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- 販売開始日: 2023/04/25
- 出版社: ミリオン出版/大洋図書
- ISBN:978-4-8130-4654-7
昭和の怪人
著者 朝倉喬司
昭和に入り、猟奇事件が続発した。帝都が大震災からモダン都市に生まれ変わっても日本中を襲う不安は拭えなかった。テロと弾圧が横行し、軍靴の音だけが次第に大きくなる。軍人が威張...
昭和の怪人
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商品説明
昭和に入り、猟奇事件が続発した。帝都が大震災からモダン都市に生まれ変わっても日本中を襲う不安は拭えなかった。テロと弾圧が横行し、軍靴の音だけが次第に大きくなる。軍人が威張りだし、大人も子供も男も女も火の玉となり戦う「総力戦」の時代がやってくる。昭和は戦わなければ生きられない時代だった。敗戦後も、人々は焦土に力の限り立ち上がる。占領軍来たり去り。「平和」の世でも事件は多発。猛スピードで駆け抜けた高度経済成長。暮らしは豊かになるが、誰の心にもポッカリ穴が開いたままだった。人々の心の穴から生まれるように「怪人」が生まれては消えた。怪人を追うように、事件記者として幾多の事件現場を疾駆した伝説のルポライター朝倉喬司が、ならではの筆致で描く怪人人別帖。
【目次】
【猟奇のヒロイン】阿部定はまだ生きている
【第一章】戦争と軍人
小野田寛郎/石原莞爾/辻政信/大西瀧治郎
【伝説の鉄砲玉】夜桜銀次はなぜ死んだ
【第二章】動乱の政治・思想
山口二矢/永田洋子/北一輝/出口王仁三郎/徳田球一/田中英光/熊沢天皇/深沢七郎
【津山三十人殺し】都井睦雄という闇
【第三章】昭和の怪事件
モンタージュの男/小佐野賢治/福田和子/梅川昭美/永野一男/キツネ目の男
【特別寄稿】昭和とは「怪人の時代」だった
【第四章】英雄か、それとも
金嬉老/モーナ・ルダオ/比嘉和子/玉本敏雄/千石イエス
【東京・埼玉連続幼女誘拐殺人】宮崎勤の最終人格
【第五章】恐るべき若者たち
川藤展久/山崎晃嗣/山際啓之/永山則夫/前野光保
【ハダカとセックスの時代】昭和に抱かれた女たち
田口ゆかり/一条さゆり/ジプシー・ローズ/毛利郁子/愛染恭子
【昭和の恐怖都市伝説】口裂け女の正体
【第六章】孤高の天才伝説
たこ八郎/グレート東郷/トニー谷/池永正明/藤田小女姫/リトル・フランキー/テレサ・テン
【時代を見続けた男・為五郎】のぞき屋がいた時代
【著者プロフィール】
朝倉喬司(あさくら・きょうじ)
1943(昭和18)6月23日~2010(平成22)11月末。岐阜県生まれ。早稲田大学文学部社会学科中退。業界紙記者を経て、69年より講談社『週刊現代』社外記者。81年、ルポライターとして独立。『犯罪風土記』『メガロポリス犯罪地図』『涙の連続射殺魔・永山則夫と六〇年代』『都市伝説と犯罪――津山三十人殺しから秋葉原通り魔事件まで』など著書多数。実話ナックルズ連載「栄光なきカリスマ」が遺稿となった。
※こちらの商品は実話ナックルズで過去に掲載された記事を再編集したものになります。
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