『神や仏に愛されるよりも わたしたち親に愛されたかったんだから』
2023/10/13 14:13
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投稿者:本は世界を救う - この投稿者のレビュー一覧を見る
レビューのタイトルにさせてもらった作中に出てくる言葉『神や仏に愛されるよりも わたしたち親に愛されたかったんだから』
子供は神様や仏様を信じるよりも先に親を信じて親を愛している。宗教により苦しめられてもどうしても言い出せない実情が分かりました。
全7話、1話ずつ違う人の体験談をもとに描かれています。宗教の名前は伏せられていますが詳しい方なら分かるかもしれません。
躾けの域を超えて。
2023/01/21 16:24
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本来宗教は善悪の判断や行動の基準で、生活習慣となる。しかし科学の進歩で宗教の起こった時代と人間の行動様式は変化している。
宗教への信仰でどう行動しようと信じている当人は満足なのかも知れないが、家族、中でも子どもは自ら選んだ信仰ではない。疑問を抱けば親が不信心者と罵る。
漫画ゆえのソフトさはあるが、モデルになった実際の人々の苦悩は大きかったのだろうと想像する。
職場の同僚を連想しました
2022/10/19 17:58
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投稿者:ヒグラシカナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
気になっていた作品です。試し読みで読みました。
周囲では、職場の同僚が重なる部分があると思いました。
何も知らないので、この本でほんのほんの
少しでも知ることが出来て良かったです。
でも、一人ひとりの経験は異なると思うし、
わかったつもりにならずに、
ほんの少ししかわからないということを
忘れないで、続きも読みたいと思います。
作品としてはとても読みやすいと思います。
「神様」のいる家で育ちました 宗教2世な私たち「神様」のいる家で育ちました 宗教2世な私たち
2023/07/23 16:07
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投稿者:まんまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
宗教系の漫画でよくみるのですが子供たたくのが本当に信じられないです。2世の問題はもっと広まった方がいいと思うのでこの漫画が広まって欲しいです。
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
数年前から、宗教二世の問題が少しずつ話題になってはいたが、昨年の銃撃事件まではそこまでの世間の関心は集めていなかった。今村夏子の「星の子」が世に出ても、二世問題を扱う新書を読んでも、所詮よそ事だったと思う。
この漫画はその少し前に、ウエブで連載され、紆余曲折を経て単行本化されたもの。
宗教二世の告発証言を、漫画で描いたもの。
当時から当事者には共感を呼んでいたようだが、いまなら、当事者以外の人も関心を持って読めると思う。宗教にもいろいろあり、信じるのは人それぞれ。だが子どもを巻き込んではいけない。
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
あー、いますいます。自分の周りにもいましたので、よくわかります。しかも、その子は、宗教のことで親と刑事事件に迄発展することに……。だから、安倍晋三元総理と襲撃犯人の……自分の友達見ているようでした。この本にも、宗教二世が……
どうしたらいいんだろう・・・。
2022/10/06 08:51
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投稿者:マツモトキヨシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
学生時代の友人がまさに宗教2世で
本作にも登場する宗教団体に家族全員入信している。
将来の心配(孤独死?とか)がない、仲間が全世界にいるなど
とても幸せだと語っていた。
だから2世が悩んだり苦しんだりしているという現実に正直驚いた。
きっと私も心のどこかで「関わりたくない」から想像すらしなかったんだと思う。
脱退=家族との断絶につながる行為。
子供にこんな思いさせる神様って何???
