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投稿者:S.O - この投稿者のレビュー一覧を見る
山本甲士さんの「ひなたストア」,「ひなた弁当」に続く,新作「民宿ひなた屋」。今回もほっこりする内容であることを期待して読みました。結果,期待を裏切らない心温まる内容でした。
釣りライターで調理師免許を持ってる主人公が実家の経営している民宿を立て直してゆく物語。周囲のいろんな人と関わり合いながらどんどん好転していくのは,読んでいてとても気持ちがいいです。
ひなたシリーズはどれも読み終わった後に心がほっこりして大好きです。
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
イメージとしては、そのへんの川とか水路に棲んでる魚なんかを勝手に獲って
客に提供してお金儲けしてるってことだよね。
それって、やっていいんだ?
それはさておき、釣りの描写も料理の描写も上手で、佐賀県が素敵なところに思えた。
釣りの内容が多い作品
2022/12/25 03:54
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投稿者:かん - この投稿者のレビュー一覧を見る
釣りについての内容が多くて私にはなかなかすらすらと読み進めていくことが難しかったです。
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おじさん世代に勇気をくれる作品。積み重ねたモノは無駄ではないと。自分にもあるはずだと。
以前読んだ、ひなた弁当とよく似た展開でしたが、主人公のこの先はどうなるのかも気になるところ。
釣りの描写が多かったですが、素人の自分にもわかり易く興味が持てました。
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実家の民宿を継がないと、東京へ出て釣りライターになった粘児。
しかし、釣り雑誌も厳しいらしく次々に廃刊となっていった。
それで仕事がなくなり、実家へ帰省。
結婚したいバツイチ子持ちの彼女がおり、仕事を探さなくてはいけないこともあったので民宿を継ごうと考えていた。
だが、民宿経営も厳しく、両親は自分たちの代で民宿を畳む予定でいた。
そこへ、父親の体調不良、彼女も腰を痛めたため、娘の面倒を見ることになり、粘児の実家へやってくることに。
いろんなことが重なって、粘児は民宿を手伝いながら様々な案を打ち出して、新メニュー等を増やしていく。
それが評判になり、民宿も持ち直して行く。
彼女の娘を、預かったことも功を奏してした。
何かかダメでも諦めない、人との繋がりも大切。
自分もまだ頑張れるかも!!と力をもらえる作品。
2022.11.27
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あらすじだけを読むとそんな都合よくいくかと穿った見方をしてしまいそうだけれど最初から最後まで読み通すと小さな変化が繋がって出来上がった現実的な奇跡なのだと分かる。
生きてきた環境、人生経験、築いてきた人間関係が豊かであればあるほど道は拓かれやすく、人生とは積み重ねであるという当たり前のことを再確認させてくれる物語だった。
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ちょっぴり釣りに興味のない私には、うーんと思う部分もありましたが、物語の内容は、良かったです。あとがきがいいな。
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食べられなくなった釣りライターが大分で民宿を営む実家を引き継ぐために帰る。シングルマザーの恋人の中学生になる娘が不登校中で合流することになり、二人で釣りを生かした経営再建に乗り出す。
猪鍋に鯉こく鍋、うなぎ、スッポンとローカルフードを開発していき、楽しい日常かやってくる。
綺麗なサクセスストーリー。
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山本甲士さんの新作「民宿ひなた屋」、2022.12発行、全347頁。釣りライターで調理師免許を持ってる古場粘児41歳が佐賀の実家が経営している民宿を立て直してゆく物語。恋人のシングルマザー畑田知希43歳がぎっくり腰で入院し、不登校の中2希実を預かることに。粘児と希実が佐賀平野の水路で天然の鯉を、うなぎを、すっぽんを・・・。まずまずの面白さでした。
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作者お得意の「釣り」をモチーフにしたハートウォーミングストーリー。そして、粘児、希実、民宿ひなた屋が光を取り戻す再生物語でもある。
◇
主人公は古場粘児というアラフォー男。釣りライターとして東京で食べていけなくなったため、実家の民宿を手伝うつもりで佐賀へ帰ってきたのだが……。
* * * * *
「芸は身を助く」とはまさしくこの男に当てはまります。
主人公の粘児には取り柄と呼べるものが3つあります。
1つ目は言わずと知れた「釣り」。
執筆記事を掲載していた雑誌の廃刊で失業状態になったとはいえ、紛れもないプロの釣り師です。知識・技術とも申し分ありません。
2つ目は「料理」。
調理師の資格を持ち、釣りの仕事にも活かしていたのだから、腕前は錆びついてはいないでしょう。
そして3つ目は、「持ってる」こと。
困窮したかに見えても、不思議と道は開けていきます。これは大きい。
これだけでも十分なのに、希実という婚約者の娘が粘児以上に「持ってる」ときています。2人がタッグを組めば上手く行かないはずはありません。
眼の前の課題に正面から向き合い、自分にできることを精一杯積み上げる。そうすれば少しずつ運は開けていくものです。
江戸の仇を長崎ならぬ佐賀で。
粘児の再生は周囲を巻き込んで町の再生へと繋がりました。
年末に読むのにふさわしい作品だと思いました。いい年を迎えられそうです。感謝!
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得意のジャケ買いならぬジャケ借り。タイトル借りと言うべきか。
テンポが良くてサクサク読めて、面白かった!!
他の本も読んでみよう。
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経営難の実家の民宿ひなた屋に帰った古場。
最初は、色々甘く考えてる感じが不安だったんだけど、少しずつ変わっていく様子がよかった。
最初に就職試験を受ける時のあれは、ちょっとだめだよーって思いながら見てたら、ああなったし。
色々気にかけてくれる大串のことも甘く見てない?って思えたし。
でも、そこで再会した市川への見方も変わっていくし・
何より、希美との関係がよかった。
最初は、お互い距離感を探り合いながらの感じが、釣りをきっかけにだんだん縮まっていく。
舞台であるなべしま市も、自然にあふれた素晴らしいところ。
元の職場の編集長の件は、何か落とし穴が?とドキドキしたけど、考えすぎだったみたいだし。
あらゆることがうまく進み過ぎてできすぎなぐらいだけど、それが気持ちよくて元気が出る作品だった。
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たまにはこういうネガティブ思考のないほのぼの作品も良いね。個人的には好きな作品。どちらかと言えば絵がない漫画っぽい。本当に漫画にしてみても面白い作品だと思う。
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みんなが幸せな平和な本
劇的な何かが起きるわけではないが
小さな幸せが積み重なってよい方向へ向かっていく。
現実ではここまでトントン拍子にはいかないかもしれないが、こういう牧歌的なお話もよい。
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再生の物語でした。
いいですねsuccess story。
主人公の古場粘児はアイデアマン。
働く上でアイデアってとても大事ですね。
食材でシリーズ第一弾以来、またまた天然ウナギが登場しました。嬉しくなりました。
ちょっと残念だったのは、希実ちゃんのお母さんであり、古場粘児の婚約者?の知希さんの民宿ひなた屋でのエピソードがなかったことですかね。
粘児が結婚して、奮闘している民宿ひなた屋の続きを見てみたいです。