知っておきたい地政学
2023/09/28 15:54
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
アメリカや中国、ロシアといった国々と比べれば日本の国土は狭いが、世界の平均から見れば日本は決して狭い国ではなく、国土をすべて海で覆われている島国であるということは、多くの利益をもたらしてくれるという、なるほどの本でした。
中学生向きかな。
2024/08/09 07:54
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投稿者:silva21jp - この投稿者のレビュー一覧を見る
説明は分かりやすいですが、日本中心なので地政学というよりも
現代社会解説といった感じです。欧州情勢などがイマイチ。
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
地政学といっても日本に身近なところの紹介だけだ。番組の補足的紹介もあるが内容は薄い感じがする。この手の本が多いが内容に工夫がもっと必要だろう。
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最近の国際情勢気になりすぎる。地政学的観点がその状況を作り出しているのは間違いない。地政学はまだ学び始めたばかり、気になっている旬な内容ばかりなので読んで考えてみたい
#地政学のきほん
#池上彰
23/4/29出版
#読書好きな人と繋がりたい
#読書
#本好き
#読みたい本
https://amzn.to/44c1UTu
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毎回池上さんの著書は分かりやすくて勉強になる。地政学は、現代の世界を知る上でとても有効な考え方ではあるが、それだけで全てが分かった気になってはいけない。これまでに至る歴史があって、そして人が関わっているのだから。
ロシアや中国が取り出たされる昨今、これまで優位性を誇ってきた西側諸国がどのような状況にあるのかがよく分かる。
結局、歴史は繋がっているということが、学べば学ぶほど痛感する。
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「そうだったのか」シリーズで国内外のニュースを分かりやすく解説してくれる池上氏により書かれた本で、地政学の観点から解説されています。最近ではロシアによるウクライナの侵攻が有名ですが、これも地政学的な観点で見るとロシアの考えも理解できるような気がしました。中国が史上初めて、ランドパワーとシーパワーの両方で君臨しようとしていますが、果たしてどのような展開となるのでしょうか、これからの成り行きが注目されるところです。
日本では戦後から長い間、地政学という学問は忌避されてきた感がありますが、それを支持してきた重鎮さん達がほぼいなくなった頃から、その呪縛が解けてきたような気が、私はしています。歴史上の事件・戦争や現在起きている紛争などを、地図・地形を考慮して考えることは大事だと思うので、池上氏の今回のような本が今後も出てくることを期待しています。
以下は気になったポイントです。
・地政学の「地」は地理のこと、「政」は政治である。地理と政治が一緒になっている、つまり、それぞれの国が置かれている地理的な環境から国際情勢や歴史的な出来事を分析する学問、これが地政学である。地理的な条件によって、その国の政治・歴史・性格などがある程度決まってくると考える(p16)
・現代ではシーパワーの国の方が世界への影響力を持ちやすく世界覇権を握りやすいと言われる、海に面した国の方が世界では有利、海上貿易を活用できる利点がある。現在では約90%(重量ベース)を海上貿易を占める(p23)
・世界にはチョークポイント(この海域を押さえておけば世界の貿易に影響力を持てる)がある、パナマ運河・マゼラン・マラッカ・ホルムズ・ボスポラス・パブエルマンデブ海峡・喜望岬・スエズ運河・ジブラルタル・イギリス海峡)(p26)
・連邦と合衆国はほとんど意味は同じ、州は独立した国になれるが、多くの州が合体して連邦が作られる、大きな国に対抗するために。ただし州ごとに考え方、民族が異なるのでそれぞれの独自性を大事にして自治を認めて、連邦として纏まろうとしている(p34)イギリス国王を国家元首にしなくても加盟できるのがイギリス連邦で、56ヵ国もある(p62)
・自分から緩衝地帯になろうとしたのが、スイス・オーストリア・フィンランド・スウェーデン、東ドイツ・ポーランド・チェコスロバキア・ハンガリーはソ連から見れば緩衝地帯であった(p41)
・ウクライナがロシアの言うことを聞くようにしておきたい、ウクライナに影響力を持ち続けたいと言うことで、ウクライナ侵攻に踏み切った(p45)
・ウクライナは半導体を作るのに必要な、希少ガス(レアな種類のガス)の産出国で、世界の7割を占めている(p54)
・中国は北朝鮮が核開発を進めて、頻繁にミサイルを発射することに頭を痛めているが本気でやめさせようとしない。それは緩衝地帯として北朝鮮を存続させることが中国の利益になるから(p70)北朝鮮は密かに中国に石炭を売って外貨収入を得ている(p71)韓国は日本やアメリカから見ると緩衝地帯である(p134)
・首長と王様は実質的には同じだが、アラブ首長国連邦は、サウジアラビア王国に気を遣って呼び方を変えている(p84)
・1997年にイギリスが中国に帰したのは香港全域ではない、アヘン戦争(1842)で香港島が永久割譲、アロー戦争で九龍(1860)が永久割譲、そして1898年に九龍半島が99年間借り受けた、香港島には水がないので、ここも99年に変更した。イギリスのサッチャー首相は鄧小平と返還期限の延長を話し合ったが、結局、1997年に九龍・香港島を含めた香港全域の返還となった(p94)
・エチオピアは1936年にイタリアに占領されるまで、3000年間独立を保ってきたので、その強さにあやかって、他のアフリカの国もエチオピアの国旗の3つの色(赤、黄、緑)を参考にして国旗を作ったと言われている(p122)
・日本が他国からミサイル攻撃を受けたら、まず海上自衛隊のイージス艦がミサイルを発射して迎撃、撃ち漏らした場合は、陸上の高射隊(航空自衛隊所属)が、ペトリおっとミサイルで迎撃(p161)
2023年5月17日読了
2023年6月3日作成
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きっと超初級ですごいわかりやすい。戦争って陣取り合戦で、土地と資源のためにそれぞれが野望を抱いている。ってことがざっとわかる。
主な登場人物はロシアにアメリカ中国、そしてきになる台湾の事情。
ラブアンドピースは建前なのか??