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【家族と、宗教。】宗教2世。親が宗教を信仰している家の子供。宗教ありきで育てられ、世間とは違う生活を送ってきた7人の子供たちの半生をマンガ化。
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宗教二世問題が取り沙汰されるなかで、こんな本は乱立するよね。毒親と二世が混ざって論じられる危険性がある気がする。
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銃撃事件があってからの様々な報道の中で、
宗教二世について、初めて知りました。
もしかしたら、身近にもいたかもしれない。。
知らなかっただけで。
もしも今後、実はね、と、打ち明けられることがあったら、私は何と言ってあげられるだろう。。。
そう考えながら読みました。
私のまわりには、お寺が経営する幼稚園に通って読経を教わってる子もいたし、カトリック系の学校で賛美歌や聖書を学ぶ子もいました。宗教系の学校は全国にたくさんあります。(高校も大学も)
家がお寺だから、後継ぎとして僧侶になった人もいます。(代々が後継ぎって普通によくある)
私も周囲の人も、宗教系の学校に行ってる子達に対して違和感も偏見も持たなかったし、その子達はごく普通に暮らし、自由に恋愛して結婚しました。
私自身、信者ではありませんでしたが、日曜に教会に通ってた時期もありました。聖書を学びました。
日曜礼拝のとき、名称は忘れましたが、箱が回ってきて寄付金を入れてました。100〜500円程度でしたので、負担になることはありませんでした。
神社のお賽銭と同じだと思います。
本来宗教って、道徳的で快い、みんなに開かれたものだと思います。
でも、宗教や宗派によっては厳しい制限があったり、親の強い信仰によっては、さらに厳しい環境に身を置く子供達がいるのだと、驚きと、すごく辛い思いです。
私の家では、お祖母ちゃんが毎朝神棚に手を合わせ、仏壇にお供えをして手を合わせてました。
祈りは、尊いものだと思います。
子供も一緒に手を合わせるようになったとしても、
自然だし、何も問題ありません。
悪いことすると鬼が来るぞ〜、嘘つくと閻魔様に舌を抜かれるぞ〜、地獄に落ちるぞ〜、のような話も、子供の頃にされてました。泣いて怖がったものです。でも、特に問題なく育ちました。
問題なのは、過度な強制なんだと思います。
(神の名を使っての逆らえない強制)
信仰を言い訳にした育児放棄なんだと思います。
それと、優しさや愛情の搾取だと思います。
ご先祖様が苦しんでる、と言われたら、
我慢しよう、これをしよう、と思うでしょう。
親のため兄弟のためと思えば、お金をいとわないでしょう。救わなきゃと思うでしょう。
お母さんが言うことは守って、いい子であろうとするでしょう。
そういう、愛する気持ちを利用しては、絶対にいけない。それはもう神ではないと思います。
神の名をかたっていても、言ってるのは、
ただの人間なんですから。
あなたの信じてきた神様が、
あなたを自由にのびのびと生きさせてくれなかったなら、心穏やかに過ごさせてくれなかったなら、
その神様から離れても、バチはあたらないよ。
親も不幸にはならないよ。地獄には落ちないよ。
、、、、、、と、私は言いたいです。。
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宗教信仰の親に生まれた二世の子の話
生まれた時から、宗教が身近にあって
それが当たり前に過ごして
途中、違和感を感じて脱会する子もいれば
そのまま振興する子もいるんだろーな
小学校の時に、運動会に出れない子がいた
中学では、修学旅行に来なかったな
で、高校中退して幹部になったって話聞いたり
会社の後輩の子が突然辞めて、宗教の幹部になったってのもあったな
辞めたいと思っても、大好きな両親が悲しむから辞めれないって思う気持ちになったり
かわいそうなとこだと感じた
助けて欲しい人を助けてあげれる団体があればいいのかな?
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宗教2世がかかえる問題点とは、冒頭にある「1世は守られるよね ″信教の自由″ で」につきるのではないか。宗教は概ね布教活動を重んじているため、宗教の信者に子どもが生まれたら、当然のごとく親は子に布教を行う。親が子どもを育てる、つまり人間を形成するという行為において「神の声」が用いられるのだ。親が子に教え伝える道徳観や倫理観は「神の教え」を背景に伝えられ、信者の親が信仰に熱心であればあるほど、そして親の信仰している宗教の教義が支配的であればあるほど、それは単に「良き生き方の方針」にとどまらず、子の生き方そのもの、人生そのものをその宗教の価値観で支配しようとする。親の独善的な人生訓や、親の仕事を引き継げ、などのように、親が子の自由な生き方を束縛しようとするのは、宗教だけに限った話ではないだろう、という人もいるかも知れないが、そこに神の声という「権威」が存在するのが、宗教と非宗教の場合の決定的な差で、宗教の家で育ったことのない人には違いがわかりづらいとことろだと思う。端的にいえば、親の声はただの一人間の声ではなく神の声なのだ。子が親から自立しようとする時、乗り越えなければいけない相手は親ではなく、親の信じている神なのだ。