紙の本
すごい熱意
2023/05/25 13:48
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投稿者:owls - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルに興味をひかれて読んでみました。好きになったものへの熱意と行動力がすごい。千葉からほとんどでないひきこもり、とありますが、全く、精神は、ひきこもってないというか…。圧倒されました。やる気さえあればできるかも、という勇気をもらえました。
紙の本
ひきこもりだからこその強み
2024/01/24 16:29
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投稿者:302 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の好きなこと、やりたいことを自分で発見し、それに向かってまっすぐに行動している。すごい行動力!
「でもなぁ…」「やっぱり…」と躊躇してしまいがちだが、確かに「周りと違う自分カッケェ」という自意識にもっと優しくなれたら、人生変わるかも。
翻訳本のような文体で、筆者の性格や思いが伝わりやすく、面白かった。
ルーマニアに行ったことがないからこその、筆者にしかできない理解や表現があるのだろうと思う。
自分もルーマニアに対して印象が無かったが、この本を読んで少しだけ知ることができ、地図や写真を見てみる機会になった。
紙の本
情熱的で衝動的だからこそ辿り着いた境地。
2023/07/01 00:15
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る
コスパや効率性、即効性が重視される昨今において、がむしゃらに何かを行うことや闇雲に突き進むことは軽んじられている気がする。それどころか、暑苦しいと疎まれる可能性すらある。
そんな冷笑的で否定的な世間の風潮を一蹴するのが本作。
タイトルの通り、千葉からほとんど出たことのない著者がルーマニア映画との出会いをきっかけに、ルーマニア語の作家となるのだが、そこに至るまでの読書量や映画鑑賞量、SNSを活用したコミュニケーション方法に驚愕させられっぱなし。そして何よりそれを実現可能にした著者の熱量に圧倒されてしまった。
誰もが一度は何かに熱中すると思うが、周囲の声であったり、先述したようなコスパ重視の風潮によって、「無駄だ」と自分で見切りをつけてしまう。そうやって自分で見切りをつけて退くことが賢いのだと。だからこそ信念を曲げずただひたすらに愚直に邁進する著者の様な人たちに対して、身の程知らずだなどの言葉を投げかける人たちが一定数存在するに違いない。しかし本作を読めばわかるはずだ。何かを達成したり、得たりするのに必要なのは効率性や即効性などではなく、情熱であり衝動なのだと。それほどまでの熱気と説得力が著者の一文一文から滲み出ている。
紙の本
熱量と行動力
2023/10/04 23:41
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投稿者:K.ザムザ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ほとんどがネット上での交流とはいえこんなに積極的に行動できるというのが凄い。師と仰ぐ年下のルーマニア詩人とルーマニア語翻訳者との関係が非常に興味深かった。オススメのルーマニア本、映画、音楽を巻末でまとめてくれているのもありがたい。
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ほぼ埼玉から出ていないだけでメンタルも行動力もありすぎる著者は、コロナ禍で外に出られないから何もできない!と諦めていた自分に喝を入れてくれた。
部屋の中から出なくても、facebookや語学の勉強、映画を視聴することで海外に繋がることができると勇気をくれた。
(この本を読み始めた時、ちょうどルーマニアが舞台の映画を見て運命を感じてしまった。
『バレットオブラブ』→主人公の恋敵マッツミケルセンがイケイケ悪男。ルーマニアのブタペストを舞台に、悪い男に囚われたヒロインを母を失ったばかりの傷心中の主人公が助けようともがくストーリー。)
Facebookで友達申請してルーマニアの言葉をより深く、またはネットスラングのような今時の表現も勉強していくのが小説を書く時に役立って、つながっていく。
引きこもりながらも怠惰に過ごさず、好きなものに対して一生懸命に向き合い続けていることに精神的な強さを感じた。その基礎固めの綿密さ?コツコツ続ける力を見習いたいと思う。
ex 映画レビューを数百本書いて文章力up
本の感想を書いたノートが40冊に上る
など外から見たら修行に見えることを本人が生活の一部として続けていった結果に、ルーマニアでの小説家デビューがあったんだと納得できた。
ルーマニア文学界の特殊さ(兼業作家が多い)は初めて知った。それぞれの国に文学があるのはわかっているが、その立ち位置というか、国の中で作家がどう扱われているのか?も違いがあるんだなと興味深かった。
巻末に添える、というには中身が充実しすぎているルーマニアの文学、音楽のリストも良い。『吸血鬼すぐ死ぬ』などのライトな漫画までも網羅し、そのファンに『令嬢クリスティナ』を勧める著者の狂気が眩しい。
音楽についても充実していて、読みながらyoutubeで非公開リストを作って聞くようになってしまった。
