと彼女からすると腹たつかも)
主人公はいい奴なんですが、この物語を読んでて一番面白かったのは性格のひん曲がったアルバイト先の雇い主、大竹さんでした。
梨木君は「大竹さんて実は良い人なんじゃない」と友人に言われて「それはない」と即答したけれど、暴力ふるってきたりはしないし、めっちゃ口のひどいオッサンという感じなんじゃないでしょうか。9対1のツンデレというか。私はこの人の下で働きたくはないですが、例えば友人からこんな人の話聞くのは楽しい気がします。私にとっては梨木君よりも、出てくるのが待ち遠しい登場人物でした。
瀬尾さんはちょくちょくヤンキーっぽい人を書きますね。生き生きしたヤンキーが多いので、モデルにしてる人がいるのかな?
オマケの小話も楽しかったのですが、終わり方が多少無理矢理だったような感じを受けました。
久しぶりに早く読み終わり、やはり面白い本は早く読めてしまうんだなぁと感じました。
紙の本
瀬尾まいこさんの「定番」が詰まった作品
2022/08/08 08:30
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
穏やかで優しい登場人物たちがそれぞれに抱える過去や悩み、美味しい料理、口の悪いオジサン…瀬尾まいこさんの定番とも言える要素が詰まった作品です。多くの場面である大学のキャンパスとアルバイトのお店という何気ない舞台の裏にある人間模様が丁寧に描かれていて、温かい気持ちで読み終えました。初回特典の後日談に留まらず、続編があっても良いですね。
紙の本
表紙もきれい
2022/09/30 12:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん岩 - この投稿者のレビュー一覧を見る
なにをやっても普通、真ん中の梨木匠くん、中3のとき人の心が読める!!特殊能力発現。同級生のピンチを救う。それからは心の声に寄りそい、行動する。
そんな梨木くんも大学生、高額時給(ワケアリ)のオムライス屋さんでアルバイト中、おばーちゃん子で軟弱○ンキーだった店長にはわりと失礼な態度をとっている、ヤバイ店長の元、この店のバイト勤続最長記録更新中、そこに新たな学生アルバイトが…
梨木くんが心を読むのではなく、対話で心を知ろうとしたこと。自分の心にも目を向け、人に心を開いたこと。親切やおせっかいではすまない、相手も自分も痛みをともなう、それでも動いたこと。そして自分にも掬ってくれる存在がいるということ。
掬って、広げた手のひらに光をそっと包み込む、表紙眺めちゃいます。
読後も言葉や行動がふわふわ思い浮かぶ、心地よさ続行中。
ほこほこした気持ちのまま、初回限定の「アフターデイ」も面白い。
(おそらく)好きになった人も多い(かもしれない)大竹店長の語り…センチメンタルになっている暇もない大竹さんです。
紙の本
優しい人たち
2022/07/26 20:57
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついつい人の心の動きが気になり理解できるような気がする主人公の、想いと行動は、どこか変だが、優しさに満ちているので、微笑ましい。しかし、主人公自身を、うまく理解できていないためか、自己肯定感が低い人である気がする。この物語の登場人物達のように、人の心をそっと撫ぜるように理解して、寄り添うように支えようとする人に囲まれて生きるこては幸せなことに違いない。
紙の本
相手の気持ちがわかるのは想像力が豊かな人
2023/03/09 11:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:302 - この投稿者のレビュー一覧を見る
装丁のように清々しい読後感。
読みやすかった。
相手の気持ちを100%わかることはできなくて、わかろうとする気持ちが大切だと思う。
もしかしたら違っているかもしれないけれど、相手のことを想っての言動に間違いはないはず。
相手のことを想うばかりではなく、自分とも向き合って大切にしなきゃいけないし、相手の本音は自分もさらけ出さなければ引き出せないなと思った。
紙の本
人の心を読む特殊能力
2023/01/15 10:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
親の期待を背負いながら学業にもスポーツにも音楽にも能力が発揮できずに、つまらない中学校生活を送っていた梨木匠。
不登校だった三雲さんの思っていることに気付いて、積極的に行動したことで梨木くんは自信を持つ。
梨木くんは人の心を読めて、どうしたらその人が救われるかちゃんと行動できる人と認識される。
梨木くんも三雲さんも同じ大学に通うようになり、梨木くんはアルバイトに精を出す。三雲さんは、毎日梨木くんを見つけて声をかける。
梨木くんの心配事は、アルバイト先の女の子がいつまでも心を開いてくれなく打ち解けられないこと。
三雲さんはそんな梨木くんの相談にのってあげる。
自分が救われて嬉しかった事を、今度はその人をいつも見守って思い続ける事で伝えたい気持ち。
その人にはなかなか伝わらないけど、読者には伝わりました。
二人が自分のことを語り合うことができて良かった。
自分のことを誰かに伝えて分かってもらえ、また誰かの心のうちを聞かせてもらうことが、とても大切なんだと気付かされる。
心を読む特殊能力は凄いけど、お互いが語り合えることの方が大切にしたいことなんだ。
紙の本
装丁が良い
2022/11/26 10:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
話の中身は、どうってことないっていうか、いつもの感じっていうか。
おさまるべきところにおさまりましたって感じ。
ただ、どれだけ美味しくても、雰囲気の悪いお店は繁盛しない。
電子書籍
心が読めたら……
2022/09/20 21:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
他人の心が読めるならば……自分には、やりたいことが、山のようにあります。しかし、この登場人物たちは、そうではなく……。かなり個性的な人たちばかりだから。ちょっと自分には合いませんでした