十字架のカルテ
著者 知念実希人
犯罪者の心の闇に迫る精神鑑定医。医療ミステリーの新境地!精神鑑定の第一人者・影山司に導かれ、容疑者たちの心の闇に迫る新人医師の弓削凜。だが、彼女も心の中で重い十字架を背負...
十字架のカルテ
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商品説明
犯罪者の心の闇に迫る精神鑑定医。医療ミステリーの新境地!
精神鑑定の第一人者・影山司に導かれ、容疑者たちの心の闇に迫る新人医師の弓削凜。だが、彼女も心の中で重い十字架を背負っていた。
光陵医科大学附属雑司ヶ谷病院の新人医師・弓削凜は精神鑑定医を目指し、精神鑑定の第一人者と言われる影山司院長に弟子入りする。影山に導かれ、凜は統合失調症、詐病、解離性同一性障害など、様々な事件の容疑者たちの心の闇に迫る。そして凜にも、どうしても精神鑑定医にならなくてはならない秘密の事情があった。
目次
プロローグ
第一話 闇を覗く
第二話 母の罪
第三話 傷の証言
第四話 時の浸蝕
第五話 闇の貌
エピローグ
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表紙が爽やかだったもので………
2023/03/26 17:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひとみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
知念実希人さんの小説単行本になっているものはほぼ読んでいるつもりですが、表紙があまりにも爽やかに映ったので、ほのぼの医療系ミステリーかと思ってました…。
ぜんっぜんちがーーーう!!!重い!暗い!
でしたね……。
サクサク読めますが、犯罪者の精神鑑定のお話なので、とにかく暗いです。明るさゼロゼロ。
それでも精神病院に対する偏見…自分も持っていたなぁ…とか、色々思うところはかなりあるので、少しでも気持ちに余裕がある方なら読んだほうがいいです。
逆に精神ドン底のときは読まないほうがいいですね…笑。
次回作も楽しみにしています。
精神疾患の扱いの難しさ
2022/11/28 11:09
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きり - この投稿者のレビュー一覧を見る
精神疾患の有無によって犯罪者の裁かれかたが変わることに釈然としないものを日頃から感じていたのですが、本書を読んでもそれは払拭されません。ただ、医療者の向き合い方と法的な扱いはしっかり分かれていることは理解できました。犯罪と医療にまつわる様々な課題について考えさせられられます。
現役の医師が書く、壮絶なストーリー
2022/11/21 14:29
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
精神鑑定医というのは、とても責任のある大変な仕事なのだと思いました。もちろん、どんな職業も責任ある大変な仕事ではありますが。
医師である知念さんの作品なので、よりリアリティを感じます。話の流れに、どんどん引き込まれていきました。壮絶な闇を抱えた女性には、空恐ろしいものは感じましたが、全体としてよみやすく興味をそそられました。
精神科に対する偏見なども垣間見れたので、社会全体が見直さなくてはならないと痛感しました。
十字架のカルテ
2023/02/03 20:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
影山医院長と研修中の凛さんの話でたが、精神病という重いテーマで精神患者が起こした犯罪を法廷で明らかにしていくという新たな視点で読むことができました。精神疾患に対する考え方も変わってきたきがします。黒白見極めることの難しさも良くわかりました。
精神鑑定
2023/11/13 14:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mu-太朗 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読後、犯罪を隠す為に精神疾患を演じる場合と有罪判決を受けたくて精神疾患を隠す場合のどちらが人間にとって難しいのか、とふと考えてしまいました。
一般人が殺人を犯す瞬間は通常の精神状態でないのが当然で、精神鑑定で殺人が無罪になる程の【責任能力なし】と判断されるケースは、容疑者が精神鑑定に臨むにあたって何らかの策を練ることなど不可能な状態で、その容疑者が今自分が精神鑑定を受けていることすら自覚できていない程の精神状態にある場合ではないのかと思わされました。