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神域
著者 真山仁
アルツハイマー病を治す「奇跡の細胞」が誕生!?バイオ・ビジネスの光と闇を描く迫真の医療サスペンス。篠塚と秋吉は二人三脚で脳細胞を再生する人工万能幹(IUS)細胞「フェニッ...
神域
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神域 (文春文庫)
商品説明
アルツハイマー病を治す「奇跡の細胞」が誕生!?
バイオ・ビジネスの光と闇を描く迫真の医療サスペンス。
篠塚と秋吉は二人三脚で脳細胞を再生する人工万能幹(IUS)細胞「フェニックス7」を開発、アルツハイマー病の克服を目指していた。だが、人体への移植には莫大な資金と研究環境が必要で、篠塚は世界的なIT企業を一代で築き上げた氷川の助力を得ることに成功した。
再生医療を国家戦略の柱としたい日本政府は、一刻も早い実用化を迫っていたが、一方で古い体質を維持しようとする勢力や慎重派らは陰に陽に足を引っ張り、フェニックス7の治験実現は一向に進まない。
そんな中、フェニックス7の研究施設周辺で、認知症を患ったお年寄りの謎の失踪事件が頻発していた。真相を追う刑事が追及の果てに見たものとは……。
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紙の本
医療の発展のために犠牲は必要か?
2022/11/06 20:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アルツハイマーの治療薬があったら、安心できる。この研究を進めるために、びっくりする実験が行われている。警察、研究機関、政府、アメリカといろんなことが絡んでいて、読み応えがあった。医療の発展のために何をしてもいいのか?人生の最後をどう迎えるかも、考えさせられた。
紙の本
神の領域に近づくことは危険か
2022/10/26 15:35
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
医療とビジネスとミステリーの要素が交じり合った物語であった。アルツハイマー病に対する再生医療を軸に、3分野の人々が群像劇を描く。創薬と臨床治験とは、人の命を救う医療にとって根幹をなす。しかし、治験と人体実験との境は、科学的に実にあいまいで、政治・行政による認可があるかどうかの違いである。判断するのは、必ずしも対象治療薬の専門家ではない。その点を、この物語は問うているのかもしれない。認知症の治療薬により症状が改善するが、寿命を縮めるとなれば、安全性の点で問題だが、快い人生が少しでも得られるかもしれない。
電子書籍
やむを得ない犠牲なのか?
2024/01/11 22:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:リオボカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
アルツハイマー病を治療することができる人工万能細胞を巡る日米の研究者、政府、企業による駆け引きと相次ぐ高齢者の失踪と遺体の発見。この両方がスリリングに展開していき最後まで飽きさせません。登場人物が多いのが少し難ですが
電子書籍
新細胞、企業の裏、刑事魂、国の思惑
2022/11/22 10:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
以上の他にも、いろんな論点のある小説です。しかし、自分的には何よりも、一番気になったのは、認知症をわずらった老人たちの失踪事件……。これは、あまりにも裏が酷いし、医療のためには何をしても良いのかと言いたくなりました。