小学校受験~現代日本の「教育する家族」~
著者 望月由起
急速に進む少子化にもかかわらず、日本の受験戦争は過熱している。また苛烈を極める中学受験を避けるため、主に都心部で小学校受験を検討する親も増えている。一方、極端な早期選別は...
小学校受験~現代日本の「教育する家族」~
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商品説明
急速に進む少子化にもかかわらず、日本の受験戦争は過熱している。また苛烈を極める中学受験を避けるため、主に都心部で小学校受験を検討する親も増えている。一方、極端な早期選別は格差の拡大や階層の固定化を促進するという見方もある。小学校受験について多面的な研究を続ける教育学者が、私立・国立小学校受験の現状を、当事者の声も交え具体的かつリアルに報告。多様化する受験の実際や問題点、評価すべき点などを伝える。
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日本の小学校受験の色々が一気に分かる1冊です。
2023/02/02 15:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本の小学校受験について、色々なことがこの1冊で一気に分かります。
まず、そもそも受験して入学する日本の小学校はどういう教育方針をしているのかについて追及。そして、どんな受験勉強をするのか、わが子を受験させる保護者はどんな生活を送るのかなどについて、著者が細かな実態調査を施したうえで著わしています。
私自身、小学校受験とは無縁の生活を送って来たので、当書で小学校受験の色々を一気に知れたのは良かったです。また、「まだ幼稚園児なのに受験に巻き込まれて可哀想」と思っていたのが、当書を読むと決してそうではないことに気付かされ、こういう子育てもアリなのだなと、視野が1つ広がりました。
『小学校受験 現代日本の「教育する家族」』
2023/01/25 20:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
《誰が、なぜ、どのように「小学校受験」を選択しているのか…??》──光文社新書公式noteより
小学校受験を多面的に研究する教育学者が、小学校受験の実情を「選択する」「受験する」「通学する」の観点でデータに基づき実証的に、当事者の声を交え具体的に報告する
・小学校受験はペアレントクラシーに基づく教育選抜の最たる事例である
・私立小学校はこの20年で70校程度も急増している
・「教育する家族」の参入が現代の小学校受験を加熱させている
・小学校受験にはディスクロージャーという概念が乏しい
・2020年代の「第三次ブーム」で私立小学生がふたたび増加している
・小学校受験の過熱や拡大は、マクロな視点で長期的にみれば、格差の二極分化、階層の固定化の促進も懸念される
2022年12月刊
お受験本でも学校紹介本でも内幕暴露本でもなく、小学校受験のリアルが淡々とした筆致で描き出されている
※p.276〈10件〉⇒〈10県〉