- 販売開始日: 2023/03/23
- 出版社: 早川書房
- レーベル: ハヤカワ・ミステリ文庫
- ISBN:978-4-15-075356-6
バーニング・シーズン
著者 サラ・パレツキー(著) , 山本やよい(訳)
父の妹のエレナはアル中で身持ちが悪く、昔から一家の悩みのタネだった。そんな叔母が不審火でホテルを焼け出され、アパートに転がり込んできたのが、事件の発端だった。やがて叔母の...
バーニング・シーズン
商品説明
父の妹のエレナはアル中で身持ちが悪く、昔から一家の悩みのタネだった。そんな叔母が不審火でホテルを焼け出され、アパートに転がり込んできたのが、事件の発端だった。やがて叔母の隣人の娘が建設現場で死体となって見つかり、わたし自身にも生命の危機が・・・・・・シカゴの女探偵ヴィクの怒りの行動を描く第六作。
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身内ほどやっかいなものはない
2002/02/17 07:13
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カレン - この投稿者のレビュー一覧を見る
V.I.ウォーショースキーシリーズの第6作。
一族の鼻つまみものの叔母エレナが、住んでいたホテルを焼けだされて、ヴィクを頼って真夜中にたずねてきたところから事件は始まる。これに、ヴィクの友人でヒスパニックの政治家ロズや、かつて微妙な関係にあった警官マイク、建設業界の大物などがからんで、事件は思わぬ広がりを見せる。
このシリーズを読む醍醐味は、なんといっても主人公のウイットのきいたセリフと、細かい生活描写だろう。彼女の弁舌がもっとも鋭くなるのはなんといってもいっても、別れた夫のディックや、警察関係者のような権力主義、男権主義者たちと対決したときだ。おかげで彼女の名前はシカゴの「街中に焼き付けられて」いる。
ヴィクも37歳。年老いたアル中で行き場のない叔母の姿に自分の未来を重ねてみたり、辛抱強くなった、と自分を評してみたり、歳を気にしている発言も見られる。それでも、今回も殺人者に頭をひどく殴られるは、火事から叔母を救い出すわ、事務所には忍び込むわ、相変わらず無謀な活躍を繰り広げている。
もう若くはないわ、とぼやきながらも、なにかあるとやはり突進せずにはいられない。ヴィクにはいつまでもそのままでいてほしい。