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ルーマニアで自分が思い浮かんだのは、ドラキュラとヴラドツェペシュのみ。そんな国の言葉をなぜ学ぼうと思って、更に小説を書こうと思ったのか気になって購入。
大学生活から鬱になり引きこもり、映画を見てルーマニアにはまり、ルーマニア語を学び、Twitterでルーマニアの人に友達申請しまくり小説家や詩を書き、難病のクローン病にかかり、ルーマニアにはいくのが難しい人。
いつか、ルーマニアにはいけるといいなあ、詩の師匠にあって欲しい。その前にルーマニアで小説を本で出せるといいなあ。
言いたいことを理解できたかはわからないが、面白かったし文章も読みやすい。
しかし、多言語を学ぶのにまず英語ができなきゃいけないなんて、先が遠すぎる。そしてテキストの少なさにびっくり。ルーマニアに小説家だけでやっていける人がいないのにもびっくり。ルーマニアまで及んでる村上春樹や村上龍の影響が何か怖い、、
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すごい期待してたんだけどなぁ。
ルーマニア語を学ぶこと、読むこと、書くこと話すこと全てすごいと思うし、ましてや小説家になるなんて本当にすごいことなんだけど、とにかく読みにくい。
エッセイだから、どんな風に書いてもいいのだろうけど、自分に酔ってる感じがどうしてもダメで断念。
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RPGのような、どんどん物語が進んでわくわくしてしまう本。facebookを使って千葉から東欧のルーマニアへ、じわりと広がる世界。でもご当人は家から出てないのだけど。
ルーマニアで本が出せたらいいなあ。まあでも絶対彼なら出すだろうな。楽しみだな。
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SNSを使ってルーマニアの人脈を広げ、やがて作家になる経緯は面白いし、努力もされていると思うのですごいと思う
でも文体がなんか苦手
何を読まされているのだろうという気になる
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p028 鉄腸野郎 Z-SQUAD blog
p030 シネマート新宿 韓国映画
p059 VICE Romania
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海外に行かなくとも海外の言葉は学べる。熱意と行動力さえあれば。この本はそういうことを教えてくれた。
ただし、熱意たるや半端ではない。
ルーマニアに関係する作品にこれでもかと言うほど触れ、ルーマニアの人にFacebookで友達申請を送り付ける等、私には真似出来ない。
そもそもルーマニア語を学ぶ以前に英語が必要だとサラッと書かれているが、英語ですら未だに覚束無い。
ルーマニア大好きで日本なんて大して好きではないんだろうなと思っていたが、アジア人であることを誇りに思っているようで、何となく嬉しい。
私も日本は好きだし。
著者の文学や文法への想いが深く、理解が難しいところが多々あった。
間違った文法について、間違ったことをバカにするのではなく、どうしてそのような間違い方をしたのかを考えるといったことを書かれていたが、素敵な視点だと思った。
死ぬまでやりたいことを見つけた著者は、幸せだろう。
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「千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、ルーマニア語の小説家になった話 済東鉄腸 左右社」前半のルーマニアで小説家になるまでの話が異常に面白かった。後半は残念ながら面白くなく読み飛ばした。とは言え新しい外国語を勉強したくなる一冊。
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独学で日本ではマイナーな言語であるルーマニア語を習得する過程はいい意味で凄まじかった。Facebookでランダムにルーマニア人に友人申請したり、交流したり。最終的にはかけがえのない人と人間関係を築いていく。
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軽快な語り口とは裏腹に、最早狂気とも思えるレベルでルーマニア語と東欧文学への熱量と愛が矢継ぎ早に語られる1冊。ここまで熱いと大抵読者は置いてきぼりにされがちなんだけど、この本には不思議とそれがない。むしろ「たまにはルーマニアの映画見てみるか」なんてウッカリ思わされてしまうような、不思議な魅力が詰まっている。
要所要所に現れる「ところで俺はこう思うんだけどさ」という、まるで飲み会の席のような軽いノリで語られる筆者の価値観にはとんでもなく心を揺さぶられた。新進気鋭、彗星の如く現れた、なんて言葉じゃ収まりきらない。「一体なんだコイツは?」って感じです。もちろんいい意味で。今後の作品にも期待!
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タイトルに惹かれて読みました。確かに大学卒業後は働けていなかったりしたみたいですが、好きなことを突き詰めていく力が凄い。心が疲れている間に唯一できることが映画鑑賞だったというが観ている本数が半端じゃない。そしてルーマニアの映画に出会ってルーマニア語を学び始め、学ぶためにFacebookでいろんな方と出会い世界を広げていき、チャンスを掴んでいく過程にとても感銘を受けた。どんな時も前向きに行動していくことで自身の人生を変えていくのですね。