紙の本
不可能な過去
2023/04/14 21:05
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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
西川と沖田の追跡捜査係が過去の事件から麻薬取引まで全体像をあぶりだし複雑な未解決事件を解決に導くシリーズを楽しませてもらいました。多分ラストは西川と沖田が警視庁をやめて喫茶店のマスターになる気もしてきました。次回作に期待します。
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良いコンビですよね。
2023/06/18 10:09
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投稿者:オハナ - この投稿者のレビュー一覧を見る
西川さんと沖田さん。以前に読んだことがあります。今回は少し時間が過ぎて初老になりましたね。次回作期待しています。
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冤罪事件を追う
2023/02/22 11:08
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
過去の未解決事件を追う追跡捜査係の二人の刑事の物語。それぞれに別の案件を扱うことになるが、後に思わぬところから共通項が出現して、複雑な物語になる。冤罪で起訴され、その後無罪が確定しても、世間は良しとしない風潮が、随所に漂うのは、受け入れざるを得ないのか。犯罪被害者も悲しい存在だが、冤罪事件に巻き込まれた人も、人生が壊されてしまう。楽しめるミステリーだが、そんな悲しい感想も抱く。
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不可能な過去
2023/06/17 14:46
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
西川と沖田のコンビも長いですね。それぞれ違う案件の担当で殺人事件が見事に絡み合うとは、そうでないかと思い読んでいましたが一目置く結論でした。少し無理っぽいかな。両人の婦人たちがカフェーを開く予感が次作で開店か。
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内容自体は面白いんだけど、二人の主人公の脇役キャラがなんか被っちゃって、誰が誰だか分かんなくなっちゃった。
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殺人罪で起訴されながら無罪を勝ち取った男から、犯人は私でしたとワープロ打ちされた手紙が届く。一事不再理の原則では裁くことができない。
元被告を追うと死亡していた。
一方、神奈川県警に追跡捜査班の研修中、4年前の殺人の未解決事件の捜査を始める。
この2つの事件が後半に混じり合っていく。
面白い。
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追跡捜査係シリーズ。
何作目なのか、よく分からないが、最近は沖田か西川、どちらかが不在のことが続いていたのだが、久々に二人ともがっつり活躍し、気合が入ったのか、いつもよりページ数も心持多め。
今作のテーマは「一時不再理」
10年前、無罪を勝ち取った被告から、「事件の犯人は、私でした」と言う内容の告発文が当時の担当刑事に送られて来る。
無罪を勝ち取ったはずなのに、何故今頃犯行を告白したのか。
「一時不再理」の原則から、表向き捜査が出来ない為、沖田たち追跡捜査係が動くことになる。
一方、西川は新設される追跡捜査係のアドバイザーとして、神奈川県警に赴いていた。
そんな西川は4年前川崎で起こった強盗殺人事件を追っていた。
10年前都内で起きた事件と、4年前川崎で起きた事件。
一見全く関係なさそうだが、捜査を進めていくうちに2件の事件が繋がる。
途中中だるみ感が否めないが、二人の合同捜査になってからは、久しぶりのコンビ復活!
取り調べシーンは読みごたえがあった。
何より苦手な食事シーンが2回程度だったのが、有難かった。
沖田も西川もシリーズを重ね、年齢を意識した会話も多くなって来た気がする。
と言っても、まだ定年まで10年以上あるんだけど・・・
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「遠くの友人」というように親しんでいる劇中人物、沖田刑事や西川刑事が還って来るのは大歓迎と本作を紐解き始め、夢中になって素早く読了に至った。
本作の主要視点人物である沖田刑事や西川刑事が所属する「追跡捜査係」というのは、捜査が行き詰って未解決の事案に関する捜査を主要な任務としている。沖田刑事と西川刑事とは同期の刑事ではあるが、事案への取組み方は各々の個性で全く違う。或いは各々の良さで互いを補い合っている面も在るのかもしれない。彼らは数々の事件に向き合って来ていて、「追跡捜査係」での勤務も長くなっている。このシリーズは、作品が重なる都度に主要視点人物達の人生の時間も普通に流れている。本作で、西川刑事の息子は大学を卒業して就職したと明らかになっていて、彼らも50歳に差し掛かったということになっている。そして「年長の捜査員」という立場になった彼らは、後輩達を率いて活動するというような感じになっている。
本作の物語は、沖田刑事が微妙なことを相談されて活動を開始するという辺りから動き始める。
10年程前に殺人事件が在り、殺害された女性と交際していたという男性が逮捕され、起訴された。しかし無罪となった。最高裁まで争われ、無罪は動かず、警察はその男性の訴えを受けて賠償金も支払った。結果として事件そのものは未解決なままである。が、逮捕して起訴に至った被疑者の無罪が確定した以上、当該人物の罪を問うということにはならない。「一事不再理」の原則である。
そういうことなのだが、件の男性が逮捕された当時に取り調べを担当した刑事に宛てて手紙が届いた。無罪が確定している男性が「本当は自分が…」とする内容の手紙だったのだ。“捜査”ではなく“調査”ということで、沖田刑事は件の男性を巡る事情、事件のことを探り始めた。
