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投稿者:キレイな富士山 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一時閉館となる素敵なホテルで、各々の色んなホテルでの思い出が描かれているだけかと思っていたら、、、そんなわけがない。
閉館予定ホテルへ
2024/09/14 23:37
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
百年の歴史あるホテルが一時的に閉館します、その前にやってきた泊まり客たち。物語は次々と視点が変わって書かれて。ラストは、ああこうか…みたいな。でも、読後感は、むしろ、悪くないです。
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投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
そういう展開だったのか。
途中、なんとなく違和感はあったけど、そんな展開になるとは気づかなかった。
ただ、やりすぎかなあ。
ヴィクトリアン・ホテル
2023/09/25 13:15
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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
善行を、犯罪を助長するものだと糾弾したり、小説やドラマに加害性があると言って、責任を求めるなど、考えたこともなかった。個人的な意見をさも正しいように言うなら、人を傷つける為だけのように思う。
年代をランダムに群像劇風だったが、うーん、あまり効果が無かったような…。
優しい、優しさという言葉を無理に当てはめているように感じられたところも、複数あった。
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ちょっと騙されちゃったなー^_^
ラストはいい話でした^_^僕にも女優とそんな話が転がってないかなー^_^
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途中から違和感が表面化して、はたと気づくとズルいな(上手いな)とニヤニヤしちゃう。
純粋な善意すらもっともらしい正義を振りかざした悪意に歪められる今の時代。誰かのためにという優しさは紛れもない善意なのに。善良な人ほど生きにくい世の中なんておかしいよ。
人が少しづつ人と交わり、時に人を助け、時に人に助けられ…そんな当たり前の社会の縮図がホテルという場所にピッタリ。
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見事に騙された、騙されて良かったと思える本。
時々こういう出会いがあるから、読書ってイイなぁと思う。
ノスタルジックでロマンチック!面白い、というか、流れる空気感が好き。
優しさについて、ジェネレーションギャップのアップデートについて等…色々考えさせられた。
確かに、一気読みした後に二度読みしたくなる。
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最後まですーっと読める物語。
最後まできて、あーそうなのね、うまく書いてるなぁーと感じました。
気持ちが良い作品ですね。
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様々な思惑を持ったホテル客の結末が気になり、ページをめくる手が止まらなかった。久しぶりに一気読みした作品になった。
また、この作品は「正義」や「正しさ」の押し付けや自己満足的な忠告に対しての作者からの警告であり、注意喚起のメッセージが強く表されていた。その押し付けが悪意を持って発せられる事もあるし、逆に意図せず発せられる事もある。自らの言動で無意識に誰かを傷つけることがあるということと、誰かの言葉を過度に気にしすぎてはいけないということを胸に留めておきたい。
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202302/下村敦史だし帯の惹句にもあるので、"そういう"目線で読んでしまい驚きはあまりなかったんだけど、それでも面白かった!これに限らず、そういう部分でエンタメとしての面白さを入れつつ、出会いだったり優しさ・善意だったり人間を描く、見事な作家の一人だと思う。
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創業100周年を迎えるホテル『ヴィクトリアンホテル』は明日歴史に一旦幕を下ろす
長い時の流れの中で様々な人がホテルを宿泊し想いを募らせた
途中違和感を感じ、読み進めるとその正体が分かり見事に騙されました
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100年の歴史あるホテルの中での物語
優しさなどの感情や、物事の見方などを学べた
人に優しくして、それを批判される
思いやりからの行動も批判される
何事も好意的解釈と悪意的解釈ができる
善意でとらえるか悪意でとらえるかで印象は変わる
同じ言葉でも誰かを慰めることもあるし、傷つけることもある
それは、受け取る側の解釈しだい
人間の見方は、本人は気づいてないが自分の偏見をさらけだしていると言う言葉が胸に刺さった
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伝統ある高級ホテル最後の日に集まった面々。
主な登場人物は、演じる意味を見失った女優、勤め先から金を盗んで投げやりになっている犯罪者、大きな賞を受賞してパーティに出ている作家、大手企業の顔役として女優の卵を食いまくっている男、家も店も失って心中を企てている夫婦……。
それぞれの視点で少しずつ物語が進み、登場人物たちが交錯していくが、途中からそれぞれの視点の話が噛み合わなくなってくる……。
そして、それぞれの主人公たちが生きている時間軸が違うことが分かってくる……。
80年代を生きている夫婦
90年代を生きている男
00年代を生きている作家
2010年代を生きている犯罪者
2020年代を生きている女優
そして、その5名がラストで邂逅するという構成。
全員が、別の年代を生きる登場人物の物語にも登場するため、途中まではまさか時代が違うとは全く気づかない。
ただ、これだけの凝った構成にも関わらず、ラストで得られるカタルシスが少なすぎた……。
構造や仕掛けは見事なのに勿体無い。
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ホテルを舞台にした群像劇。女優、作家、お弁当屋の夫婦、ケチなコソ泥、スポンサーなどが入り乱れすれ違い関係を持ったりしながら、最後のホテルのセレモニーへと続く。作者がうまく時代をミックスし読み手を混乱させ、最後に一同を揃えてめでたく手打ち。
善意や優しさについての下りが少ししつこかった。作者さんがいろいろ言われて反論したかったのかなぁ。
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久しぶりの下村作品。
名前覚えるのに苦労したかも。後半少し焦りました。これは再読しなおした方が、面白さ倍増になるかも。
奥村将の人間の見方についての言葉は刺さりました。