電子書籍
誰でも悩みはある
2022/08/14 20:58
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投稿者:ぱんだ - この投稿者のレビュー一覧を見る
知人に相談できなくても、人生相談では相談できる。
多分回答者の高橋さんなら、分かってくれると思うから。
絶妙な距離感の回答に受け止め方は人様々だと思う。
ただ、どの回答にも高橋さんなりの明るさ、希望、光がある。
それは、相談者に生きていって欲しいから。
紙の本
前作と同じくとても真面目に質問に答えられています
2023/04/16 21:45
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投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
高橋源一郎の人生相談第2弾です。これも前作と同じくテーマ別にまとめられています。そのため似たような質問が続くと感じるところがあります。高橋さんは、前作と同じくとても真面目に質問に答えられています。時には辛らつに感じるところもあります。それは高橋さんが真面目に答えられているからです。
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投稿者:ひま人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
Q&A、共に文章が短か過ぎて、理解し難い。
相談した側と回答者だけが、納得してるのか…?従って、消化不良。文章をカットし過ぎてか、ある項目によっては、質問者が非常に気の毒に思えた。第三者としては楽しめたが、相手の気持ちを配慮しない、回答者のオレ様的傲慢が頂けない。
編集者の能力の問題か?
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「生きているのがむなしいです」「妻が家を出ていった」「パパ活する女性、許せない」など108の悩みに作家・タカハシさんが寄り添います。 毎日新聞「人生相談」書籍化第2弾! わたしたちにとっていちばん大切なことは 「自分の人生」を生きることだと思います。
(本文より) 目次 I 生きているのがむなしいです
II 息子が自死、立ち直れず III 妻が家を出ていった
IV 新婚の家が落ち着きません
V 人を信じても裏切られる
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毎週毎日新聞で楽しく読んでいます。
人様の「悩み」を楽しむのも悪趣味ですが……
著者の回答が絶妙で、ただ同情したりせず、きっぱりと非は非と怒っているところが好きです。
それにしてもたくさんの相談者さん!
「悩み」のなんと多いこと、
そして、高齢の方が多いのに驚きです。
≪家族なんてちょっと一緒の船に乗り合わせただけ
いつかは下船しなければならない≫
≪この世で一番残酷なことは忘れ去られること≫
ふむふむ
≪ 生きていく 悩みの中から ほの灯り ≫
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読売新聞の人生相談のコーナーが好きでしたが、毎日新聞のこちらのほうが、はるかに的を射た回答だと思いました。
家族の自殺に傷ついていたり、高齢ゆえの悩みがある人や、家族との関係に悩む人に、ありきたりではないアドバイスが出来るのは高橋源一郎氏だからなのだろうと感じさせる一冊です。
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2022/08/28予約 11
7ヶ月以上待って読む本。
「両親はわたしを信じたのではありません。嘘であるとこも知っていました。けれども、彼らはわたしを追い込みませんでした。彼らは「信じるという決断」をしたのです。誰かを信じるのは、その人が信じられるからではありません。その人を信じたいから、あるいは、信じる決断をしたからだとわたしは思っています。そして、その決断が、いつかその人に通ずると信じたいからです。見返りがなくても、裏切られても。「信じる」ことは「愛する」ことと同じなんですよ」
これを自分の子どもには心がけなければ。
家族は一過性の集合体。
子どもが巣立つときには執着しない。
嫁にいった娘を、いつまでも自分の家族だと思わないこと。
息子が自死した母親に「彼を二度死なせてはならない。あなたの記憶の光の中で、生き続けさせてください。そしてあなた自身もまた、光の中で生きてくださるように」
逆説的な
あなたがその人のことを忘れない限り、その人は記憶の中で生き続けることができる
と同じだが、とても大切なこと。