他方、西川刑事は神奈川県警へ出張していた。
神奈川県警で“追跡捜査係”または“追跡捜査班”を起こそうという話しが持ち上がり、西川刑事は“アドバイザー”ということで刑事総務課に通って、関係者と話し合っているというようなことだった。少し以前に北海道警で似たような話しが在って、西川刑事は出張して話したという経過も在って、今般も神奈川県警からの話しを受けることになったのだった。
神奈川県警での話しの中、幾つかの「捜査が詰まっている?」という事例を取出し、“追跡捜査”の実例ということで、“研修”という形で活動をしてみるということになり、刑事総務課の窓口になっている女性刑事と、負傷の治療から復職して日が浅い男性の刑事という2人が試行する活動に西川刑事が付き添うというようなことになった。取上げた事件は、4年前に或るマンションで女子学生が殺害されたという事案だった。
こういうことで、シリーズをリードする沖田刑事と西川刑事は各々に、若手を率いるような年長の捜査員として活動をしていて、全く「各々」という動きに見えるのだが、思いも掛けずに両者が探っていた事案が交錯していくのである。これが実に面白い!或いは、これまでのこのシリーズの中でも抜きん出ているような感だ。
全くの別件という感の出来事が色々な意味で繋がって行くというような不思議な展開の他方、合わないようでいながら意外に息が合う感じで、互いを嫌っている振りの奥で敬愛開いているような同期の沖田刑事と西川刑事との友情、そして互いのパートナーが絡むライフプランが出て来る等、何か酷く愉しい感じで夢中になる作品だ。一部に「諄い!!」という意見もある、劇中人物達が食事を摂ろうと何処かに立寄る場面も面白い。今般は、西川刑事が行動を共にする神奈川県警の女性刑事や、渋谷の所轄署の女性刑事と食事を摂る描写が見受けられ、それが酷く面白い。多分、モデルになった御店が在る筈で、それを探してみたい気分にもなった。
余計な遊びという感の事柄まで交えながら、「全く無関係と思える事案が重なって、結び付く様を、2人の主要視点人物が探り当てる」という流れは秀逸だと思う。このシリーズらしい感じだ。
或いは「“追跡捜査係”らしい事案で、過去作品の中でも目立って秀逸」という感の本作。本当に愉しかった!広く御薦めしたい!!
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【警視庁追跡捜査係シリーズ第11作目】
10作目は沖田の出番がなかったが、今回は追跡捜査係フル稼働で読み応えあり。
事件の発端は、10年前に殺人容疑で逮捕された容疑者が無罪となった。その容疑者から当時の捜査官に自分が犯人だという手紙が届く。
一事不再理のため、もし手紙が本当だとしても捜査はできないが、警察のメンツとして調べないということはできず、沖田が担当して動き出す。
一方、西川は神奈川県警に設立される追跡捜査係のアドバイザーとして動いており、4年間も未解決な殺人事件でそろそろ追跡捜査係案件になりそうな事件を研修として神奈川県警の刑事と調べ始める。
二人が違う事件を調べている、ということはどこかでつながるのだろう、とドキドキしながら読み進めた。
西川と沖田は今までぶつかり合っていたが、老後の話をするくらい歳をとり、お互いを信頼して理解しているからぶつかり合うことも少なくなったのはちょっと残念だったり。でもその信頼で話がさくさく進む感じもまた面白い。他のシリーズが終わってしまっているので、警視庁追跡捜査係はまだ続いてほしい。
今回から鳩山さんが異動になり、女性の係長となったのだが、どこか昔の失踪課の真弓に見えて、今後西川達もうまく女性の係長と付き合うようになっていくのかも楽しみ。
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警視庁の未解決事件を追いかける追跡捜査課に、無罪判決が出た事件の被疑者から私がやりましたという手紙が届き沖田と西川というふたりのベテラン刑事が事件を追いかける。
一事不再理の原則と再捜査へのモチベーションが厄介。
事件の関連性やピースがバラバラだったのが、終盤に事件の全体像が見えてきます。
刑事のふたりの関係は、あぶない刑事や相棒とは、また違った中年の味が出ているなと思います。
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シリーズ11作目で、今回は元に戻って沖田も西川もフル出場。いろいろな事件が見事に絡まりあって行くのは見事! 新係長はやばいね
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沖田+西川コンビのシリーズ最新作。
ドラマ化とか。おめでとうございます。
過ぎたことを掘り返す。というのは野暮なことだし藪をつついて蛇を出すではないけれど余計なことをして自分の首を絞める人というのはどこの世界でもいるなーという。
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2923-15どうも最近はこねくり回して複雑でハッキリしないものを書いて楽しんでる、満足してる感が否めない。伏線が広がりすぎてやっと収斂すると思ったらあっという間にエンド。本も高くなったし、読後がモヤモヤする。これは作者の意図なのか。ならしばらくお休みしますが。
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とても流れが良くて詰まることがないので物語の枠が破綻せずに読めて面白かった。それぞれの事件に対して過不足なく書かれているのでそれらが繋がった時にピタッとハマった感じが良かった。
それと常々疑問に思っていた再捜査になった時に担当していた刑事のプライドが本当に傷つけられるのかなと疑問に感じていたがそれに対する筆者の考えのようなことも書かれていたのでスッキリする部分もあって良かった。
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仕事へのアプローチの仕方は真逆な感じの西川と沖田。
当然、ぶつかることも多いんだけど、やはり二人とも
年取ったのかな?お互いを認め合っている部分や、将来
への漠然とした不安が感じられるといった今までの作品
にはなかった点が描かれている。今後も楽しみ。