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教養としてのダンテ「神曲」<地獄篇>
著者 佐藤優
これを読まずして西洋文明は語れない! 700年前にルネッサンスの端緒を開いたイタリア文学の最高傑作を完全読解。読み終えるころには、欧米人の思考原理が「そうだったのか!」と...
教養としてのダンテ「神曲」<地獄篇>
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教養としてのダンテ「神曲」〈地獄篇〉 (青春新書INTELLIGENCE)
商品説明
これを読まずして西洋文明は語れない! 700年前にルネッサンスの端緒を開いたイタリア文学の最高傑作を完全読解。読み終えるころには、欧米人の思考原理が「そうだったのか!」と理解できます。
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紙の本
佐藤優さんはわかりやすい
2023/08/31 10:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすが古典の名作、色々な解釈や読み方ができるものだと思いました。ただし、佐藤さんに解説してもらわないと自分には理解できませんでした。
紙の本
怨念のダンテ、いやらしい近代ヨーロッパ
2023/04/29 20:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:和田呂宋兵衛 - この投稿者のレビュー一覧を見る
理想の女性に導かれて天国へ・・・・お花畑みたいな長編詩というイメージを「神曲」に抱いていましたが、ベアトリーチェが出てくるのは、三部作の「煉獄篇」の終わりから「天国篇」にかけてです。
本書を参考に図書館で「地獄篇」を借りて読みましたが、その怖いこと、いやらしいこと。政争に敗れ故郷を追われたダンテが、作品の中で怨念をぶちまけ、政界や宗教界の「悪いやつら」をコテンパンにやっつける。表現の豊かさから一級の作品であることは分かるが、知らない人名が一杯でてくるし、憂鬱になってきました。
投げ出したくなる私を、本書が助けてくれました。キリスト教がギリシア・ローマ文明を取り込むことで出来上がった近代ヨーロッパ文明は、その始まりから、イスラムへの敵意や反ユダヤ主義を内包していることがよく分かります。
最強の読書案内人・佐藤氏らしく、「国連気候行動サミット」でニューヨークに行った小泉環境大臣(当時)が、ステーキを食べただけで叩かれたのは何故か、二ーバーというキリスト教神学者が、20世紀以降の歴代アメリカ大統領(トランプを除く)に影響を与えている等々、面白い指摘がアチコチにあります。
おかげで「地獄篇」を読了、「煉獄篇」を読み始めました。さすがに綺麗になってきましたね。