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山神さまのお世話係
丈の短い白い着物を身に纏い、大泣きすれば嵐が吹き荒れる――迷子だと思って声をかけた子供は、なんと山神様だった!? 田舎町に引っ越して早々、晄太(こうた)に懐かれてしまった...
山神さまのお世話係
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山神さまのお世話係 (キャラ文庫)
商品説明
丈の短い白い着物を身に纏い、大泣きすれば嵐が吹き荒れる――迷子だと思って声をかけた子供は、なんと山神様だった!? 田舎町に引っ越して早々、晄太(こうた)に懐かれてしまった秋(あき)。そこへ現れたのは、山守(やまもり)の一族の青年・勇吹(いぶき)。「余所者には晄太様の姿が見えないはずなのに一体なぜ?」不本意そうな勇吹をよそに、晄太は秋から離れようとしない。仕方なく連れ帰り、勇吹と一緒に面倒を見ることに!? ※口絵・イラスト収録あり
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泣いた
2023/03/18 19:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ささ - この投稿者のレビュー一覧を見る
上司にパワハラされて田舎で療養中の秋が出会った未成熟な山神様とお世話係の山守とのお話。
お付き合いする流れが結構唐突ではありましたが、都会での秋の行動を読むと無いことも無いかなとは思えました。
その後語られた出会いの話から唐突ではなかったのかなと思えました。
ラストシーンはちょっと泣けましたし、続きが読みたくなりました。
紙の本
「余所者」を「余所者」として排除している土地の物語
2023/04/18 05:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
現代ものですが山神様と一緒に暮らしている土地での話というちょっとファンタジー色が入った物語
パワハラで病んでしまって祖父母の家に療養(というのか?)に来た秋
秋が出会った子供の晄太(山神様)と山守の勇吹
晄太の可愛さと成長ぶりと
心に負った傷が癒されていく秋と
人としての感情を揺さぶられる勇吹の物語はほのぼのとして
いい感じで読み切れます。
読み心地も終わり方も気持ち良いのですが
読み終わった後にちょっとぞわぞわします。
山神様がではなくて、
「余所者」を「余所者」として排除している土地と人々が
山神様との関係性はわかるけれど
その排他性が日本らしくてちょっと怖いなぁと。
そしてそう思うと、この話のある土壌にちょっとぞわっとしたしだいです。
(作者の意図ではないのでしょうけれど)
☆3.5
電子書籍
「こうたには、まばたきの間のこと」本文より。
2023/07/30 20:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やまだち - この投稿者のレビュー一覧を見る
ノスタルジーを感じる現代BLファンタジーです。
ネタバレがあります。
●御山の守り役を任された23歳童◯攻め・五浦勇吹
●仕事と恋人も友達も失った24歳のバイ受け・小沢 秋
●地元出身者なら見える次期山の神様・晄太
○受け視点
パワハラと過労から心と体を壊し仕事を辞めた秋。しばらく実家で養生して回復すると、何かせねばと焦るように。そんな秋を見かね、今は誰も住んでいない母方の田舎の家で過ごしてみてはと母親が提案し、秋はそれに従い引っ越します。ところが田舎ならでの空気に秋は早くも後悔。そして買い物がてらの散歩を切り上げ帰る途中、白い着物を着た迷子の男の子「晄太」を保護しますが・・・
山守の攻めと受けが、小さな山の神様のお世話をするお話です。
擬似家族のように三人仲良く・・・とはいかず、山神様「晄太」を挟んで勇吹と秋はいがみ合ってばかり。このふたり大丈夫?ちゃんとBLするの?と心配しながら読むと、晄太のお世話をきっかけにラブに発展!
とくに勇吹の変化には驚かされました。恋する男はこうも変わるのか、と。
また人外系のお約束、晄太との別れは涙せずにはいられませんでした。それもこれも晄太がかわいいから!
小椋ムク先生が描くふわふわの晄太に読者もめろめろになることでしょう。