それならば 神経使う 必要ない?
2024/06/24 21:44
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投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.内容
マスコミなどで、健康になるための情報が流れているが、その大半が根拠薄弱である(第1章、とりわけp.33図表2:エビデンスのピラミッド.を参照)。本書において林英恵は、行動や習慣に注意を払いつつも、食事、運動、睡眠、ストレス、感情について、科学的なエビデンスがどのようなものであるかを記している。
2.評価
(1)1.で「その大半が根拠薄弱」と書いたが、マスコミなどで流通している情報が全く間違いというわけではなく、本書で書かれているものがある(例えば、「座りっぱなしだと死亡リスクが高まる」(p.323)というのを筆者は知っていた)。従って、そういうのを中心に、出来そうなものを採用すればいいと思う。
(2)「エビデンスがはっきりしないことがたくさんある」(p.41)の指摘は誠実だが、その一方で、本書は参考程度で、ある程度好きにすればいいとも言えてしまう(本書を読んでインスタント食品や赤身の肉を少なくしようとは思わなかった)。
(3)以上、内容は5点(付記すると、習慣や環境など、気がつきにくい点の指摘もあり、それは有用だと思った)、(2)「その一方で」以下で1点減らして、4点とする。
良書だと思うが最終判断は自分
2023/08/31 17:22
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投稿者:.ばっは - この投稿者のレビュー一覧を見る
500頁近い大著なのだが比較的読みやすく、
さらに大事な箇所はマーカーがあり、
各章末ごとに「まとめ」があるので先に「まとめ」を頭に入れてから
気になる項目について本文を読んでもよいかもしれない。
「まとめ」は全文載せられないのでブクログに記した。
特に食事についてなど何を食べ、何を控えるとか
最終判断は自分なのだと感じる点もある。
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投稿者:マルタン - この投稿者のレビュー一覧を見る
健康に長生きするには、食事、運動、感情のコントロールが大切。自分を労わるのは日本人には難しいかも。ストレスも対処したい。
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健康になるためには、知識があるだけでは足りないことを以前から感じていた。
この本では圧倒的な量のエビデンスをもとにした、健康になるための具体的な行動方法が記されていた。すぐに取り組めるような方法も多くある。
また、世の中に氾濫する適切でない健康法を見抜く力も身につけられる本である。
この本で得た知識を活用し、健康の悩みを抱える人たちに、看護師として生活習慣改善の助言ができたら良いと思う。
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単なるハウツー本ではなく、いかに続けるかモチベーション持続というキーワードに惹かれ、多くのことが得られると期待して手に取りました。
結果は、想定よりも多くのことが得られて読んでよかったと感じました。最近、○○大全というタイトルが流行っていますがその中でも良書だと思います。
著者がパブリックヘルスの専門ということもあってか、「習慣」と「食事」は出色の出来だと感じました。
◇印象的だった部分
・「現状維持・現在志向バイアス」に起因する考え方によって行動が支配されること
・行動は必ずしも自分で決定しているわけではなく、周囲の環境によって決定されることも多いこと
・習慣するためには、必ず実施する行動とセットにするなど具体的な設定が肝になること
・今の世の中には、食品Aと病気Cの間に直接的なエビデンスはないにも関わらず、栄養素Bをとれば万事OKという間違った考えが蔓延っていること
・ストレスを感じると、何らかのゴールを持っていてもそれを無視し、いつもの習慣的パターンをとりやすくなること
食事について現時点でもわかっていないことが多く、その記載があるだけでも真摯な本だと感じました。
健康に興味があるものの、これまで行動を変えれず自己嫌悪に陥った経験がある人には気づきがある一冊になっています。また、100年寿命と言われる若い人にも手に取って欲しい内容です。
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健康に良い感情として、「プライド(誇り)」、「自分への思いやり(セルフコンパッション)」を持つこと、というのが参考になった。
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本書との出会いは、SNSで精神科医の樺澤紫苑さんが紹介していて知りました。書店で実際に手に取ったら、500ページ弱という分厚さにたじろぎ、その場は退散したのですが、書店に行くたびに気になり、とうとう買ってしまいました。
実際に読んでみると大満足な内容でした。これまでに健康に関する本を数冊読んでいましたが、いづれも睡眠や食事などひとつの領域に特化していました。一方、本書はタイトルの「健康になる技術 大全」とあるとおり、研究結果から得られた知識だけでなく、それを実現するためのノウハウが詰まっていました。
