何かが後をついてくる
著者 伊藤 龍平
後ろに誰かいる気がする、何か音が聞こえる、誰もいないはずなのに気配を感じる……。妖怪は水木しげるによって視覚化され、いまではキャラクターとしていろいろなメディアで流通して...
何かが後をついてくる
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商品説明
後ろに誰かいる気がする、何か音が聞こえる、誰もいないはずなのに気配を感じる……。
妖怪は水木しげるによって視覚化され、いまではキャラクターとしていろいろなメディアで流通している。他方、夜道で背後に覚える違和感のように、聴覚や触覚、嗅覚などの感覚に作用する妖怪はあまり注目されてこなかった。
日本や台湾の説話や伝承、口承文芸、「恐い話」をひもとき、耳や鼻、感触、気配などによって立ち現れる原初的で不定形な妖怪を浮き彫りにする。ビジュアル化される前の妖怪から闇への恐怖を思い出すことで、私たちの詩的想像力を取り戻す。
目次
- 序 妖怪の詩的想像力
- 1 ビシャガツクに遭った夜
- 2 妖怪感覚と命名技術
- 3 五官に感じる妖怪
- 4 名辞以前の恐怖
- 第1章 花子さんの声、ザシキワラシの足音
- 1 見えない花子とザシキワラシ
- 2 闇に這い回るもの
- 3 「聴覚優位の時代」の妖怪
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怖い
2024/03/17 17:13
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投稿者:hamu - この投稿者のレビュー一覧を見る
思ったよりは怖かったです。もっと雑学的な感じの本なのかと思っていましたが、ぞくっとすることもあって、怖かったです。