電子書籍
無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―
著者 山本文緒
これを書くことをお別れの挨拶とさせて下さい――。思いがけない大波にさらわれ、夫とふたりだけで無人島に流されてしまったかのように、ある日突然にがんと診断され、コロナ禍の自宅...
無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―
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無人島のふたり 120日以上生きなくちゃ日記
商品説明
これを書くことをお別れの挨拶とさせて下さい――。思いがけない大波にさらわれ、夫とふたりだけで無人島に流されてしまったかのように、ある日突然にがんと診断され、コロナ禍の自宅でふたりきりで過ごす闘病生活が始まった。58歳で余命宣告を受け、それでも書くことを手放さなかった作家が、最期まで綴っていた日記。
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紙の本
突然のお別れに・・・
2022/10/28 10:20
17人中、17人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぎんがむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
山本文緒さんが亡くなった・・・突然の知らせに信じられない気持ちになりました。ついこのあいだTVに出ていたのに・・・何で?・・・この本が出て少し事情を知ることができました。とにかく山本文緒さんは最後の最後まで「書こう」とされていた、その姿勢はあっぱれです。電子書籍を購入することも多いこの頃ですが、この本は本棚に並べておきたくて、あえて紙の書籍にしました。構想が形になるのが見られないのは本当に残念で悔しいです。たくさんの素敵な作品をありがとうございました。
紙の本
一気に読みました。
2022/12/25 00:00
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一気に読んだ。とにかく読んだ。
一流の文章とはこうなのだと深く感動した。
落ち着いた言葉で、日々の体調の波や心の内を記している。
最後の章がたまらなかった。
紙の本
愛と死を見つめ直したい
2023/01/25 16:17
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大賀蓮 - この投稿者のレビュー一覧を見る
亡くなるまでの約半年を綴った手記。90歳まで生きると何気無く思っていた日常に訪れた、えっ。はじめはどこか他人事から死に近づく怖さに気づき始める。日々の体調変化に振り回されながらも軽やかな文章に落とし込んでくれるのでこちらは安堵してしまう。決して他人事では無いと私自身に言い聞かせながら読み終えた。
紙の本
やっぱりつらい
2023/01/23 17:02
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者が亡くなったニュースを聞いたときは、あまりに突然で信じられない気持ちでした。それにしても病気がわかってからこんなにも早くお別れが来るものなのかと呆然としてしまいました。
紙の本
書きつくせたのかな
2022/12/29 16:44
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
その後の闘病記としての4か月間の日記である。痛みなどから逃げ回る「逃病記」だとも書いているが、緩和ケアは人それぞれであり、余命を宣告された末期がん患者は、ブラックホールに吸い込まれる気分とも書く。夫と過ごす終末期の生活を無人島に流された生活だという形容は、周囲に支援する人たちが多くいても、社会から消えていく孤独感を表しているのか。「お別れの言葉は、言っても言っても言い足りない。」と。語りつくせたかな、あなたの人生は。
紙の本
最後まで表現者
2023/07/29 19:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
緩和ケアを受けると決めてからの5ヶ月弱の日々の日記。
どんな辛い体調でも、折れそうな心の状況でも、冷静に表現する。
作家という天職を最後まで全うされ、無駄な言葉は一言も無い日記。
辛さも伝わるだけにこちらも辛いが、人はこうやって闘って生き抜かなくては成らないのだと感じさせられる。
ご冥福をお祈りしています・・・
電子書籍
亡くなって思うこと
2023/09/06 00:22
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
訃報は、突然でした。そして、こうしてこの本を手にすると、闘病の五ヶ月あまりが身に迫ってきます。周りでも、すい臓がんで余命半年を宣言された知人とか、肝臓がんでひと月で亡くなった親族とかいますけど……。