特に、WHOの健康の定義である「健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、全てが満たされた状態にあることである。」に基づいて、食事、運動、睡眠だけでなく、習慣、ストレス、感情にまで領域を広げて、健康との関連性からコントロールの仕方まで身につけることができます。
その中でも「習慣」に関する記述は、健康に関すること以外にも応用できる内容で、普段の仕事において習慣化したいことにも使っていこうと思いました。
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今月11冊目
★★★
食事、運動、習慣、ストレス、睡眠、感情の分野からエビデンスを元にした何が最適か、どうしたら解決するかをハーバードの先生がご教授。
かなり期待値の高い本だったが、この各項目ごとの本は多分全て20冊以上は読んでるから特に目新しさはあまりなかった。食事に関しては結局エビデンスは取れてないが健康に良さそうな物食っとけよって話。
総括すると美味しく食べてちょっと節制して運動して、笑顔で感謝を忘れず生きてたら健康だよって事。
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Twitterで見かけて、その引用文献の数が話題になっていたので、読みました。食事、運動、睡眠、感情とそれぞれの領域で現時点での確からしい情報が示されていて、読みやすいです。科学的にはほぼなにもわかってない(実験的には示すことが困難)ということが改めて真摯に書かれており、そんな中でも健康に効きそうなことが端的に示されています。結局、簡単に健康になる単一的な方法がある(本書曰く還元主義)わけではなく、よく寝てよく動きよく食べる、「健康的」な生活をすることでしかないということがわかりました。個人的には、感情や感謝といった精神面での豊かさをより充実させていきたいと思いました。一点、食事と比べて他の分野についてはやや甘めの書かれ方をされているように感じました。
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今まで個々に学んでインプットしてきた健康に関する知識。大全とめいうっているので、集約されているのだろうし、一括で復習してみるのに最適と思えるので目を通してみたい
#健康になる技術大全
#林英恵
23/3/1出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
https://amzn.to/3qGahYc
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7つの習慣以来のこの分厚さ。
健康に関しての探究心と熱量が素晴らしいと思います。私にとっては最後の章が印象的でした。
総じて思ったことは、人間は感情の生き物であり健康意識のある人はベースが健康的な行動をとる傾向にあるし、逆に意識が低い人は少し健康にいいことをしただけで、その行動には魔法がかかっているかのような捉え方をしている気がします。すっごく私は今いいことをしたぞと。だから、このあとちょっとくらいはいいよねと。客観的に考えると面白くて、ゾッとしますね。
私も健康と幸せは深くつながっている気がします。例え、不健康な生活を送ろうが、その人がそれで幸せならそれは健康なのかも。だから将来どのような状態になっていたいか?どのような状態が自分にとって幸せなのか?日々健康と幸せのバランスを考えて、将来の自分のための投資と貯金だと思って生活していこうと決めました。
読み応えバッチリの本です。
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健康になるための方法をエビデンスを元にまとめた本。なるほどと納得出来る内容が多く、今後健康的な充実した生活を営むためにも是非身につけておきたい内容だと思う。ただ中々難しいのは、いくら知識があって分かっていても感情によって実行出来なくなること。人間って本当に難しい生物だと思う。
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健康ブームの昨今、これは健康!こっちは不健康!とはっきり断定するものが多いと感じる。
本書はそうではなく、しっかりとしたエビデンスに基づいた生活への取り入れ方を含めた助言という形で進んでいく。
食事や運動が健康に寄与するものは多いと知っていたが、精神的なものーー仕事や家庭環境ーーがここまで健康に影響するとは思わなかった。
先にも述べたように、自身の生活への取り入れ方、心の持ち方にも言及してくれているので、無理のない程度に実践していきたい。
あわせて、これまで信じてきた健康法について、何のエビデンスがないものは、継続すべきか再考するきっかけになった。
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エビデンスとは、から説明してくれて、食事や運動といった知識だけではなく、知識を持っていても人間は感情に左右されること、その感情との付き合い方、習慣化するための方法まで書いてあってたいへん満足。「感情は選ぶことができる」という言葉がとても印象的。
そして「おわりに」を読んで、著者さんに対してめちゃくちゃ信頼感が増した。
折に触れて読み返して参考にしたい。
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公衆衛生学の専門家の養生入門。やたらと厚いが巻末のまとめにエビデンスにとあるからしょうがない。一読するとまとまった話を聞いた気になる。やはりトランス脂肪酸は減らした方がいいらしい。くらいかな。