バスを降りたら
著者 眞島めいり(著)
「通学のバスの中で見かけるあの人みたいになりたい・・・・・・」奈鶴(なつる)はバスで席を譲る律(りつ)の姿を見て名前も知らない律のことが気になりはじめる。一方、律は自分が...
バスを降りたら
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商品説明
「通学のバスの中で見かけるあの人みたいになりたい・・・・・・」奈鶴(なつる)はバスで席を譲る律(りつ)の姿を見て名前も知らない律のことが気になりはじめる。一方、律は自分が落ちた中学の制服を着た奈鶴のことを少し目障りに感じている。奈鶴と律はバスの中で見たお互いの姿をきっかけに大切なことに気がつきはじめる。男女ふたりの視点で描かれる、一歩前に踏み出す勇気をくれる青春成長ストーリー。バスを降りたふたりは、新たな一歩を踏み出す。 【目次】1 side:奈鶴 七時三十六分発、駅西口行き/2 side:律 居場所はここじゃない/3 side:奈鶴 絵の中の鳥/4 side:律 こだわっていたのは/5 side:奈鶴 初めての眼鏡/6 side:律 中庭のふたり/7 side:奈鶴 あのひとみたいに/8 side:律 たとえばそういうことだって
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『バスを降りたら』
2023/10/07 19:48
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学受験に合格して峰森高校附属中学校に通う奈鶴(なつる)
通学するバスの中で見かける名前も知らない中学生の男の子のことが気になっている
第一希望の附属中に落ちて清瑛学園に通う律(りつ)
同じバスに乗っている、自分が落ちた附属中の制服を着る女の子をすこし目障りに感じている
奈鶴と律、それぞれが抱える悩みや願い
おたがいを意識しながら、バスを降りたふたりは……
《男女ふたりの視点で描かれる、一歩前に踏み出す勇気をくれる青春成長ストーリー。》──出版社サイトより
「2018年度 第21回ちゅうでん児童文学賞」大賞を受賞し『みつきの雪』でデビューした著者の『夏のカルテット』に続く第3作
高学年から楽しめるコンパクトで読みやすい物語がラインナップされているPHPの“カラフルノベル”レーベルから、2023年2月刊
(『みつきの雪』は中学校15校の入試に採用されているとのこと)
劇的なドラマが起きるわけではないけれど、中学生の日常と心情をていねいに、でも重くならずに表現する描写力
ふたりは最後まで直接かかわることはないけれど、
〈なんだかいいことありそう、って。〉
何かが始まる予感を感じさせて終わる構成力
ただものではない
志鳥くんが気になりました
2023/04/18 14:37
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投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
登校のバスが同じ「あのひと」。
お互いに違う理由で気にしている男女の中学生が、それぞれの視点で語る物語です。
どちらかというと男子側〜律の方が主人公のように思えました。
最後は彼が呪縛から多少解かれたようで良かった。
女の子〜奈鶴はちょっと存在感薄かった気がします。
とうとう最後まで言葉は交わさなかったけれど、この後知り合いになるのかな?
個人的には、志鳥くんと律くんの友情をもう少し見ていたかったです。