電子書籍
スキマワラシ
著者 恩田 陸
白いワンピースに、麦わら帽子。廃ビルに現れる都市伝説の“少女”とは?――太郎と散多は古道具店を営む兄弟。ものに触れるとそこに宿る記憶が見えるという散多は、古いタイルからこ...
スキマワラシ
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スキマワラシ (集英社文庫)
商品説明
白いワンピースに、麦わら帽子。廃ビルに現れる都市伝説の“少女”とは?――太郎と散多は古道具店を営む兄弟。ものに触れるとそこに宿る記憶が見えるという散多は、古いタイルからこれまでにないほど強烈なイメージを受ける。そこに映し出されたのは幼い頃に亡くした両親の姿だった。タイルと両親にまつわる謎と、廃ビルで目撃された少女の都市伝説が交差するとき、時を越えた物語の扉が開く……。再開発予定の地方都市を舞台に、兄弟のひと夏の不思議な冒険を描くファンタジックミステリー長編。
目次
- 第一章 兄のこと、名前のこと/第二章 壁の色のこと、茶碗の帰還のこと/第三章 ジローのこと、発見のこと/第四章 チーズケーキのこと、N町のこと/第五章 落語CDのこと、トンネルのこと/第六章 銭湯のこと、胴乱のこと/第七章 坂道の先のこと、黄色いテープのこと/第八章 風景印のこと、「ゆるさ」のこと/第九章 兄が遭遇すること、その反応のこと/第十章 「ダイゴ」のこと、「ハナコ」のこと/第十一章 準備のこと、もう一匹のこと/第十二章 ドアを探すこと、消防署のこと/第十三章 ちょっとした寄り道のこと、世間での呼び名のこと/第十四章 みんなのこと、僕らのこと/文庫版あとがき
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紙の本
ホラー&ファンタジー
2023/06/11 01:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「長く続く近代」から着想を得た本。
恩田さんのあとがきを見ていると
小説のタネというのはほんとうにどこにでもあるのだと思わされる。
ちょっとホラーだけれどちょっとファンタジーな存在。
スキマワラシ。
もうほとんどが失われていく高度成長期の残像。
魅惑の建造物にみとれているあいだに
あっという間に読了してしまった。
紙の本
いちばん時間がかかったかも
2023/05/31 21:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
何か凄いことが起きそうで結局よく分からない、起承転結の起伏乏しい作品を読ませる筆力はさすが恩田陸です。
紙の本
オチがついたような中途半端なような
2023/05/18 11:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
骨董品屋を営む兄弟。弟はモノの記憶を読む力があり、ある時古いタイルに触れて強烈な体験をした事から同じようなタイルを探すようになる。
兄弟の行く先で現れた謎の白いワンピースの少女。彼女は「ハナちゃん」を探しているようなのだが…。
相変わらずの恩田節といいますか、しまいまで読んでも、結局少女は何故兄弟と(正確には醍醐覇南子に?)関係あるように描かれていたのか分からないまま、最後に時と場所をワープする不思議現象だけ起こして終わったという感じです。
読みやすいし、時々引き込まれる場面(ホラーっぽい)はあるんだけど、読み終わると
「え、結局なんやったん?」みたいな。渡された種の意味もよくわからないし。主人公が子どもの頃友人に紹介した女の子の謎は一応オチがついていたのかな?
主人公が人づてに聞いた都市伝説みたいな小話は面白かったです。
分厚い本だけど、メインの「タイル探し」「白いワンピースの少女」だけにエピソードを絞ったらかなり薄くなりそうだけど、オチが弱いだけにそれだと物足りないでしょうか。
ゆるく読めるお話です。
紙の本
スキマワラシ
2024/03/01 14:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
語り口が軽く、読みやすいが、間延びした感じがした。
結局、スキマワラシは何をしたかったんだろう。スキマワラシって、誰かだったのか? 兄弟達と関係があったのか? ぼんやりしたまま終わってしまった。
何か読み残したことがあるような、読後感だった。
紙の本
途中でやめてしまったがのんびりした怪奇作品が読みたい人向けかな?
2023/10/18 09:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MMERI - この投稿者のレビュー一覧を見る
まずは幽霊の話を信じなきゃいけない(というか延々と幽霊の話だからそういうものとして受け入れないといけない)から無理だった。
幽霊の話をされても…。悪魔の証明。