- 販売開始日: 2022/08/22
- 出版社: 中央公論新社
- ISBN:978-4-12-005563-8
孤島の飛来人
著者 山野辺太郎 著
「飛ぶのが、怖いの?」仕事で空を飛んで、この島にやってきた「僕」に人生2度目の決行のときが近づく。無人のはずの北硫黄島に住む人々、戦争の記憶、看守と囚人、6色の風船……。...
孤島の飛来人
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商品説明
「飛ぶのが、怖いの?」
仕事で空を飛んで、この島にやってきた「僕」に人生2度目の決行のときが近づく。
無人のはずの北硫黄島に住む人々、戦争の記憶、看守と囚人、6色の風船……。人はなぜ飛ぼうとするのか、そして飛ぼうとしないのか。
文藝賞受賞第1作に書き下ろし「孤島をめぐる本と旅」を収録
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ファンタジーから生まれた北硫黄島
2022/09/27 07:56
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る
終戦で全島民が疎開するように命令される。
しかし拒否して残った島民がいて、それを全島民疎開したことにした役人がいたならば、そこに誰にも知られないように人々が暮らす国があったかもしれない。
日産自動車がモデルとしか思えない会社で、新交通手段を研究する窓際のような部署で気球による交通方法を考える。
もう新しい外国人による経営になってしまえば真っ先に無くされてしまう自分たちの部署。
社屋の屋上から気球は飛び立った。
飛んで来れたら、飛び立つことが出来るはずだ。
しかし人はいつの間にか飛べなくなっていた。
そして誰にも知られずに生きて行くことが絶対であった島民にも、飛び立ちたくなる者が生まれる。
果てしない海原、一面に輝く星空。
私たちにはこの美しく広大な世界がちゃんとある。
いつでも羽ばたけ、飛び出せる世界が・・
孤島の日々
2022/12/09 09:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:令和4年・寅年 - この投稿者のレビュー一覧を見る
横浜から六色の風船で父島を目指して飛んだがついたところは無人島だった。でも、人が住んでいて不法入国の罪で拘束されてしまう。業務日誌に島の聞き書きの物語を記す日々が。