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東京医大「不正入試」事件 特捜検察に狙われた文科省幹部 父と息子の闘い
著者 田中 周紀
贈収賄の見返りは息子の医学部「不正合格」? 東京医大を舞台に、女子受験生への入試差別など社会を巻き込んだ文科省汚職事件の真相に迫る。事件は最初から異例の展開を辿る。東京地...
東京医大「不正入試」事件 特捜検察に狙われた文科省幹部 父と息子の闘い
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東京医大「不正入試」事件 特捜検察に狙われた文科省幹部父と息子の闘い
商品説明
贈収賄の見返りは息子の医学部「不正合格」? 東京医大を舞台に、女子受験生への入試差別など社会を巻き込んだ文科省汚職事件の真相に迫る。
事件は最初から異例の展開を辿る。東京地検特捜部による捜査の過程で、図らずも東京医大の入試で女子学生が不当に差別されていたことが判明。その余波は他大学にまで及ぶ。
そのなかで、大人たちの思惑により、本人も知らぬうちに入試の点数に10点を加算されていた文科省キャリアの次男。だが、公判で明らかになったのは、加点がなくても次男は合格できていたという事実だった。
特捜検事による取り調べへの恐怖から、罪を認めるような調書を取られていた東京医大の理事長と学長は、公判で全面否認に転じる。将来の事務次官候補と言われた文科省キャリアも一貫して容疑を否認。事件の中心人物として「霞が関ブローカー」と報じられた男にいたっては、特捜部は一通の調書も取れないまま公判が始まる。
4人の被告が全員否認する一方、特捜部が縋る唯一の証拠は、隠し撮りされたある会食における会話の録音データのみ。
しかも、事件の背後には森友学園事件や、政府の不正を告発した前川喜平文科事務次官に対する官邸の怒りも見え隠れする。
緊迫の法廷劇、特捜検察に狙い撃ちされた親と息子はどう闘ったのか。
第1章 不正入試
第2章 「裏口入学」の真相
第3章 第2次醍醐会食
第4章 4000万円超の補助金
第5章 特捜部のシナリオ捜査
第6章 音声データを提供した男
第7章 霞が関ブローカーと呼ばれて
第8章 判決
【著者略歴】
田中周紀(たなか ちかき)
1961年、島根県生まれ。上智大学文学部史学科卒業。共同通信社社会部で95~97年、テレビ朝日社会部で2006~10年の計5年9ヵ月間、国税当局と証券取引等監視委員会を担当。10年にテレビ朝日を退社し、現在はフリージャーナリスト。
著書に『巨悪を許すな! 国税記者の事件簿』(講談社+α文庫)、『実録 脱税の手口』(文春新書)、『飛ばし 日本企業と外資系金融の共謀』(光文社新書)、『会社はいつ道を踏み外すのか 経済事件10の深層』(新潮新書)など。取材・構成に横尾宣政著『野村證券第2事業法人部』(講談社+α文庫)などがある。
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著者は医学部受験を舐めすぎている
2023/06/30 02:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Roc - この投稿者のレビュー一覧を見る
佐野君が学力一本勝負のペーパーテストでの入学を正当化するような内容で買ったのを後悔。著者が上智の文系学部卒なので、医学部受験に関して疎い。佐野君はなぜ医学部受験の経験の無い、スポーツ推薦入学の日体大OBから一般入試での医学部受験アドバイスを受けていたのかが謎過ぎる。英語の達人から紹介されたセブ島の短期集中合宿で英語の成績が急激に伸びたとか、英語等の外国語は特に毎日の継続した積み重ねの学習でしか伸びない科目のでこれも嘘臭い。著者含めて、佐野親子も医学部受験を舐めてすぎている。臼井元学長の証言によれば、この大学の入学者は補欠合格者が大多数を占めていて、学力は6年後に医師国家試験に受かるレベルなら、あとは男性 (女性受験生のテスト一律減点で慰謝料支払い命じられた))で、学校への多額の寄付金と学長クラスへの裏金(親がOBなら尚更入学確率大)あれば大抵の場合入学できるらしい。医学部の経営は綺麗事ばかりでは無いと思うが、何も知らない一般の受験生が可哀想。あとは著者によるこの事件は検察によって作り出された冤罪陰謀論で飽きた。