まだ人間のことも社会のことも何もわからない子どもが、多くの大人を心酔させている権威を克服する難しさ、そしてその宗教の教義自体もおおむね良き人間や社会の規範を説いているということに対する否定の困難さ、親の子に対する教えの数々が親のエゴだけではなく、子である自分を愛してくれているからこそくるものなのだとわかるからこそ抱えるアンビバレンツな感情、こういった「神の圧」を伴った親との葛藤が、知られざる宗教2世のこれまであまり表に出てこなかった内なる声である。全7話のエピソードから伝わってくるのは、その宗教の教義や活動の厳しさによって、その苛烈さ深刻さはさまざまであるということ。自分も宗教2世(ただしあまり厳しい教義でも親でもなかったが)だったのでどのエピソードにも共感しきりだった。よくぞ書いてくれたと思うし、それぞれのエピソードでのそれぞれの2世の葛藤の多様さを、短いストーリーの中で一つの話に一つのテーマとして簡潔にまとめた構成力が凄いと思ったし、何より作者自身も2世でありながら、感情的・煽情的にならず客観的な描写に徹しているところが素晴らしいと思った。私自身は「何が宗教の教えで、どれが母の考えで」に一番自身の経験と共感があった。派手な服を着るな、こういう音楽を聴くな、という親のそれは神の言葉などではなく、ただの親その人の個人的な価値観に過ぎない、それを宗教というフィルターを通して、おそらく「無自覚に」私に押し付けてきているのだ、と認識できるまでは辛かった思いがある。それに関してはいまでも許されない行為だと思っている。それもあって、子の自立心(子が親の信仰する宗教を辞める)を最後には認めてくれるエピソードが思ったより多かったのは正直救われた。今、無自覚にこう書いたが、このように、本来は救われるはずの宗教から、解放されることで救われるということの矛盾が2世には存在するということを、信教の自由を無邪気に享受している宗教1世はどこまで自覚しているのか、一つのことを信じるということはそれだけ視野狭窄におちいっているということではないか、ということを自問自答して欲しい、と最後はやはり苦言を呈したくなるのだった。
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アベ、こと安倍元総理が山上容疑者から殺害されるまで、統一教会が霊感商法発覚後も運よく生き延び、自民党の懐に入り込み、政治家に多くの影響を与えていたことを全く知らなかった。
共産主義を恐れる岸信介を取り込み、清和会に取り入り、アベを広告塔に祭り上げた旧統一教会の唯一の誤算が信者への過信。まさか、宗教二世の恨みがこの様な形で具現化するとは。やりすぎた、あまりにも信者から金を巻き上げ過ぎたのだ。韓国本部からのノルマが日本人を苦しめた、いや信者は苦しいとは思っていないのだろう。信者を破産、家庭崩壊させたことにより今回の宗教二世の凶行が生まれた。本書はそれら被害のほんの一部を非常にマイルドな形で判りやすく紹介しているが、現実はこんなものでは済まない事が各種報道で明らかとなっている。
人間が何を考えているのかは、勿論外見では判らない。あくまでもその人の発言を直接・間接的に知らない限りは信者かどうかを見破れない。取り敢えずアベ信者か否かで大きく篩をかけることができるが、今のところそれ以上の判別は難しい状況である。
私にできることは、本書に記載されている二世信者の気持ちに寄り添う事ぐらいしか思いつかない。微力だがそれにより、この様な不幸な人たちの増加を少しでも食い止めることができるのではなかろうか。
自民党は自身の身体検査を第三者機関に任せることは死んでもやらないだろうし、文科省・厚労省の動きも悪い。ウソツキキシダこと岸田総理は教団擁護の発言を丁寧に繰り返して述べ続ける。これにより更なる支持率低下が見込まれるが、たとえ支持率が一桁になっても栄光の3年間は解散しないだろう。
先週末に、元二世信者の小川さゆりさん(仮名)の記者会見があったが、会見中に統一教会の嫌がらせ(抗議のFAX送付)があったことが判った。ついに統一教会が本格的に旧二世信者に牙を剝いた、脅迫状を送り付けた。両親の名を騙ったかは定かではないが、この会見妨害は許されるものではなく、テッシーこと勅使河原秀行本部長は再度会見を行い謝罪する必要がある。
もしかしたら、日本の統一教会はかなり追い詰められていて、内部崩壊が起こり始めているのかもしれない。一方、日本からの資金が途絶えつつある韓国の統一教会は、今後どのような行動に出るのだろうか。慰安婦・徴用工団体に働きかけて日本から金を引き出せるか?全ては尹錫悦韓国大統領の手腕にかかっている。宜しく頼む。
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「神様」って、なんだろう。
自分を支配する、絶対的な存在。
こころの拠り所になる場合もあるだろう。
でも、神様にすべてを委ねることは、自分のアタマで考える力を奪うことにもなるのかも、とも思う。
「神様」に支配される親に育てられた子どもにとっては、自分を支配する、その親こそが「神様」という現実。
自分の意志で、外の「汚れた」「不幸な」世界を拒否した本人はよいが、そこで育てられ、外の「普通の」世界を知ってしまった宗教2世の苦しみが、わかりやすく伝わってくる。
急激に市民権を得た「宗教2世」の問題を、(宗教名が特定できそうなほど)具体的に描くことによって、多くの人が身近な問題としてとらえるきっかけになるのでは。
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親とわかりあえておわるとか自分のなかで折り合いつけて生きてくとか各エピソードの読後はいいほうだと思います。我が家では未だにエルカンターレのせいで頭おかしい父親がいて話が通じません。エルカンターレは連載中止に一役担った組織ともきいています。アホの宗教の撲滅を願います