- 販売開始日: 2023/03/23
- 出版社: 早川書房
- レーベル: ハヤカワ・ミステリ文庫
- ISBN:978-4-15-075352-8
レイクサイド・ストーリー
著者 サラ・パレツキー(著) , 山本やよい(訳)
いとこの元ホッケー選手が埠頭から落ちて死んだ。死因に疑いを抱くわたしは彼のマンションを訪れるが、部屋は荒され、警備員まで殺されていた。たった一人のわたしに襲いかかる魔の手...
レイクサイド・ストーリー
08/20まで通常792円
税込 396 円 3pt商品説明
いとこの元ホッケー選手が埠頭から落ちて死んだ。死因に疑いを抱くわたしは彼のマンションを訪れるが、部屋は荒され、警備員まで殺されていた。たった一人のわたしに襲いかかる魔の手、五大湖を走る大型貨物船の爆破・・・・・・海運業界に渦巻く陰謀とは? ハードボイルド界に颯爽と登場した女探偵ヴィクの第二作。
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V.I.ウオーショースキー・シリーズ第2弾
2002/04/04 23:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カレン - この投稿者のレビュー一覧を見る
いとこのブーム・ブームは、ヴィクの現存するうちでは唯一の親しい親戚だった。プロホッケー界のヒーローだったが、怪我で引退した後は、穀物会社に勤めていた。そのブーム・ブームが埠頭から落ちて死んだことより、今回の事件は始まる。
自殺? それとも殺人? 納得できないヴィクは、独自に調査を開始する。すると、まるで誰かが、かぎまわられるのは困ると言わんばかりに、探偵の車に細工がなされ、彼女はフリーウエイで危うく死にかけるほどの大事故を起こす。
そしてまた、行く先々で会う人々がすべてあやしい。本人はブーム・ブームの恋人だったといっているが、どう見ても彼のタイプには洗礼されすぎていて美しすぎるペイジ。一労働者から立身出世して、今では船舶会社社長となったブレドソー。彼がディナーに誘っている間にV.I.の車に細工がなされたり、怪しい人物を自家用ヘリコプターにこっそり乗せていたりと、一見するとこの人が一番怪しい。それから、ブーム・ブームの上司。小物っぽいので今回の事件ではどの程度の役割を果たしているか定かではないものの、露骨に何かを隠している。シカゴ海運界のドンのグレイホークも、一見紳士のように見えるが、ライバルのブレドソーを公衆の面前ではずかしめたりと、これまた何かありそう。
ウオ-ショースキー・シリーズは一定のパターンがあって、悪人は必ずそこそこのお金か権力を持っていて、保身や欲のために犯罪に手を染める。脇役に貧しい労働者階級の人が出てくる。彼/彼女はべつに貧しいけれど心の美しい聖人、というわけではなく、偏見にとらわれていたり、なまけものだったりするよくいる普通の人だ。今回はすぐ殺されるマンションの管理人の黒人の奥さんがそれだ。そして、ヴィクは必ず最後に犯人と正面から対決して、危機一髪に陥る。
こうしてみるとワンパターンだが、私のようにそれが好きな人も多いことだろう。今回の五大湖を行き来する輸送船と穀物業界のように、サラ・パレツキーは毎回読者がひきこまれるテーマを用意するのがうまいので、パターンは同じでも飽きさせない。ヴィクがお金にならない調査をぼやくのをききたくて、新刊が出ると真っ先に手を取ってページをめくってしまう。
真相究明への執念が凄まじい
2023/09/27 13:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:future4227 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ2作目。前作に引き続き、企業による組織的犯罪の真相を暴く。今回は五大湖の海運業を巡る不正横領からの殺人や破壊工作を美人私立探偵ウォーショースキーが追いかける。きっかけは仲の良かった従兄の転落死。本当に事故だったのか?ただそれだけを確かめたくて、僅かな手がかりを元に調査を始める。テーマはちょっと地味なんだけど、ゆく先々で殺人やら大事故が頻発して、なんか凄いことになっちゃう。死にかけて入院までしてるのに動き出しちゃう彼女の執念がこれまたスゴイ。そんな彼女は実はオペラを歌えることが判明。