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「地政学」というと、なんだかネトウヨ臭くてイヤな印象だった(書店でもこのテーマはヘイト本とよく一緒にされている)。
だから、丁度いい俯瞰的な解説をしてくれる池上“お父さん”彰は、こういう時だと本当に頼りになるねえ。
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一時期何かと話題になった「地政学」の観点を基に、世界の勢力争いや各国の思惑などを分かりやすく解説した本です。
中国の勢力拡大、ロシアのウクライナ侵攻の思惑、香港制圧といった世界情勢の話題から、日本の防衛費増額、シーパワー・ランドパワーなど、身近な話題までよく学べる本です。
地政学や世界のニュースについて基礎から学びたい人におすすめです。
★この本は、テレビ朝日の「池上彰のニュースそうだったのか!!」の放送内容を中心にまとめられています→https://www.tv-asahi.co.jp/ikegami-news/
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ウクライナ問題が分かりやすく書かれていた。台湾有事が深刻だという印象だった。我々は何をすべきだろう。
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今、世界で起きている出来事の理解を深めるため、私は、「13歳からの地政学」から始まり「20歳の自分に教えたい地政学のきほん」へと地政学に触れ始めたところです。特に本書ではディフェンスラインと緩衝地帯、多言語国家「ベルギー」、イギリスにの箇所が印象に残りました。
著者の本は、大人の教科書のようでとても勉強になります。
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国際情勢がよくわかる1冊だった。
日本が島国であるメリット、中国とアメリカとの関係、ロシアとウクライナの関係、、どれも関心が深まった。
今後、日本は防衛費をあげるとのこと。足りないぶんは法人税、復興特別所得税、たばこ税で賄うとあるが、なぜに復興特別所得税?ちょっと納得できない。
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去年から今年にかけてちょっと流行った「地政学」
今年のうちに改めて押えておこうと思いました
そんな時頼りになるのはやっぱり池上彰さん
「きほん」を教えてもらいましょう!
と思って読んでみました
いやー分かりやすい、分かりやす過ぎる
さすがの池上彰さん
でもちょっと「きほん」過ぎて、既に見知っていることばかり
かなり物足りない
どうする?
もっと専門的なのに進んでみる?
うーん(゜-゜)
まっ今回はこれでいいや
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日本はロシア、中国、北朝鮮という、独裁政権の核保有国を3つも隣人に抱える非常に地政学的なリスクが高い国だということを改めて思い知った。日本国民にはイマイチこのあたりの知識や危機感がない気がするので、もっと日本の抱える地政学的リスクを認識する必要があるだろう。ロシアウクライナ戦争も対岸の火事ではない。もしロシアが戦力を残してウクライナに圧勝したらどうなるのか。ロシアと北方領土問題を抱える日本にもその牙が向けられないという保証はどこにもない。またロシアの侵攻の成功は中国の台湾侵攻をトリガーしかねない。そうすると日本の尖閣諸島や沖縄も危ない。もっとアンテナを高くして各国の思惑について理解しておく必要があると痛感した。
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読書マラソン感想カードより;
大学生にもなって地理・世界情勢があまりにも弱すぎるから危機感を覚えて読んだ。僕のようなちゃらんぽらんな人間でも読みやすかったけど、これでわかった気にならないで、お勉強を続けることが大切ですね。
あたらし(海洋政策文化学科)