- 販売開始日: 2022/09/22
- 出版社: 朝日新聞出版
- ISBN:978-4-02-251857-6
Qを追う 陰謀論集団の正体
著者 藤原 学思
陰謀論集団「Qアノン」が信奉する「Q」とは何者なのか? 匿名掲示板への謎の投稿をきっかけに世界中に影響を与えた人物の正体を、朝日新聞記者が関係者に取材を重ね追ったルポ。「...
Qを追う 陰謀論集団の正体
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商品説明
陰謀論集団「Qアノン」が信奉する「Q」とは何者なのか? 匿名掲示板への謎の投稿をきっかけに世界中に影響を与えた人物の正体を、朝日新聞記者が関係者に取材を重ね追ったルポ。「朝日新聞デジタル」で大反響を呼んだ連載、待望の書籍化!
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よく取材され、具体的で、読みやすくまとまっている
2022/09/20 08:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あられ - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝日新聞の連載をもとに、大幅な加筆のうえで書籍化された一冊。元が新聞記事だけに、とても読みやすいです。「Qアノン」はネットで広まった陰謀論ですが、インターネットに特に詳しくなくても、家族との連絡のためにスマホでLINEを使っている程度の人でも、これを読めば経緯がわかると思います。落ち込んでいるときや悩んでいるときにスマホで見たビデオなどをきっかけに、「ウサギの穴」に落ちてしまった一般の人々の実像が、伝わってきます。
個人的には、HBOのドキュメンタリーで(おそらく日本語が壁となって)全然食い足りていなかったところが、藤原記者によって明らかにされているのがよかったと思います。特に旧2ちゃんねる管理人の「ひろゆき」氏と、アメリカの「ちゃん」カルチャー、とりわけ「4ちゃん」との関連についての事実、および取材を申し込んだときの氏の対応や氏の他メディアでの発言などが具体的にはっきり書かれているのはよい仕事だと思います。日本での展開、日本語圏での情報拡散の追跡は、鬼気迫るものがあります。
他にも「中の人」たちの具体的な発言を詳しく記録してあるところが多く、通り一遍の説明で済ませまいという筆者の強い意志が感じられます。
注文を付けるならば、子供の性的搾取を憂うあまり「Qアノン」にはまってしまった人が、いったいなぜ、大統領予備選の段階から女性に対して非常に暴力的で失礼な発言を繰り返していたドナルド・トランプのような人物が、「搾取されている子供たちを救う唯一の人物だ」などというでっちあげのストーリーを信じてしまったのか、その経緯ももっと詳しく知りたかったです。普通に冷静に考えれば、そこで引っかかって、あの陰謀論にはまることはないと思うのですが、それを考えるほどの思考力もなかったのでしょうか……。
あと、トランプがバラク・オバマについての陰謀論をわめきたてていたのは、「大統領に就任する前」(第2章「信じる」より)どころか、「大統領候補になるなどということを決意するずっと前」ですね。Birtherで検索すると当時の報道記事なども見つかると思います。
藤原記者の取材に応じて語ってくれた当事者の方々に敬意を表します。そして筆者の藤原記者には、今後も期待しています。
Qの正体
2023/01/25 18:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前、朝日新聞で部分的には読んだことありましたので、その結末は……と、読みました。実は、朝日新聞連載当時は、あまり関心が、なく…というか、薄く……。一応は、読んでいますけど…みたいな。しかし良かったです!自分のような方に、オススメ