身近な人が亡くなると、元気だして、時間が解決してくれるよ、などと言われるが、忘れなくていい、あなたの記憶の中で生き続けてるから、と言われる方が嬉しい。
著者の一貫した意見が伝わる本。
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小説家高橋源一郎さんが、朝日新聞読者から寄せられた悩みに答える。
酸いも甘いも(噛み分けた、じゃなくて)噛みつづけている高橋さんだからこそできうる回答だと思う。
ときに厳しい回答もある、というか多い。
ライオンが我が子を崖から落とす的な感じがある。
相談者が気づいてない、相談者自身の傲慢さを、あえてはっきり指摘することで、気付かせる優しさ。
こういう厳しい優しさって地獄を見てはい上がってきた人でないと示せない気がする。
常に虐げられた立場の方を慮る姿勢に感銘を受けた。
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相談相手の年齢層は高め。人生は悩みに尽きないのだと、これからの人生にちょっとがっかりさせられる。笑
悩みへの回答はとっぴなものもあるけど、筋が通っていて、おもしろい。
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相談者のお悩みに対し、答える
Q&A。自分ならどう思う?そう考えながら
高橋氏の答えを受け納得。
たまにこのような読書をすることで
今の自分の立ち位置を確認することに繋がるので自分としては悪くない。
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小説家・高橋源一郎さんのラジオを毎週聴くようになって、どんな本を書かれている人なのかな?と興味を抱いていたところに、図書館の「新着図書」で見かけたので読むことに。悩み事は尽きないものだなぁ。約8割は家族や身内の人間関係によるもので表立って相談しにくい悩みだからこそ、源一郎さんのところに自然と集まってくるのだろう。この本のユニークなところは回答者が精神科医でも宗教家でもないところだと思う。相談者に優しく寄り添いもするが、時に容赦のないしっぺ返しを喰らわすギャップが(相談者さんには失礼ながら)なかなかに痛快。
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夫婦や家族関係の悩み、恋愛に関する相談を中心に、高橋さんが様々な形でアドバイスやヒントを示した「人生相談」の本。毎日新聞に今も連載されています。
人生相談って、相談者が満足したり、励ましたりする回答ばかりというイメージでした。しかし、高橋さんの回答は、時には相談者の非を指摘したり、相談者に怒ったりしていて、信頼を持てる回答者だと思いました。
自分にはそんな悩みはなくても、高橋さんの回答を読むのはとても楽しいです。
大人も子供も、皆様々な悩みを抱えているんだなと、気づける本でした。
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注:子ども向けではない。全ての人へ。
みんなの108の悩みに作家・タカハシさんが答えます!「毎日新聞」人生相談が話題の著者、快心の回答満載!書籍化第2弾!
目次
お話は続きます
1 生きているのがむなしいです(人の闇を目の当たりに育ち絶望;怒りと憎悪だけの自分が憎い ほか)
2 息子が自死、立ち直れず(娘が会ってくれない;大学を除籍された息子 ほか)
3 妻が家を出ていった(死んだ夫の裏切り知った;魔性の女性との仲、指南を ほか)
4 新婚の家が落ち着きません(20年以上、父からモラハラを受けています;家事せぬ姉の肩を持つ母 ほか)
5 人を信じても裏切られる(同僚教員に罵倒され療養中;いつも怒ったように話す同僚が不愉快 ほか)
著者等紹介
高橋源一郎[タカハシゲンイチロウ]
1951年、広島県生まれ。作家。81年「さようなら、ギャングたち」でデビュー。88年『優雅で感傷的な日本野球』で第1回三島由紀夫賞。『さよならクリストファー・ロビン』で第48回谷崎潤一郎賞
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・自分は人生相談物が結構好きで良く読んでいる。(最高の人生相談物は橋本治の一連の奴だと思っている)自分が今迄読んだ相談物の中からの印象でこの本を語ると、極めて真っ当、という感じだった。
・真っ当過ぎて、全然関係ない他人である読者の自分にとってはあまり面白味にかける…と思ってしまった。今の自分には新しい発見がなかったかな、と思った。
・でもまた次に面白そうな人が人生相談本出したら、手を伸ばすだろう。
・しかし、何故こんなに自分は人生相談に興味があるんだろう。他人の人生への野次馬根性?否定できない。自分の人生も惑いまくっているから、それもあるだろうな。アドバイス欲しいと思っている。