日本茶の世界
著者 高宇 政光
12世紀末に臨済宗開祖・栄西が中国から持ち帰って以降、日本人に欠かせない飲み物となった日本茶。その味と製法はどのように変わり、私たちに受け継がれたのか? 茶畑の日光状態と...
日本茶の世界
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商品説明
12世紀末に臨済宗開祖・栄西が中国から持ち帰って以降、
日本人に欠かせない飲み物となった日本茶。
その味と製法はどのように変わり、私たちに受け継がれたのか?
茶畑の日光状態とうまみの関係、番茶・煎茶が誕生した理由、
幕末の海外輸出秘話から、多彩な茶葉の特徴と製法、淹れ方や茶器選びまで――。
長く深く愛された、日本の「心」を味わい尽くす!
*本書は2006年に刊行された『お茶は世界をかけめぐる』(筑摩書房)を改題したものです。
内容
プロローグ 日本茶セミナー
第一章 村上の春
第二章 煎茶以前のこと
第三章 煎茶の発明
第四章 世界に旅立つ日本茶
第五章 世界をめぐる日本茶
第六章 日本茶故郷へ帰る ーー台湾から見た日本茶の高度成長
第七章 日本茶の現在
エピローグ 釡炒り茶の復権
内容紹介)
三代将軍家光の時代には、宇治から江戸まで碾茶の新茶を運ぶ、お茶壺道中が定例化されます。(中略)あの、「♪ズイズイズッコロバシ……」という戯れ唄にある「♪茶壺に追われてトッピンシャン、抜けたらドンドコショ……」という一節は、十万石の大名行列と同等の格式をもって旧暦六月前後の農繁期に行われたお茶壺道中に対する、沿道からの怨えん嗟さ の反応でした。「またあの面倒なお茶壺が来るなあ」―――第二章「煎茶以前のこと」より
あとがき
コラム〈日本茶データファイル〉
1 碾茶
2 煎茶
3 玉露
4 釡炒り茶
5 蒸し製玉緑茶
6 お茶の葉の選び方
目次
- プロローグ 日本茶セミナー
- 第一章 村上の春
- 第二章 煎茶以前のこと
- 第三章 煎茶の発明
- 第四章 世界に旅立つ日本茶
- 第五章 世界をめぐる日本茶
- 第六章 日本茶故郷へ帰る ーー台湾から見た日本茶の高度成長
- 第七章 日本茶の現在
- エピローグ 釡炒り茶の復権
- あとがき
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お茶は癒しです。
2022/08/16 10:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書はお茶の歴史と種類、製造過程について詳述された一書です。特徴としては何と言っても読み易い文体です。お茶に関してかなり専門的に解説してあるので或る程度用語も頻出しますが、それは必要上そうならざるを得ないというレベルであり、その点を鑑みたとしても非常に平易です。
さて本書ではお茶という大テーマから特に煎茶を中心に述べられています。勿論、紅茶や番茶や玉露などにも言及されていますが、煎茶が中心です。それだけ煎茶については蒸し方や揉み方などに対し様々なやり方があるからです。これは本書によってより詳しく知る事が出来ました。
普段飲んでいるお茶に於いて、改めてその色合いや香りを味わっていきたいと思います。
日本茶の歴史
2023/12/05 22:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
お茶が日本に伝わってからの歴史や変遷、産地、製法、うまみの事についてなどなど、日本茶のことが余すことなく紹介されている感じ。
身近過ぎて知らない事いっぱいありますね。勉強になる。
日本茶が飲みたくなる
2023/10/12 09:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じ嗜好品としての飲料でも酒やコーヒーと比べるとウンチクを傾けられることが少ない「日本茶」について語ってくれる好著である。茶道のように精神面からの記述ではなく茶農家 製茶業者 流通業者の立場から書かれているので、とてもわかり易いし面白い。もう少し 茶の味や香りについての記述がほしい気がしたが、残念ながら著者は既に故人だそうである。そういえば最近日本茶を飲んでいないな。
奥が深い抹茶の世界
2022/10/04 15:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
冒頭にある、区分けが面白い、茶商の習慣に従って値段の高いものから順に並べたもの(もちろん抹茶が一番、製法上の分類も面白い、やっぱり私は玉露が大好き、いろんな種類をちょっとづついただく、極楽極楽