- 販売開始日: 2022/09/15
- 出版社: 新潮社
- ISBN:978-4-10-353522-5
名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―
著者 白井智之
病気も怪我も存在せず、失われた四肢さえ蘇る、奇蹟の楽園ジョーデンタウン。調査に赴いたまま戻らない助手を心配して教団の本拠地に乗り込んだ探偵・大塒は、次々と不審な死に遭遇す...
名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―
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商品説明
病気も怪我も存在せず、失われた四肢さえ蘇る、奇蹟の楽園ジョーデンタウン。調査に赴いたまま戻らない助手を心配して教団の本拠地に乗り込んだ探偵・大塒は、次々と不審な死に遭遇する。奇蹟を信じる人々に、現実世界のロジックは通用するのか? 圧巻の解決編一五〇ページ! 特殊設定、多重解決推理の最前線!
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圧巻の解決編、必読!
2023/01/15 09:28
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yino - この投稿者のレビュー一覧を見る
病気やケガをしない、失われた四肢すらも甦るとされるカルト教団の本拠地を舞台とした連続殺人事件。「たとえ毒を飲もうが死ぬことはない」等の宗教上の奇跡を信じる場合に成立する真相、奇跡を信じない場合に成立する真相の2パターンの謎解きがロジカルに共立しており、2つの真相により犯人に迫る怒濤の解決編が圧巻。各種ミステリランキングで上位に選出されるのも納得のクオリティでした。
稀に見る傑作
2024/08/21 23:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
プロローグからエピローグまで無駄がなく、伏線の回収が秀逸。特殊設定を活かした多重解決やタイトルの意味がわかる瞬間は鳥肌が立つほどだった。
驚作
2024/01/27 00:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:AIZOU - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んですごいと思わされた
なのに手放しで面白いと思えなかったのは私が本当はミステリを好きじゃないのかも
幾重にも連なる解決に、
どこかおかしい土台の上に展開した論理
そして、それが絡み合ってとか
すごい作品
信仰と現実との齟齬が生まれる先にミステリー
2023/03/07 08:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
謎解きが多すぎて、きちんと整理しないと混乱するが、なるほどなという結末を迎える。カルト宗教と集団自殺を題材にしながら、教団内の殺人事件を、立場により解釈が異なることを説明する。妙な論理だが、しかしカルト宗教教団を中から見るとすれば、新たな理解の仕方が生まれる。「人は信仰と現実の齟齬に直面すると、無理やりにでもその齟齬を解消しようとする。」そこにミステリーの鍵があり、殺人への誘惑があった。なかなか面白いミステリーだ。
すごい推理小説
2023/02/19 14:54
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねったいぎょ - この投稿者のレビュー一覧を見る
奇妙な宗教団体が出てくるのでタイムリーですが、それは狙ったわけではなくたまたまだったのかなと思います。非現実的な世界での殺人ということで、うまく着地するのかなと心配していましたが杞憂でした。綺麗な着地であり、かなりの驚きもありました。最近読んだ推理小説の中では一番面白かったです。値段が高いですが、買う価値はあると思います。
多重解決ものとしても探偵ドラマとしても秀逸
2022/12/30 18:03
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K.ザムザ - この投稿者のレビュー一覧を見る
カルト宗教の信仰が推理に影響を及ぼすというアイデアがまず素晴らしく、それを緻密に書ききった筆力も素晴らしい。「探偵は加害者になりうる」という命題がエピローグに効いている構成の巧さにも感心した。今年の本格ミステリの大収穫。
白井節にしては!
2022/12/24 00:16
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
白井さんの本は全部読んでますが、
独特な白井節があるんですよね。
読後に"何じゃこりゃ!""何だったんだこの話は?"
って感じるような。
それが今回の本は最初から最後まで、
へー!ほうほう!まさか!びっくり!
って素直に読めるような読みやすさと、
ミステリーとして成立してる感じがありました!
こんな感じの話また書いてほしいです!
この本は白井作品の中で一番お気に入りです!
「人民寺院」事件 プラス 『羅生門』
2022/12/22 23:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
年末のこの時期、各種の年間ミステリー・ランキングを眺めながら上位の何作かを読むのは、無上の愉しみである(読む上での予断を排すべく、あらすじなど余計な情報は極力見ずに、ただ直観で選ぶのが肝要)。本作は、本年度上位であったのと、作者が評者の大学・学部の後輩であることから、購入一読。前半は、印象的なつかみに始まり、謎の導出やじわじわくる展開など実によかったが、謎解き部分は勢いはあったがその分若干の粗さも(例えば、調理場が荒らされた点の謎解きがなかったことやずーっとパビリオンにいた真犯人に青酸カリを入れるタイミングがあったのか疑わしいこと、などなど)。最後の後日譚部分で挽回したものの、正直5点を付けるのはためらわれた一作でした。
にえにえ
2023/04/11 18:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
新宗教とミステリー、おもしろい融合の試みです。書き出しから期待して読み進めたものの、私には残念な謎解きでした。
読み終えて
2023/01/12 21:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルがこうだったんだなぁ……と、わかります。お話は、助手のりり子が、カルト宗教の調査に向かったまま消息を絶ちます。で、探偵大塒が、助手のりり子を助け出すため、乗り込んで……という展開です。