赤ずきんの森の少女たち
著者 白鷺あおい(著)
神戸に住むかりんはお菓子作りが得意な高校生。祖母の遺品の中にあったドイツ語の本を従兄の慧に訳してもらい、一緒に読んでいくことにする。そこに書かれていたのは、19世紀末の寄...
赤ずきんの森の少女たち
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商品説明
神戸に住むかりんはお菓子作りが得意な高校生。祖母の遺品の中にあったドイツ語の本を従兄の慧に訳してもらい、一緒に読んでいくことにする。そこに書かれていたのは、19世紀末の寄宿学校を舞台にした少女たちの物語だった。赤ずきん伝説の残るドレスデン郊外の森、学校で囁かれる幽霊狼の噂。校内に隠された予言の書と宝物の言い伝え。読み進むうちに、二人は物語と現実を結ぶ奇妙な糸に気づく。そして浮かんできたひそかな悪意……。『ぬばたまおろち、しらたまおろち』の著者がグリム童話をもとに描いた神戸とドイツの不思議な絆の物語。
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すごく面白かった~!
2023/10/30 09:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
神戸の女子高生かりんは従兄が受け継いだ祖母の持つドイツ語の物語を翻訳して送ってもらい読み進める。
そこに描かれているのは両親を亡くした少女が叔父に勧められて入った寄宿制女学校での物語。
少女小説のような始まりから、秘められた謎を解き明かすミステリー、童話や昔話とリンクしたファンタジー、史実が絡んだヒストリカルSF、ほんの少しのロマンス。
そして物語を読み解いて祖母の秘密が解き明かされる。
大盤振る舞いの構成に引き込まれた。
あとがきに書かれていた著者のデビュー作、この作品と関連があるってこと?
気になる。読みたい。
しかし、主人公が物語の主役のロッテなのか、女子高生かりんなのか微妙なところだった気が。
もうちょっとかりん側のエピソードも増やして、おばあちゃんの正体について読者に興味を持たせてくれても良かった気がするかな。
分厚さにちょっと怯んだけど、読み始めたら読みやすくて全然気にならなかった。
創元推理文庫のファンタジーって、当たり多いわ~。