電子書籍
はぐれ銀狼と修道士
村人を攫って容赦なく喰らう、凶暴な狼男を退治してくれ――司祭から無理難題を押し付けられ、一人で山に向かった修道士のシリル。死を覚悟した彼の前に現れたのは、美しい銀狼・グレ...
はぐれ銀狼と修道士
04/25まで通常715円
税込 501 円 4ptワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
はぐれ銀狼と修道士 (キャラ文庫)
商品説明
村人を攫って容赦なく喰らう、凶暴な狼男を退治してくれ――司祭から無理難題を押し付けられ、一人で山に向かった修道士のシリル。死を覚悟した彼の前に現れたのは、美しい銀狼・グレアム。怪我で動けないシリルを、青年の姿に変身して助けてくれたのだ。「薬も食事も心配いらない、怪我が治るまでここにいて」噂と正反対の穏やかな笑顔に内心驚愕しながらも、しばらく世話になることに!? 心優しい人狼と修道士のファンタジックLOVE ※口絵・イラスト収録あり
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
切なく優しいおとぎ話
2022/12/02 06:48
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
「銀狼はひとり夜を待つ」「いつまでもともに」の二本立てになっています。
前半が修道士シリル視点・後半が銀狼のグレアム視点
おとぎ話の色が濃いBLファンタジー
切なく優しいお話になっています。
はぐれ人狼になってしまったグレアムの事情に続く両親の死
人喰い狼人間の退治に山に向かわされた孤児で司祭に拾われて修道士になったシリルの事情
退治と言っても「餌」として司祭や里長に山に追いやられたに等しい
でも・・・子供失踪が人狼のせいでないと知っていて山に行かせたのは
山で遭難死でOKと思っていたのだろうか?
あるいは人狼がいるにはいて、シリルを餌食にしてくれると思ったのだろうか?
そこらへんはわかりませんが、
結局シリルによって事が露見するのだが。
真相がわかってからのシリルの行動が秀逸
グレアムの手を取って「行きましょう」と
里に留まることをしないのです。
里で二人で幸せになりました・・・展開かと思っていたのですが
そうではない。
でもそうしなかった理由が「そうだよね」だったので。
後半は二人が港のある街で暮らすことになっての話
すれ違いもぐるぐるも可愛らしく、微笑ましい。
これからも幸せに暮らしてねって感じになりました。
シリルの「グレアムさん」呼びは私も気になっていたのでなるほどと(笑)
グレアムの話し方が彼の心根も現しているようで切ない気分とともに
幸せな時は穏やかさが倍増します。
唯一気になるのは焼け出された熊や狼たちが
その後どうなったのかなぁって感じです。
(村人たちは自業自得ですけれどね)
それと、子供たち(攫われた子たちと教会の子たち)も
気にかかるところですね。
熊や狼たち子供たちも元気で幸せに生きて欲しい!
質の高いBLおとぎ話を読みました
電子書籍
お幸せに
2023/07/05 12:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半では元孤児で修道士のシリルが単身人食い狼人間の退治へ向かわされ、その雪山ではぐれ人狼のグレアムと出会う。
司祭を始め村人たちのエゴ、グレアムが一人寂しく暮らしている理由に胸が痛かった。さらには子どもたちのいなくなった理由が明かされ怒りしかわかなかった。
後半は港町に腰を落ち着けた二人が他の人狼の介入によりお互いに引け目があったことを知り悩みを解消、ずっと一緒にいることを改めて誓う。
山の中で一人諦念して暮らしていた純粋で心優しいグレアムはきっと両親に愛されて育ったのだろう。全編を通してとにかくグレアムが可愛かったしシリルは誠実だった。二人が末永く幸せであることを切に祈る。
電子書籍
「あのね、朝まで、俺といてくれる?」本文より。
2023/07/31 20:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
人狼と修道士が互いの孤独を癒し結ばれるお話です。
ネタバレがあります。
●わけあって人狼族の群れからはぐれた25歳攻め・グレアム
●隣村の孤児院で育ち司祭に引き取られ修道士となった25歳受け・シリル
○前半は受け視点、後半は攻め視点
修道士のシリルの村では近年、子供が行方不明になる事件が多発、近くの山に住む「狼男」の仕業だとされていました。そんなある日、村の有力者の子供まで居なくなり、誰かが山に乗り込んで「狼男」を退治することに。引き受ける者がいない中、シリルは意を決してその役を引き受けますが・・・
冤罪をかけられた優しい人狼と、退治を任された修道士の心温まる交流&ファンタジーBLかと思ったら、前半はなかなかの胸く◯悪い展開が待っていました。
子供を拐う「狼男」を退治するため山に入った修道士シリルを待っていたのは、優しく純朴な人狼のグレアム。彼の仕業でなければ、一体誰が子供たちを?
その謎を解き明かした先に待っていたのは、残酷な真実でした。
事件の真相とグレアムの内面の対比がエグかった・・・。だからこそ、BLに重点を置いた後半は面白かったです。
夏河先生の爽やかなイラスト、とくにカラーが美しい。