- 販売開始日: 2023/04/07
- 出版社: サンクチュアリ出版
- ISBN:978-4-8014-0118-1
いとエモし。 超訳 日本の美しい文学
著者 k o t o
10代のうちは、国語にも古典にもまったく興味が持てなかった著者が、大人になったある日、「まいて雁(かり)などの つらねたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。」という、『枕...
いとエモし。 超訳 日本の美しい文学
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商品説明
10代のうちは、国語にも古典にもまったく興味が持てなかった著者が、大人になったある日、
「まいて雁(かり)などの つらねたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。」
という、『枕草子』の一節を見てふと心をつかまれた。
「ああ、『エモい』ってことか」
秋の夕暮れを見て、
冬の朝の寒さに震えて、
春の朝焼けの景色を見て、
夏の夜に雨音を聴いて、
清少納言が感じた「いとをかし」。
それは「まじエモい。」だったのだ。
*
本書は、枕草子、万葉集、古今和歌集、徒然草……などに綴られた古の言葉たちを、「いまを生きる私たちの感覚」に合わせて“エモ訳“した上で、超美麗なイラストによって視覚化した新感覚エッセイ。
ページをめくるたびに、先人たちが作品に込めた「エモパワー」を強烈に感じながら、切なくなったり、勇気がわいてきたり、なんともいえない胸いっぱいな気持ちになれる本です。
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古典エモ訳エッセイ
2023/04/30 21:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『枕草子』『平家物語』など一度は聞いた事がある古典を、多彩なイラストと現代語訳で超絶わかり易くしたエモエッセイ。
解説もとても丁寧で、古典はちょっと…という方はそこはスルーして、エモ訳と解説だけ読んでもめちゃくちゃ勉強になる。歌に合ったイラストがまたエモさを際立たせ、わけもなく泣きたくなった。
言えない気持ちをそっと歌に認めた、そんな秘めた想いから、今で言う「晒す」行為だったり、色々な都合で聞いてもらえなかった、聞かせられなかった想いを形にしたものまで、色んな歌の新しい形を味わえる作品。
昔の人の心(考え方)はわかり難いと思っていたけれど、現代的なエモ訳を通すと、今も昔も思う事はそう変わらない印象を受け、ずっと身近に感じられた。回りくどく感じる表現も、纏まらない心の裡がそのまま出ている切実さと捉えると、これもまた理解が深まった気がした。
古典に限らず、苦手と距離を取るよりも、角度を変えて歩み寄ってみると、新たな発見があるかも。
ものすごい超訳だけど、面白い
2023/07/17 14:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
古典なんて面白くもナイと思っていたのに、「いとをかし」が「マジエモい」だと気付いて古典の魅力にとりつかれた作者が紹介する超訳古典文学。
百人一首の和歌から、更級日記のお気に入りエピソード、小林一茶などの時代まで多用に好きな古典文学を裏の意味まで勝手に考えて「超訳」していて、面白い。
ついでに美麗イラストつき。
イラストが美麗すぎて正直文字は読みづらい。でも現代的超訳文も面白いし、イラストカタログといってもいいくらいたくさんのイラストがあって綺麗で贅沢な本だった。
和歌の訳より日記の訳のが面白かったね。
をかし・あわれがエモーショナルに
2023/07/13 06:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
いまどきの「エモい」視点から味わうと、とっつきにくかった古典にも親しみが湧いてきます。橋本治さんの「枕草子・桃尻語訳」も読み返してみようかな。